お馴染みのジル・ビルヌーブ・サーキットで3年ぶり開催｜F1第9戦カナダGP日程・放送予定・レース概要

神宮泰暁 Yasuaki Shingu

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FIA（国際自動車連盟）F1（フォーミュラ1）世界選手権の2022年シーズン第9戦となるカナダ・グランプリ（GP）が、ジル・ビルヌーブ・サーキットで日本時間6月18日（土）午前3時（決勝は20日午前3時）から行なわれる。前節アゼルバイジャンGPを制したレッドブルのマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスが再びワンツーフィニッシュを決めるのか。それともシャルル・ルクレールのフェラーリが悪夢の連鎖から抜け出すのか。3年ぶりとなるカナダGPの日程・放送予定、レース概要、サーキット特徴などの情報を紹介する。

2022年F1第9戦カナダGP：レース概要・サーキット特徴

■サーキットデータ

  • 名称：ジル・ビルヌーブ・サーキット（カナダ・ケベック州モントリオール）

  • コース全長：4.361km

  • 周回数：70（時計回り）

  • コーナー数：14

  • 日本との時差：−13時間

■サーキットの特徴

1978年にカナダのケベック州モントリオールにある人工島の公園施設を利用したサーキット。1982年のベルギーGPで事故死した同国出身の伝説的ドライバー、ジル・ビルヌーブ（ヴィルヌーヴ）にちなみ、同年に「イル・ノートルダム・サーキット」から改名した。スタートラインには「Salut Gilles」と記されているが、Salutには挨拶のほかに敬礼の意味もあり、地元の英雄への尊敬の念が感じられる。コロナ禍の影響により、F1開催は2019年以来、3年ぶりとなる。

公園を周回するコースは、両端に急激なヘアピンが配され、さらにセクター1からセクター2に連なるターン6から7の連続直角コーナーがある。そしてセクター3にはターン13から14の最終シケインがあり、奇しくもデイモン・ヒルやミハイル・シューマッハら歴代王者たちが縁石に乗り上げてリタイアを繰り返したことから「チャンピオンの壁」と呼ばれている。コース特性としては、ベタ踏みストレートからの急制動を繰り返すため、ブレーキ負荷が非常に高い。オーバーテイクチャンスは多く、レース展開は変動しやすい。最終シケインは激しい接近戦が演じられる最たるスポットだ。

■直近の決勝成績（2019年6月9日）

  1. ルイス・ハミルトン（メルセデス）1:29:07.084s
  2. セバスチャン・ベッテル（フェラーリ）+3.658s
  3. シャルル・ルクレール（フェラーリ）+4.696s

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2022年F1第9戦カナダGP：タイムテーブルと放送予定

2022年度の日本国内におけるF1中継は、「DAZN」か「フジテレビNEXT」のみとなる。インターネット動画配信サービスの「DAZN」はフリープラクティス1～3、予選、決勝までの公式映像の全セッションに加え、それぞれの別視点（メインフィード、オンボードカメラ、タイムフィード、ドライバートラッカー）の映像『F1 ZONE』も配信。レース前後の水曜には特別番組『 Wednesday F1 Time』（プレビュー、振り返り）が配信され、さらにF2、F3やWシリーズも網羅する。

CS放送の「フジテレビNEXT」は、全セッションを放送するだけでなく、「FOD」か「SPOOX」のいずれかのプラットフォームの「フジテレビNEXTsmart」でインターネット視聴も可能だ。

6月18日（土）：フリープラクティス（フリー走行）1/2

  • FP1：3:00～4:00（現地17日14:00～15:00）
  • FP2：6:00～7:00（現地17日17:00～18:00）

6月19日（日）：フリープラクティス（フリー走行）3/予選

  • FP3：2:00～3:00（現地18日13:00～14:00）
  • 予選：5:00～6:00（現地18日16:00～17:00）

6月20日（月）：本戦決勝

  • 決勝：3:00～5:00（現地19日14:00～16:00）

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日本編集部所属。ボクシング・格闘技担当編集者。