フェルスタッペンが逆転V、ハミルトンは予選敗退響き10位|F1サウジアラビアGP

神宮泰暁 Yasuaki Shingu

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現地時間3月27日、FIA(国際自動車連盟)F1世界選手権の第2戦サウジアラビアGPが、ジッダ(ジェッダ)・コーニッシュ・サーキットで行われ、昨季王者マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がシャルル・ルクレールらフェラーリ勢とのトップ争いを制し、今季初勝利をあげた。ルイス・ハミルトン(メルセデス)は前日の予選Q1敗退が響き、10位に終わった。

第1戦バーレーンGPではルクレール、カルロス・サインツのフェラーリ勢1・2フィニュッシュという新時代の幕開けとなったが、第2戦サウジGPでもフェラーリ勢が先頭集団を形成した。前週は揃ってリタイアとなっていたレッドブル勢は、ポールポジションを獲得したセルジオ・ペレスが首位争いから脱落するも、フェルスタッペンはルクレールと抜きつ抜かれつの攻防を展開した。

終盤のクラッシュによりイエローフラッグ(黄旗)が複数回掲出され、減速規制がかかるも、フェルスタッペンには有利に働く形となり、47周目のメインストレートでルクレールを振り切って今季初優勝をつかんだ。レース後、フェルスタッペンはタイヤを温存し、ストレートに強いマシンの特性を活かした勝利だったことを明かした。

フェラーリ勢は、ルクレールが2位、サインツが3位で表彰台入りし、今季ドライバーランキングはそれぞれ1位(計45点)、2位(計33点)となった。今季チームランキングでもフェラーリは計78点で首位を堅持。2位のメルセデスに40点差をつけた。

そのメルセデスのハミルトンは前日の予選Q1での敗退が大きく響き、16番からスタートとなったが、マシンの調整不足も手伝い、10位に終わった。アルファタウリの角田裕毅は決勝開始前にスターティンググリッドに向かう途中でマシントラブルが発生し、レース終了となった。予選Q1でも同様のトラブルが起きていた。

次戦は4月10日決勝のオーストラリアGPとなり、3年ぶりの開催となる。コロナ禍により、2020年は開催直前に中止、2021年はオーストラリア国内への入国規制により見送られていた。4月8日からのフリープラクティス1から開幕する。

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神宮泰暁 Yasuaki Shingu

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日本編集部所属。ボクシング・格闘技担当編集者。