【3点解説】F1 スペインGP 今大会を制した者が2018年シーズンを制す!

MASAHIRO OWARI

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2018年のF1世界選手権は5月に入り、ヨーロッパラウンドに突入した。その初戦は、バルセロナで開催されるスペインGP。今シーズンのF1はここまで波乱が続いているが、舞台となるカタロニア・サーキットは、プレシーズンテストでどのチームも走り込んでおり、実力が反映されやすい。シーズンを占う重要な一戦となりそうだ。

★ポイント1:バルセロナを制する者はシーズンを制する

スペインGPの舞台であるバルセロナ郊外にあるカタロニア・サーキットは、長いストレートと低速、中速、高速とさまざまな種類のコーナーがバランスよくレイアウトされている。

そのため、車体やパワーユニット(PU)の性能を評価する場としてプレシーズンテストやインシーズンテストなど、様々なテストの場としても利用されている。したがって、スペインGPでは車体の総合力が問われ、「バルセロナを制する者はシーズンを制する」とまで言われている。

実際、新しいPUが導入された14年以降の4年間のうち、3回がチャンピオンチームであるメルセデスのドライバーが勝利している。残りの1回はメルセデスの2人による同士討ちがあったことを考えると、スペインGPの勝者がシーズンを制する可能性が高い。

★ポイント2:走り慣れたコースでトロロッソ・ホンダの2人がどんな走りを披露するか?

カタロニア・サーキットはトロロッソ・ホンダの2人のドライバーにとっても、テストやレースで走り慣れたコース。特にピエール・ガスリーはフォーミラ・ルノーやGP2時代に何度もレースしてきた自分の庭のようなサーキットだ。

ガスリーほど走り込んではいないブレンドン・ハートレーも、前戦アゼルバイジャンGPで、F1ドライバーとしての初入賞を果たしているだけに、プレッシャーから解放されたスペインGPでの走りには注目したい。

また、ホンダはコース上での走りだけでなく、コース外でも注目される状況となっている。アゼルバイジャンGPでスタートしたレッドブルとの交渉が継続しているからだ。2019年にホンダがどのチームにPUを供給するのかという通知をFIAへ提出する期限は5月15日。予断を許さない状況となっている。

★ポイント3:新しいパーツと路面の再舗装で勢力図に変化も

ヨーロッパラウンドの初戦は、第2の開幕戦とも言われている。それは開幕から1カ月以上が経過し、新しいパーツが投入されて、マシンが開幕戦とは異なる性能を発揮するようになっているからだ。序盤戦で躓いたチームが、ヨーロッパラウンド初戦から挽回してくる可能性がある。

また、スペインGPの舞台であるカタロニア・サーキットは、各チームのファクトリーから近いため、ギリギリまでファクトリーで製作されていた新しいパーツが週末に自チームのトラックに載せられて搬送され、金曜に遅かったチームが、土曜に一変するケースも珍しくない。

さらに、今年のカタロニア・サーキットは路面が再舗装されたため、グリップ力が高くなった。路面のグリップ力が高くなると、マシンの性能差は縮まる傾向にあり、接戦となる。熱いバトルが期待できそうだ。

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