F1イタリアGP、フェラーリは母国勝利なるか【3点解説】

MASAHIRO OWARI

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第13戦ベルギーGPに続いて、2週連続で開催されるのはイタリアGPだ。フェラーリの熱狂的なファン”ティフォシ”が詰めかける伝統の一戦。ヨーロッパラウンドを締めくくる戦いを制するのは、誰か?

★ポイント1:9年ぶりに前戦で優勝したフェラーリに地元は大盛り上がり

今年のイタリアGPは、グランプリ開始前から盛り上がっている。前戦ベルギーGPでフェラーリのセバスチャン・ベッテルがライバルのルイス・ハミルトン(メルセデス)から逆転勝利を挙げたからだ。月曜日のイタリア国内の新聞は、ベルギーGPでのベッテルの勝利を称える記事で紙面が埋め尽くされた。

フェラーリがイタリアGPの前戦に勝利して、母国グランプリに乗り込むのは、2009年以来9年ぶり。いやが応にも期待が高まるのは当然だろう。2009年は前戦ベルギーGPでキミ・ライコネンが優勝して凱旋したものの、イタリアGPはブラウンGPのルーベンス・バリチェロが優勝。前戦に続いてイタリアGPも連勝すれば、2006年のミハエル・シューマッハ以来のこととなる。今週末はティフォシと呼ばれるフェラーリの熱狂的なファンがレースに詰めかけるのは必至だ。

★ポイント2:舞台は全長5.793kmのモンツァ、平均時速259kmはカレンダー最速

イタリアGPの舞台となるモンツァは、ミラノ郊外にあるモンツァ国立公園内に1922年に完成したクラシックコース。3つのシケインと3つのコーナー以外はスロットル全開で駆け抜けるため、平均時速は259kmに及び、全21戦中、最速である。

そのため、新しいPU(パワーユニット)が導入された2014年からは、4年間ずっとメルセデスの独壇場となっていた。しかし、今年はモンツァ同様、PUの性能が問われるベルギーGPでフェラーリが勝利したため、イタリアGPの行方もフェラーリが有利というのが下馬評だ。フェラーリが最後に母国グランプリを制したのは2010年。8年ぶりの母国グランプリ優勝の期待がかかる。

★ポイント3:トロロッソ・ホンダもイタリアGPは母国グランプリ

今年からホンダがPUを供給しているトロロッソは、イタリアのファエンツァという町に本拠地を構えるイタリアのチーム。現在、トロロッソ・ホンダは第11戦ドイツGPから3戦連続でポイント獲得中と波に乗っているが、PUの性能が問われるイタリアGPは厳しい戦いが予想される。2015年にF1に復帰して以降、過去3年間で1度もポイントを獲得したことがないサーキットだからだ。

また、トロロッソにとってもイタリアGPは14年から4年連続で入賞を逃している鬼門のレース。ただし、トロロッソはチームにとって唯一優勝を達成したのもこのイタリアGP。思い出の地で、あっと驚く快走を見せてほしい。


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