【4.2決勝】フェルスタッペンがポール、アロンソは4番手発進|F1オーストラリアGP 2023 予選結果・グリッド・放送予定

Sporting News Japan Staff

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F1(フォーミュラ1)世界選手権の2023年シーズン第3戦となるオーストラリア・グランプリ(GP)の予選が、日本時間4月1日(土)14:00、アルバート・パーク・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が前節の鬱憤を晴らすようにポールポジション(PP)を獲得。2番手3番手はジョージ・ラッセル、ルイス・ハミルトンのメルセデス勢が続いた。アストンマーチンのフェルナンド・アロンソは4番手だった。

オーストラリアGP予選結果のほか、4月2日(日)14:00から行われる決勝のスターティンググリッドやペナルティ、天気予報、放送配信予定なども紹介する。

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第3戦オーストラリアGP予選結果

2023年オーストラリアGPの予選は、メルボルンの熱狂的な観客に応える、期待を裏切らないものとなった。マックス・フェルスタッペンが 1:16.732を記録してポールポジションを獲得すれば、ジョージ・ラッセルが+0.236で2位、ルイス・ハミルトンが+0.372で3位を奪い、メルセデス勢が先頭集団に入った。この結果は、決勝に向けて非常に興味深い展望を残すものである。

フェルナンド・アロンソは3位を逃し、ポールポジションから+0.407の差で4番手スタートとなった。アストンマーティンのベテランドライバーは、メルセデスのペースに驚いていた。

一方、前節サウジアラビアGPを制したセルジオ・ペレス(レッドブル)にとっては苦い予選となり、わずか数分で終了した。金曜日のフリー走行で起きた現象(エンジン制御の不具合が疑われる)が再び発生し、最初のフライングラップを終えた後、ターン3でコースから外れてグラベルに沈んだ。予選はノータイムとなったが、FP3で1:18.127を記録していたため、20番手での決勝出場が認められた。

日本人ドライバーの角田裕毅(アルファタウリ)はQ3進出には及ばず12番手発進となった。

日本時間4月1日14:00から行われた予選結果と決勝グリッドは以下となる。

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オーストラリアGP 2023 予選結果およびスターティンググリッド

  1. マックス・フェルスタッペン(レッドブル)Q1=1:17.384 / Q2=1:17.056 / Q3=1:16.732
  2. ジョージ・ラッセル(メルセデス)Q1=1:17.513 / Q2=1:17.513 / Q3=1:16.968
  3. ルイス・ハミルトン(メルセデス)Q1=1:17.551 / Q2=1:17.551 / Q3=1:17.104
  4. フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)Q1=1:17.832 / Q2=1:17.283 / Q3=1:17.139
  5. カルロス・サインツ(フェラーリ)Q1=1:17.928 / Q2=1:17.349 / Q3=1:17.270
  6. ランス・ストロール(アストンマーチン)Q1=1:17.873 / Q2=1:17.616 / Q3=1:17.308
  7. シャルル・ルクレール(フェラーリ)Q1=1:18.218 / Q2=1:17.390 / Q3=1:17.369
  8. アレックス・アルボン(ウィリアムズ)Q1=1:17.962 / Q2=1:17.761 / Q3=1:17.609
  9. ピエール・ガスリー(アルピーヌ)Q1=1:18.312 / Q2=1:17.574 / Q3=1:17.675
  10. ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)Q1=1:18.029 / Q2=1:17.412 / Q3=1:17.735
  11. エステバン・オコン(アルピーヌ)Q1=1:17.770 / Q2=1:17.768
  12. 角田裕毅(アルファタウリ)Q1=1:18.471 / Q2=1:18.099
  13. ランド・ノリス(マクラーレン)Q1=1:18.243 / Q2=1:18.119
  14. ケビン・マグヌッセン(ハース)Q1=1:18.159 / Q2=1:18.129
  15. ニック・デ・フリース(アルファタウリ)Q1=1:18.450 / Q2=1:18.335
  16. オスカー・ピアストリ(マクラーレン)Q1=1:18.517
  17. 周冠宇(アルファロメオ)Q1=1:18.540
  18. ローガン・サージェント(ウィリアムズ)Q1=1:18.557
  19. バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)Q1=1:18.714
  20. セルジオ・ペレス(レッドブル)Q1=DNF(FP1の3番手、FP2の7番手、FP3の6番手のタイムをもとに決勝出場が認められる)

第3戦オーストラリアGP:PU/GBアップデート・グリッド降格ペナルティ

現地土曜日予選終了段階のFIA公開ドキュメント(Decision Documents)で通知されたパワーユニット(PU)およびギアボックス(GB)のアップデート(交換)状況は以下となる。

今季の年間PU規定交換基数は、ICE(内燃エンジン)、TC(ターボチャージャー)、MGU-H(熱エネルギー回生システム)、MGU-K(運動エネルギー回生システム)が各3基、CE(コントロールエレクトロニクス)、ES(エナジーストア=バッテリー)は各2基、EX(エキゾーストシステム)は8基となる。最初の規定数オーバーで10グリッド降格、以降1基ごとに5グリッド降格が課させれる。

土曜予選終了の段階で、ICEのほかEXで開封が相次いだが、いずれもペナルティには達していない。なお表内の各交換回数横の()内はオーストラリアGP開幕前時点の回数を示す。回数横の「△」は規定数到達、「✕」は規定数オーバーの意味となる。並び順はFIA公開ドキュメントに倣っている。

オーストラリアGPパワーユニットアップデートリスト

ドライバー ICE(3) TC(3) MGU-H(3) MGU-K(3) ES(2) CE(2) EX(8)
マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 1 1 1 1 1 1 1
セルジオ・ペレス(レッドブル) 1 1 1 1 2 2 1
シャルル・ルクレール(フェラーリ) 2 1 2 1 2△ 3✕ 1
カルロス・サインツ(フェラーリ) 2 1 1 1 1 1 1
ジョージ・ラッセル(メルセデス) 1 1 1 1 1 1 2(1)
ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1 1 1 1 1 1 2(1)
エステバン・オコン(アルピーヌ) 1 1 1 1 1 1 1
ピエール・ガスリー(アルピーヌ) 1 1 1 1 1 1 1
オスカー・ピアストリ(マクラーレン) 1 1 1 1 1 1 2(1)
ランド・ノリス(マクラーレン) 2 2 2 2 1 1 3(2)
バルテリ・ボッタス(アルファロメオ) 2(1) 1 1 1 1 1 2(1)
周冠宇(アルファロメオ) 2(1) 1 1 1 1 1 2(1)
ランス・ストロール(アストンマーチン) 1 1 1 1 1 1 2(1)
フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン) 1 1 1 1 1 1 2(1)
ケビン・マグヌッセン(ハース) 2(1) 1 1 1 1 1 2(1)
ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース) 2(1) 1 1 1 1 1 1
ニック・デ・フリース(アルファタウリ) 2 2 2 2 1 2△ 2
角田裕毅(アルファタウリ) 1 1 1 1 1 1 1
アレックス・アルボン(ウィリアムズ) 1 1 1 1 1 1 2(1)
ローガン・サージェント(ウィリアムズ) 1 1 1 1 1 1 2(1)

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ギアボックス関連では、メルセデス勢と角田裕毅がGBX C & C(ギアボックスケースおよびカセット)とGBX DL(ギアボックスドライブラインおよびギアチェンジ/補助コンポーネント)を換装した。それぞれ年間交換規定数は2回までとなっており、レッドブル勢に続いてグリッド降格ペナルティにリーチとなった。また、ニック・デ・フリースのマシンに規定外のパーツ交換があった。

オーストラリアGPギアボックスアップデートリスト

ドライバー GBX C & C(2) GBX DL(2)
マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 2△ 2△
セルジオ・ペレス(レッドブル) 2△ 2△
シャルル・ルクレール(フェラーリ) 1 1
カルロス・サインツ(フェラーリ) 1 1
ジョージ・ラッセル(メルセデス) 2(1)△ 2(1)△
ルイス・ハミルトン(メルセデス) 2(1)△ 2(1)△
エステバン・オコン(アルピーヌ) 1 1
ピエール・ガスリー(アルピーヌ) 1 1
オスカー・ピアストリ(マクラーレン) 1 1
ランド・ノリス(マクラーレン) 1 1
バルテリ・ボッタス(アルファロメオ) 1 1
周冠宇(アルファロメオ) 1 1
ランス・ストロール(アストンマーチン) 1 1
フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン) 1 1
ケビン・マグヌッセン(ハース) 1 1
ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース) 1 1
ニック・デ・フリース(アルファタウリ) 1 1
角田裕毅(アルファタウリ) 2(1)△ 2(1)△
アレックス・アルボン(ウィリアムズ) 1 1
ローガン・サージェント(ウィリアムズ) 1 1

第3戦オーストラリアGP:天気予報

オーストラリアGP決勝(デイレース)のアルバート・パーク・サーキット周辺の天気予報(現地時間4月2日13:00~15:00)は、気温17~28℃前後、湿度54~55%前後、若干雲が出る模様だが、降雨率はゼロとなっており、ドライコンディションでのレースとなりそうだ。

関連記事:【F1ガイド】2023年オーストラリアGPの変更点は? アルバート・パーク・サーキットの今

第3戦オーストラリアGP:放送・配信予定

日本国内向けのF1中継は、フジテレビNEXT/フジテレビNEXTsmart(CS放送・ネット配信)、DAZN(ネット配信)で有料視聴できる。フジテレビNEXTsmart、DAZNともに見逃し配信あり。

  • オーストラリアGP決勝:日本時間4月1日14:00~16:00(滞りなくレースが開催された場合)
    • フジテレビNEXT(13:20~)
    • DAZN(13:20~)

2023年シーズンも随時更新!

スポーティングニュース日本語版では、2023年もレース結果や放送配信予定に加え、英語記事だけでなく、F1人気が高い欧州の空気感を伝える本誌スペイン語記事の翻訳版など随時更新する予定だ。

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。