【F1アブダビGPプレビュー】2018年ラストレース。夕暮れのアブダビで最後に笑うのは? 【3点解説】

MASAHIRO OWARI

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2018年のF1も、いよいよ最終戦を迎える。今シーズンを締めくくる第21戦の舞台はアブダビだ。ドライバーズ選手権はルイス・ハミルトンが2年連続5度目のタイトルを獲得。コンストラクターズ選手権も前戦ブラジルGPでメルセデスが5連覇を達成している。

一方で、ドライバーズ選手権3位以下の順位はまだ確定しておらず、コンストラクターズ選手権も4位以下に順位変動の可能性が残されている。10チーム20名の激しい戦いは、最終戦のチェッカーフラッグまで続く。

★ポイント1:3位争いの鍵を握るのはハミルトンの新エンジンへの交換

前戦ブラジルGPで優勝したのはルイス・ハミルトン(メルセデス)。エンジンに問題を抱え、リタイア寸前の状況での逆転勝利だった。排気が異常な高温にさらされており、それによってパワーユニットにダメージが残った可能性が考えられる。 

すでにハミルトンは年間で許されている3基のエンジンを使い切っており、もしアブダビGPで新しいエンジンを投入すると、少なくとも10番手降格のペナルティが科せられることになる。ハミルトンがグリッド降格となった場合、優勝候補の筆頭となるのがチームメートで昨年のアブダビGP勝者のバルテリ・ボッタス。ボッタスが今季初優勝を飾り、現在ランキング3位のキミ・ライコネン(フェラーリ)が5位以下に終わると、ボッタスが逆転で選手権3位となる。

来季はザウバーへ移籍するライコネンにとってもフェラーリでの最終戦をいい形で締めくくりたいはず。さらに現在ランキング5位で、終盤戦好調のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)にも選手権3位の可能性は残されている。タイトルは決まったが、最終戦でもトップ3チームによる熱いバトルが繰り広げられることは間違いない。


★ポイント2:日没直前にスタートが切られる、唯一のトワイライトレース

アラブ首長国連邦の首都アブダビで行われるアブダビGPの舞台はヤス・マリーナ・サーキット。ドイツ人のヘルマン・ティルケが設計したこのサーキットには、21のコーナー(左コーナー12、右コーナー9)があり、レースは反時計回りで行われる。

メインストレート以外に2本ロングストレートがあり、そのうちの1本は1140mと最長の上海国際サーキットのメインストレート(1170m)に30mまで迫る長さを誇る。また、アブダビGPは日没直前にスタートが切られるトワイライトレースとしても知られる。日中に行われるレースや、ナイトレースのバーレーンGP、シンガポールGPとも違う独特の雰囲気に注目だ。


★ポイント3:F1ラストランとなるドライバーたちの走りにも注目

前戦ブラジルGPで3戦ぶりに無得点に終わったトロロッソ・ホンダ。コンストラクターズ選手権で8位争いを演じているザウバーが7位に入賞したため、その差は9点に広がった。トロロッソ・ホンダが最終戦でザウバーを逆転するには、2台そろっての入賞が不可欠となる。今回もホンダの2台はスペック3を継続して使用する予定で、最後まであきらめない姿勢を見せている。

同じくこの最終戦アブダビGPを特別な思いで走るドライバーがフェルナンド・アロンソだ。すでにアロンソは来年F1を走らないことを発表している。2020年以降は未定だが、もしかするとこれがF1ラストランとなる可能性が高い。そのほかにも、ストフェル・バンドーン(マクラーレン)、マーカス・エリクソン(ザウバー)も来年は別のカテゴリーでレースすることを発表しており、今回がF1ラストランとなる可能性が高い。全力を出し切ってチェッカーフラッグを受けてもらいたい。


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