【F1バーレーンGP】フェラーリの ベッテルが2連勝。ホンダが復帰後、最高の4位!

MASAHIRO OWARI

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第1戦に続き、2戦目のバーレーンGPも波乱が起きた。トップを走るセバスチャン・ベッテルが所属するフェラーリが、チームメートのキミ・ライコネンのピットストップ作業で事故を起こし、ピットクルーが大ケガを負った。レースは今回もフェラーリ対メルセデスの一騎打ちとなり、その後方ではトロロッソ・ホンダが大躍進していた。

★ポイント1:ライコネンのピットストップで事故

予選でメルセデスを圧倒したフェラーリ。ポールポジションからスタートしたセバスチャン・ベッテルは好ダッシュを決め、トップで1コーナーをクリアしたが、2番手からスタートしたキミ・ライコネンはボッタスにかわされ3番手に後退した。

さらに2回目のピットストップ時のタイヤ交換作業で、作業が終えていないにも関わらず、チームがライコネンを発進させるミスを犯してしまう。ライコネンはピットレーンでマシンを止めてリタイア。後輪に巻き込まれたメカニックは左脚の脛骨と腓骨を折る重傷を負ってしまった。

★ポイント2:ベッテルにボッタスがレース終盤襲いかかる

ピットクルーを1人失ったフェラーリは、先頭を走るベッテルの戦略を2ストップから1ストップに切り替えて逃げ切りを図る。ところが、ボッタス(メルセデス)よりも軟らかいソフトタイヤでロングランを行なっていたベッテルのタイヤは、レース終盤に入ると性能が急激に低下した。

最後の5周は2秒を切る大接戦となったが、なんとかベッテルが逃げ切り、開幕から2連勝を飾った。2位はボッタスで、9番手からスタートしたハミルトンは3位でフィニッシュし、選手権2位の座を守った。

★ポイント3:ホンダがF1復帰後、最高位となる4位を獲得

開幕戦でパワーユニット「MGU-H」にトラブルを起こしたホンダは、このバーレーンGPに対策を施した改良版を投入。予選でピエール・ガスリーが6位につけると、レースでは終始安定したペースで、ライバル勢を寄せ付けず、4位でフィニッシュ。

「4位という結果は、現時点のわれわれにとって望みうる以上の最高の結果。トロロッソと組み、新しいチーム、新しいドライバーで臨んだ初めてのシーズンの2戦目で2台完走でき、開幕戦から着実に一歩前に踏み出せたと思っています」(ホンダ/田辺豊治F1テクニカルディレクター)

MASAHIRO OWARI