▶F1観るならDAZNで。1カ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
F1最終戦アブダビGPの決勝は、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンがほぼパーフェクトなレース内容でポール・トゥー・ウィンを成し遂げた。
アブダビGPは夕刻から始まってトワイライトレースへと移行する、景観の美しさも印象的な最終戦に相応しい一戦。開催される「ヤス・マリーナ・サーキット」は数少ない反時計回りのレイアウトで、ピットレーン出口のトンネルも特徴である。すでにドライバーズはルイス・ハミルトン、コンストラクターズはメルセデスAMGと年間チャンピオンが決しているが、来季参戦しないことを発表している元世界王者、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)のF1ラストランなど、注目度は高かった。
フォーメーションラップ時のコンディションは気温32℃、路面温度34℃のドライ。最前列からメルセデスAMG、フェラーリ、レッドブルがきれいに並ぶスターティンググリッドで、各車ウルトラソフトタイヤでの出走だが、6番のマックス・フェルスタッペンのみハイパーソフトタイヤだ。レッドシグナルがオールブラックになりレース開始。上位陣ではフェルスタッペンが出遅れたが、その他は順調なスタートを切った。しかし後方でニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)のタイヤがロマン・グロージャン(ハース)のタイヤの上に乗っかってしまい、ヒュルケンベルグのマシンが跳ね上がって回転するビッグクラッシュを喫した。幸いヒュルケンベルグは無事だったが、いきなりセーフティカー出動となった。
レースは5周目に再開されたがその翌週、4番手を走行していた、この一戦でフェラーリを離れることが決まっているキミ・ライコネンがマシントラブルで無念のストップ。ここでリタイアとなったことで、今度はバーチャルセーフティカーが発動された。この機にトップのハミルトンがピットインして、スーパーソフトタイヤに交換する。9周目にレースが再開された時点ではバルテリ・ボッタス(メルセデスAMG)が暫定首位で、ハミルトンは5番手での復帰に成功した。
15周目に2位セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がピットインするが、ピット作業にミスがあってコース復帰がわずかに遅れてしまい、この翌周にピットに入った首位ボッタスの前に出る作戦が失敗。ハミルトンは、この間にボッタスもかわして再び首位に立った。2位ボッタスに対して3位ベッテルは35周目、DRSを使ってオーバーテイクに成功し、その後方のフェルスタッペンとダニエル・リカルド(レッドブル)も、タイヤが苦しいボッタスをパスする。
一方トップのハミルトンは、2位ベッテルとのギャップを5秒でキープする余裕の走行を見せる。終盤にベッテルがスパートをかけるが、ハミルトンもペースを上げて両者が自己ベストを更新するという、最後まで競い合う展開に。最終的にベッテルは2.581秒差まで縮めたものの、ハミルトンがそのままトップチェッカーを受けて勝利した。その後、メインストレートではハミルトンとベッテルがアロンソに敬意を表してドーナッツターンを見せ、11位フィニッシュのアロンソもそれに応えるように3台が競演。有終の美を飾った。
2018 アブダビGP(第21戦) 決勝結果
順位 | ドライバー | チーム | タイム | ピット回数 | |
1 | ルイス・ハミルトン | メルセデスAMG | 1:39:40.382 | 1 | |
2 | セバスチャン・ベッテル | フェラーリ | +2.581 | 1 | |
3 | マックス・フェルスタッペン | レッドブル | +12.706 | 1 | |
4 | ダニエル・リカルド | レッドブル | +15.379 | 1 | |
5 | バルテリ・ボッタス | メルセデスAMG | +47.957 | 2 | |
6 | カルロス・サインツ | ルノー | +1:12.548 | 1 | |
7 | シャルル・ルクレール | ザウバー | +1:30.789 | 1 | |
8 | セルジオ・ペレス | フォース・インディア | +1:31.275 | 1 | |
9 | ロマン・グロージャン | ハース | + 1Lap | 1 | |
10 | ケビン・マグヌッセン | ハース | + 1Lap | 1 | |
11 | フェルナンド・アロンソ | マクラーレン | + 1Lap | 1 | |
12 | ブレンドン・ハートレー | トロロッソ | + 1Lap | 1 | |
13 | ランス・ストロール | ウィリアムズ | + 1Lap | 1 | |
14 | ストフェル・バンドーン | マクラーレン | + 1Lap | 1 | |
15 | セルゲイ・シロトキン | ウィリアムズ | + 1Lap | 1 | |
ピエール・ガスリー | トロロッソ | DNF(46Laps) | 1 | ||
エステバン・オコン | フォース・インディア | DNF(44Laps) | 2 | ||
マーカス・エリクソン | ザウバー | DNF(24Laps) | 1 | ||
キミ・ライコネン | フェラーリ | DNF(6Laps) | 0 | ||
ニコ・ヒュルケンベルグ | ルノー | DNF(0Lap) | 0 |
【DAZN関連記事】
● 【必読】DAZN(ダゾーン)の"トリセツ" 最新・2018年版!
● ネットでプロ野球中継を視聴する方法を紹介
● DAZNでのプロ野球の放送予定や試合スケジュール
● DAZNでF1放送を視聴する方法は?
● 【最新・2018年版】F1の放送予定・レース日程まとめ
● ネットでMLB中継を視聴する方法を紹介
● MLBの試合日程・放送予定|テレビでの視聴も可能?/2018シーズン