【F1 カナダGP 速報】安定した走りのベッテルがポール・トゥー・ウィン

YUYA YAMAGUCHI

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カナダ出身の伝説的なレーサーの名を冠する「ジル・ヴィルヌーヴ・サーキット」は、長いストレートと角度のあるコーナーを組み合したサーキットである。ドライバーの技術とマシンのパワーが必要とされる同地で全70周のレースを制したのは、予選でコースレコードを叩き出し、ポールポジションを獲得したベッテルだった。

この日の決勝も、気温19℃、路面温度41℃という快晴でスタートを迎えた。スターティンググリッドはフロントローからベッテル、ボッタス、フェルスタッペン、ルイス・ハミルトン、キミ・ライコネン、ダニエル・リカルドといった実力者が並んだ。前日のマシントラブルで1周も走れなかったロマン・グロージャンは最後尾から、パワーユニットの交換によるグリッド降格によってピエール・ガスリーは19番手から上位進出をうかがう。

レッドシグナルが消え、レース開始。全車、ターン1を無事通過したものの、ターン5でランス・ストロールとブレンドン・ハートレーがサイド・バイ・サイドで争った結果、接触してクラッシュ。2台ともここでリタイアを喫してしまう。この影響でセーフティカーが導入され、5周目にやっと再開された。

上位陣ではフェルスタッペンとハミルトンが16周目に、リカルドが18周目にピットインし、いずれもスーパーソフトタイヤに交換して1ストップ作戦を継続させる。この後、レースは膠着状態に。首位を守り続けるベッテルは38周目にようやくピットに入り、トップのまま復帰することに成功した。最後はボッタスとのギャップを広げながらトップチェッカーを受けた。まさに、圧巻のパフォーマンスで、第2戦以来の今季3勝目を挙げた。

2018カナダGP 決勝結果

順位 ドライバー チーム タイム ピット回数
1 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1:28:31.377 1
2 バルテリ・ボッタス メルセデスAMG +7.376 1
3 マックス・フェルスタッペン レッドブル +8.360 1
4 ダニエル・リカルド レッドブル +20.892 1
5 ルイス・ハミルトン メルセデスAMG +21.559 1
6 キミ・ライコネン フェラーリ +27.184 1
7 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー +1 Lap 1
8 カルロス・サインツ ルノー +1 Lap 1
9 エステバン・オコン フォース・インディア +1 Lap 1
10 シャルル・ルクレール ザウバー +1 Lap 1
11 ピエール・ガスリー トロロッソ +1 Lap 1
12 ロマン・グロージャン ハース +1 Lap 1
13 ケビン・マグヌッセン ハース +1 Lap 1
14 セルジオ・ペレス フォース・インディア +1 Lap 2
15 マーカス・エリクソン ザウバー +2 Lap 1
16 ストフェル・バンドーン マクラーレン +2 Lap 2
17 セルゲイ・シロトキン ウィリアムズ +2 Lap 1
  フェルナンド・アロンソ マクラーレン DNF(40 Laps) 1
  ブレンドン・ハートレー トロロッソ DNF(0 Laps) 0
  ランス・ストロール ウィリアムズ DNF(0 Laps) 0

YUYA YAMAGUCHI