【F1・アブダビGP】今季最終戦はハミルトンが勝利。アロンソは完走で締めくくる

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すでにドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権の両タイトルが決定している中で開催されたアブダビGPは、いわば消化試合。しかし、今年の最終戦は偉大なドライバーにとってラストレースになるかもしれないグランプリだった。哀愁が漂う中、アブダビGPは午後5時10分にスタートが切られた。

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★ポイント1:ハミルトン11勝目。2位にベッテル、3位はフェルスタッペン

最終戦でも王者ルイス・ハミルトン(メルセデス)は手綱を緩めなかった。ポールポジションから絶好のスタートを切り、ライバルに先んじて7週目にピットイン。タイヤを変えるとそのままチェッカーフラッグまでの48周を走りきり、ポール・トゥ・フィニッシュを決めた。2014年と並んで自己最多勝タイの11勝を挙げ、今季5度目のタイトルを獲得したハミルトンの速さは来シーズンも続きそうだ。

そのハミルトンと今年タイトル争いを演じたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は2位で最終戦を締めくくり、「このチームにはまだ巨大なポテンシャルが残っている」と来シーズンの逆襲を誓った。


★ポイント2:F1引退の可能性もあるアロンソは11位完走

2019年はF1でレースを行わないことを発表しているフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)にとっては、今シーズン最終戦のアブダビGPは、自身のF1キャリアを締めくくるレースとなる可能性があった。レース前にはさまざまなセレモニーが行われ、多くのファンが見守る中、アロンソは15番手からスタートを切る。その思いが通じたのか、アロンソはアクシデントやトラブルに見舞われることなく、55周のレースを無事完走した。

11位でフィニッシュしたアロンソはポイントを獲得できなかったが、思う存分F1を楽しんでいた。「チェッカーフラッグを受けた後、ルイスとセバスチャンが一緒にドーナツターンをしてくれたことに感謝している。彼らとレースできたことを光栄に思う。僕のファン、そしてこの18年間僕をフォローしてくれた全ての人々にも感謝している。この週末のことは永遠に忘れない」。


★ポイント3:ホンダにとって残念なシーズン最終戦

トロロッソ・ホンダの2018年最終戦は、ほろ苦い結果となった。16番手からスタートしたブレンドン・ハートレーは1周目に前方で起きた事故でコース上に飛び散った破片を踏んでしまい、1周目に緊急ピットイン。最後尾まで順位を落とし、最終戦は12位で終わった。チームメートのピエール・ガスリーは10位入賞圏内を走行中にエンジンからオイルが漏れてリタイアを余儀なくされた。

「非常に残念なシーズンの締めくくりとなりました。原因については現在調査中です。厳しいシーズンでしたが、トロロッソと挑んだ初めてのシーズンで多くのことを学びました。パフォーマンスに関しても信頼性に関しても確実に前進を遂げることができました。もちろん、トップに追いつくにはまだまだ改良の余地は残されています。来年はトロロッソに加えてレッドブルにもパワーユニットを供給します。来年はさらにいい1年にできればと思いますので、引き続きのご声援をよろしくお願いします」(ホンダ/田辺豊治F1テクニカルディレクター)。


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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。