今季から初開催となるFIA(国際自動車連盟)F1世界選手権の第5戦マイアミGP(米フロリダ州マイアミ、マイアミ・インターナショナル・オートドローム)の予選が、現地時間5月7日午後に行われ、シャルル・ルクレールがポールポジション、カルロス・サインツが2番手につき、フェラーリ勢がフロントロウを独占した。前節エミリア・ロマーニャGPでポールポジションだったレッドブルのマックス・フェルスタッペンは3番手となった。
金曜からのフリープラクティス(フリー走行、FP)では、新設のサーキット「マイアミ・インターナショナル・オートドローム」での初開催ということもあり、毎回クラッシュなどが発生。とくにアルピーヌのエステバン・オコンのマシンは手酷いダメージを受け、予選出場を見送った。さらに予選当日は気温33度となり、路面状況は高温状態となった。
Almost mirror incidents for Sainz and Ocon! 🤯🪞
— Formula 1 (@F1) May 7, 2022
Keep an eye on Turn 14, it's certainly proving to be a precarious one 😅#MiamiGP #F1 pic.twitter.com/smymjcJMEJ
全19台でのQ1開始時点では、2強のフェラーリ、レッドブル勢が先行する想定内の展開。日本人ドライバーの角田裕毅(アルファタウリ)は新パワーユニット導入の効果もあってか快走し、終盤の渋滞に巻き込まれることなく、8番手でQ2に進んだ。
Q2ではマクラーレンのランド・ノリスが3番手となり2強の間に割って入った一方、メルセデス勢はルイス・ハミルトンが7番手、ジョージ・ラッセルに至っては12番手で脱落した。メルセデスはポーパシング現象対策のアップデートを導入したが、その効果についてハミルトンは「マシンは良くなっているが解決はしていない」とし、ラッセルもFP2後に「正直わからない」と漏らしており、依然、難しい状況にあるようだ。
最終Q3では、ルクレールがQ1から最後までトップを飾り、ポールポジションを獲得。片や、FP2でのクラッシュの影響もあってか、Q1は4番手、Q2は5番手に甘んじたサインツだったが、最終的に2番手まで浮上し、フェラーリのフロントロウ独占となった。
Charles Leclerc takes pole position no. 3️⃣ for the 2022 season! 💪#MiamiGP #F1 @Charles_Leclerc pic.twitter.com/j3E2TilsbF
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レッドブルのフェルスタッペンは、金曜にマシントラブルでFP1・FP2をまともに走れず、走り込みの足りない状況で予選に臨むことになったことが響き、Q3でサインツよりわずか0.005秒遅れ3番手に喫した。4番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)、5番手はバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、6番手はハミルトンだった。Q3まで進んだ角田は9番手に食い込んだ。
The grid is set for our maiden Miami Grand Prix 🔥
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Who will you be cheering on around @HardRockStadium? #MiamiGP #F1 @f1miami pic.twitter.com/bUUUnkzwI7
F1第5戦マイアミGP決勝は、現地時間5月8日15:30、日本時間では9日午前4:30からスタートする。テレビ(CS)はフジテレビNEXT、ネット配信ではDAZNで生中継される。
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