F1 イタリアGP、メルセデス・ハミルトンがV!! フェラーリが18年ぶりの優勝逃す【3点解説】

MASAHIRO OWARI

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F1 イタリアGPは今年も、ヨーロッパラウンドの最終戦だった。伝統の一戦の予選でフロントローを独占したのは地元フェラーリ勢。しかし、スタート直後にタイトル争いを演じるセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)が接触した。ティフォシにとって、波乱のスタートとなった。

ポイント1:18年ぶり、フロントローのフェラーリ勢だったが……

イタリアGPはフェラーリの母国グランプリ。土曜日の予選ではキミ・ライコネンがポールポジションを獲得し、チームメートのセバスチャン・ベッテルも2番手につけた。地元でフェラーリがフロントローを独占するのは2000年のミハエル・シューマッハ&ルーベンス・バリチェロ以来、18年ぶりのことだった。

2010年のフェルナンド・アロンソ以来の優勝の期待が寄せられたが、レースはスタート直後に、まず2番手のベッテルが3番手からスタートしていたメルセデスのルイス・ハミルトンと接触。いきなり最後尾まで落ちる波乱のスタートとなった。

ポイント2:ハミルトンが敵地で逆転優勝。2位との差を今年最大の30点に

ベッテルとのバトルを制したハミルトンは、トップのライコネンを追ったが、1回目のピットストップでは逆転できなかった。しかし、ピットストップのタイミングの違いから、ライコネンはタイヤにブリスターを抱え、徐々にハミルトンが接近してくる。

45周目、ついにハミルトンがライコネンをオーバーテイク。残り8周でトップに立ったハミルトンが、そのままチェッカーフラッグを受けた。ベッテルが4位に終わったため、2人のポイント差は今年最大となる30点に開いた。

ポイント3:トロロッソ・ホンダは2台とも接触に見舞われノーポイント

9番手からスタートしたピエール・ガスリー(トロロッソ)だが、スタート直後にウイリアムズの2台に先行を許した。その後、セーフティカーラン明けの再スタートでフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)と接触。マシンにダメージ負ったガスリーは、完走するのがやっという状態で15位完走を果たした。

しかし、レース後に6位に入賞したロマン・グロージャン(ハース)のマシンに、車両規定違反が発覚。失格処分を受けたため、ガスリーの最終順位は14位と1つ繰り上がった。


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