【2019年最新版】オーストラリアGPを無料で視聴する方法は?

Sporting News Japan Staff

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いよいよF1開幕戦、オーストラリアGPが開催!

待ちに待った2019年のF1グランプリが開幕する。3月15日から3日間、第1戦目となるオーストラリアGPが今年もメルボルンのアルバート・パーク・サーキットで開催されるが、今回は新シーズンの期待を込めたこの一戦を無料で観る方法をご紹介する。また、F1を放送するサービスをメリット・デメリットにまとめて比較もしてみた。

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◼オーストラリアGPを無料で観る方法とは?

オーストラリアGPは、2019年、F1の全日程に加え、F2、F3までフルカバーすることが決定した「DAZN(ダ・ゾーン)」で視聴可能。今ならお試しとして、2ヶ月の無料キャンペーンを行っている。

DAZNの新規登録に、煩わしい段取りは一切不要。仮に3月15日に行われるオーストラリアGPのフリー走行から初めて視聴しようとすると、放送開始の5分前に登録してそのまま視聴しても第5戦のスペインGP(5月12日より開催)まで無料で視聴することが可能なのだ。

期間中はもちろん、他のスポーツも見放題だ。

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◼F1を放送しているサービスを比較検証

今季、インターネット経由で視聴するDAZNの他にF1の試合を生中継する予定があるのは、「スカパー!」やケーブルテレビ経由で視聴する「フジテレビNEXT」と「スカチャン2 4K」、そして「フジテレビNEXT」と連携した動画配信サービス「フジテレビNEXTスマート」だ。

それぞれのメリットとデメリットを比較してみよう。

 

 

 

フジテレビNEXT(月額1717円〜)

メリット
・「スカパー!」または「J:COM」「ひかりTV」「auひかりテレビ」加入者であれば、追加料金で視聴可能
・地上波同様の高画質
・録画ができる
・「F1 GPニュース」「F1 LEGENDS」などオリジナル番組もある

デメリット
・スカパー! や上記CS放送業者、インターネットサービスに加入していない場合、新規加入にはアンテナの設置(スカパーのみ)や導入工事、もしくはチューナーの設置などが必要。
・見逃し配信がない

 

 

 

フジテレビNEXTスマート(月額1296円〜)

メリット
・フジテレビNEXT加入者なら無料で視聴可能
・フジテレビNEXTの番組を、スマホやテレビ、タブレットなどでどこでも視聴できる

デメリット
・フジテレビNEXTに加入していなくても単体で契約できるが、その場合、F1のライブ配信は無料で視聴できない
・インターネット回線を使用するため、しばしば映像の遅延が発生する
・インターネット環境がなければ視聴できない

 

 

 

スカチャン2 4K(F1のみのパックが月額1933円)

メリット
・4K映像が体感できる、高画質
・スカパー! 加入者なら追加料金で視聴可能

デメリット
・スカパー! に加入していない場合、新規加入には多くの段取りが必要(アンテナ設置など)
・料金のわりに視聴できるのがF1のみと割高感がある

 

 

 

DAZN(月額1890円・ドコモユーザーは1058円、今なら2ヶ月無料)

メリット
・月額料金の1890円のみで全スポーツが視聴可能
・スマホ、テレビ、タブレットでいつでもどこでも視聴できる
・見逃し配信がある。オンタイムで見ることができなくとも、7日間はいつでも好きなところから再生可能
・メイン映像、オンボードカメラ、タイムフィード、ドライバートラッカーを4画面に分割して放送する「F1ゾーン」で試合を観戦できる。オンボードカメラは独占配信。
・F1のみならず、F2、F3まで全試合カバーしている
期間限定2ヶ月無料キャンペーン実施中!今登録すれば、第5戦のスペインGPまで無料で視聴可能!

デメリット
・インターネット回線を使用するため、しばしば映像の遅延が発生する
・インターネット環境がなければ視聴できない

 

 

 

まとめ

つまり、すでにスカパー! などに加入している場合は、基本料金に別途月額料金がかかるため割高とはなるものの、「フジテレビNEXT」や「スカチャン2 4K」で高画質、かつ遅延のないオンタイム映像を楽しめる。

一方、数十秒程度の遅延が気にならない、かつインターネットの環境が整っているのなら、2ヶ月無料キャンペーンを行なっているDAZNでF1をしばらく無料で楽しむのが最トクだ。またDAZNなら無料期間が終わった後も、毎月1890円のみというシンプルな価格設定で、F1のみならずJリーグや欧州サッカー、プロ野球、MLBやBリーグなどが追加料金なしですべて視聴できる。

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2019シーズン・F1のチームとドライバーを紹介!

 

 

 

■メルセデス

2014年以降、5連覇を達成しており、ルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスのコンビ、パワーユニットもメルセデスというパッケージは過去2年と同様。6連覇に向けて死角なしのように思えるが、テクニカルチームが刷新され、少なからず新シーズンは変化を強いられている状況だ。2月より行われていたバルセロナテストの傾向からすると、引き続きトップの座を死守するには「やや物足りない」と見る向きもあるようだ。とはいえ、6連覇を目指す同チームが2019年のF1界中心を担うことは間違いない。シーズン開幕から修正し、引き続き“最速”を証明できるのか注目される。

【ドライバー紹介:ルイス・ハミルトン】

マクラーレン時代、F1デビュー2年目の2008年に年間王者となり、2014年のメルセデス加入後は5シーズンのうち4つを制した絶対王者。2019年はチームの6連覇、自身6度目の年間優勝がかかるシーズンとなる。今年1月には34歳になったばかりだが、キャリアにおいて大きな目標はミハエル・シューマッハーが保持する7度の年間王者と歴代最多の91勝。今季中の記録更新は現実的には不可能であるものの、2020年以降を見据えたときに今年は6度目の王座取得が至上命題となる。果たしてライバルを退け、歴代最多の記録に近づくことができるのか。今季は改めて真価が問われるシーズンとなる。

 

 

 

■フェラーリ

ここ数シーズンはメルセデスと激しいタイトル争いを展開しつつも、不用意なミスなどで自滅する形でドライバーズ&コンストラクターズのタイトルを逃してきた。今季は創始者である故エンツォ・フェラーリによるレーシングチーム創立から90年という特別なシーズンとなる。シャシーも2018年の「SF71H」から90週年を銘打った「SF90」へと名称を変え、王座奪還へ向けて並々ならぬ意気込みを見せている。開幕前のテストから好タイムを連発しており、今季のマシンが持つポテンシャルはライバル勢よりも高そうだ。かつてフェラーリはミハエル・シューマッハを擁した1999~2004年にコンストラクターズ6連覇を達成。今年、そのタイ記録を狙うメルセデスの6連覇を阻み、王座を奪回できるかが最大のミッションとなる。

【ドライバー紹介:セバスチャン・ベッテル】

2018年は開幕2連勝という絶好のスタートを切りながら、第3戦の中国GPを落とすとそこから失速。その後シーズン3勝しか挙げられず、ドライバーズポイントこそ2位となったものの、ライバルのハミルトンに大差をつけられたシーズンとなった。2019年はフェラーリ加入後5年目のシーズンとなるが、かのシューマッハもフェラーリでのタイトル奪取まで5年を要した。カーナンバー5のベッテルにとって、今年はフェラーリ5年目、自身5度目の王座は悲願とも言える。また、4シーズンに渡ってコンビを組んできたキミ・ライコネンが去り、21歳のシャルル・ルクレールが新シーズンの相棒になった。この俊英はテストからベッテルに匹敵するタイムを連発しており、すでにその才能への称賛を集めている。今季のフェラーリは前評判が高いだけに、ベッテルにとっては崩れることなく安定して力を発揮できるかが復権のカギとなりそうだ。2010~2013年の王者は、果たして6年ぶりのタイトルを手中にできるのだろうか。

 

 

 

■レッドブル

近年はメルセデス、フェラーリとともにトップ3を争っていたレッドブルは、パワーユニットをルノーからホンダへとシフト。この変革がどう出るかが今季の最大の注目ポイントとなる。昨年ホンダが組んでいたのはレッドブルとは切っても切り離せない間柄のトロロッソであり、データの積み重ねや改善点の修正などがレッドブルで正しく生かされるかが勝負の分かれ目になりそうだ。そしてシャシー設計に関与するアドバイザーのエイドリアン・ニューウェイも、ホンダにスイッチすることを想定したうえで今季の「RB15」を仕上げてきたという。開幕前の下馬評では、レッドブルは今季もトップ2チームを追うと見られている。それでも、ホンダがF1に復帰した2015年以降は“ホンダ第4期”と呼ばれるが、第4期のホンダに初優勝がもたらされるという可能性は十分にありそうだ。

【ドライバー紹介:マックス・フェルスタッペン】

2016年第5戦のスペインGP、トロロッソからレッドブルへの移籍初戦で、18歳227日にして最年少GPウィナーとなった早熟の天才。2017年、2018年もレッドブルから参戦し、ダニエル・リカルドの去った2019年は、名実ともにレッドブルのエースドライバーとして新シーズンを迎える。とはいえその素顔はまだ21歳。2017~2018年においても表彰台の頂点には立ったものの、シーズンを通しての浮き沈みがまだ激しい点は懸念材料。それでも一発の速さや勝負度胸は折り紙付きなだけに、マシンの出来次第では今年のタイトル争いに食い込む可能性もありそうだ。また、相棒の22歳ピエール・ガスリーも速さに定評がある一方、開幕前のテスト中ではマシンをクラッシュさせる不用意なミスを露呈していた。それだけにエースのフェルスタッペンが安定した力が発揮できるか、その腕に懸かる期待も大きい。

 

 

 

■ルノー

ロータスを買収し、ワークスチームとしてF1に復帰してから4年目。今シーズンからレッドブルへのパワーユニット供給もなくなり、ワークスチームとしてルノーの真価が問われる状況となった。とはいえパワーユニットの調整がルノーを優先的に進められる状況となり、開幕前のバルセロナ合同テストでは上々の結果を残していたように新シーズンも十分なポテンシャルを秘めていることは確かだろう。また、今季はエースドライバーにレッドブルからダニエル・リカルドを招き、経験豊富なニコ・ヒュルケンベルクとのセットは十分に期待できそうだ。昨年はコンストラクターズで復帰後最高位の4位となったが、今季はトップ3の牙城を崩せるのか、それとも下からの突き上げに苦戦することになるのか、真価が問われるシーズンとなりそうだ。

【ドライバー紹介:ダニエル・リカルド】

レッドブル時代の5年間で7度の優勝を経験し、2019年はルノーから参戦が決まったオーストラリア人ドライバー。ルノーはワークスとして参戦していない時期もあるが、フェルナンド・アロンソが勝利した2009年からGP勝利を経験していないだけに、リカルドには10年ぶりGP優勝への期待が懸かる。本人も新シーズンの体制発表会で「レッドブルに残っていたとしても、急にうまくいかなくなる可能性もあった。ルノーで勝てるかどうかは分からないけど、どちらのチームにいてもリスクはある」と述べている。果たしてルノー加入は吉と出るのか凶と出るのか。リカルドにとってはルノー移籍が間違いでなかったことを証明したいところだ。

 

 

 

■ハース

2016年からF1に参戦し、初年度と2年目はコンストラクターズ8位、3年目の2018年は5位と大躍進を見せた。ロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンのコンビも3シーズン目を迎え、新シーズンも同様のパッケージで挑む。これまではフェラーリとの結びつきが強かった同チームだが、今季はフェラーリと同じFIATグループのアルファロメオ・レーシングがフェラーリのBチームに近しい位置付けにあり、今年のハースは単独での地力が試されるシーズンとなりそうだ。その一方でトップチームには資金力で及ばず、序盤から低迷するとなればチームの存続が問われる状況に追い込まれる可能性も。それだけにコンストラクターズ5位となった昨年よりも上の順位でフィニッシュできるのか注目したい。

【ドライバー紹介:ロマン・グロージャン】

2009年のヨーロッパGPからルノーのレギュラードライバーとしてデビュー。2015年までロータス・ルノー、ロータスで戦い、2016年からハースのファーストドライバーを務め、3シーズンフル参戦を果たしてきた。だが2017年に若手のケビン・マグヌッセンがセカンドドライバーとして加わると、初年度こそシリーズポイント28−19とリードしたが、翌2018年は不用意なミスが散見され、37−56と後輩マグヌッセンの背中を追う状況となってしまった。グロージャンは2012年に、ベルギーGPレース中の多重事故を誘発したとして翌イタリアGPの出場停止処分を課されたこともあるが「問題児」、「クラッシャー」と称されたのは過去の話。2019年は安定感のあるレースぶりを披露することができるのか、マグヌッセンよりも安定したレースぶりが求められることになりそうだ。

 

 

 

■マクラーレン

かつてのトップチームも近年は低迷。2017年をもってホンダとの関係は終えんとなり、2018年はルノーとタッグを組んだ。だが2度F1王者に輝いた経歴を持つフェルナンド・アロンソが2018年限りでF1界から去り、24歳カルロス・サインツ・Jr.と19歳ランド・ノリスの若手コンビで新シーズンへ挑むこととなった。サインツは2017年途中からルノーのステアリングを握っていたが、同パワーユニットでトップチームへ返り咲きができるかどうかは難しいとの見方が多数だ。バルセロナで行われたテストでは6日、7日こそトップタイムを叩き出したものの、戦力的にはトップチームと渡り合うには物足りないのが実情。F1史に名を残す名門チームが表彰台の頂点に立つには、まだまだ時間を要することになりそうだが、今季は若手2人の成長力に期待したいところ。

【ドライバー紹介:カルロス・サインツ・Jr.】

かつてWRCで2度王者に輝いたカルロス・サインツの愛息。同胞の先輩アロンソとも良好な関係を築いており、アロンソの抜けた穴を埋める形で名門の扉を叩いた。トロロッソ時代に同期デビューを果たしたフェルスタッペンが優勝争いを演じている一方、サインツは中堅チームで伸び悩んでいる状況が続いているだけに、マクラーレンで結果を残したいところ。とはいえWRC王者を父に持つサラブレッドであり、トロロッソ&ルノー時代に見せた一発の速さは目を見張るものがあるだけに、飛躍の一年にしたい。また、サーキット上はもちろんのことだが、マクラーレンは英国のチームであり、同僚の英国人ノリスやチームスタッフとの良好な関係を築くことも一つのポイントとなりそうだ。2007年当時、同胞のアロンソは英国人ハミルトンを優先するマクラーレンの環境に嫌気が差し、1年でチームを後にした。タイトルを争っていた12年前のチーム状況とはプレッシャーや環境も大きく異なるが、サインツは果たして……。

 

 

 

■レーシング・ポイント

2018年途中までフォース・インディアの名称で参戦していたが、チーム破産に伴いレーシング・ポイントと名称を変えて残りのシーズンを戦い、2019年も引き続き参戦。前身の経営破たんに伴い、新シーズンへの移行はやや遅れたものの、開幕前のバルセロナテストではある程度結果を残しており、引き続き中位を争える地力を持続している。また、相性の良いパワーユニットであるメルセデスを搭載しており、今年もレース中に一発の速さを見せてくれるだろう。ドライバーもセルジオ・ペレス、ランス・ストロールと表彰台を経験している実力派がそろっているだけに、思わぬ躍進を見せる可能性も十分にありそうだ。

【ドライバー紹介:セルジオ・ペレス】

かつては2011~2012年のザウバー時代に小林可夢偉とコンビを組んだこともあるメキシコ人ドライバー。2013年はマクラーレンに移籍したものの本領を発揮できず、2014年からフォース・インディアを主戦場としてきた。この間5度の表彰台を経験しており、リタイヤの少ない安定感も相まってチームからの信頼は厚い。今季コンビを組むのは20歳のカナダ人ドライバー、ランス・ストロールだ。大富豪である父ローレンス・ストロールは昨年買収したレーシング・ポイントのオーナーでもある。ペレスにとっては相棒ランスよりも速いことをアピールし続け、チームにおける自らのアドバンテージを誇示したいところ。

 

 

 

■アルファロメオ

2018年はアルファロメオ・ザウバーF1チームという屋号で参戦していたが、ザウバーの名称が取れアルファロメオとなった。アルファロメオといえばF1黎明期の1950年に参戦し、初年度から圧倒的な強さで2連覇した古豪でもある。同ブランドは2019年シーズンにおいて、フェラーリと同様のフィアットグループという共通点も持ち、パワーユニットやマシン各所のテクノロジーはフェラーリと同一のものを使用。この状況から“フェラーリのBチーム”という見方をするメディアもある。それでも開幕前からアルファロメオのテスト結果は上々で、フェラーリからやってきたキミ・ライコネン、そしてイタリア人ドライバー、アントニオ・ジョビナッツィというセットも魅力十分。昨年はコンストラクターズ8位と下位チームの一角だったが、中団よりも上位を脅かすダークホースとなる可能性もありそうだ。

【ドライバー紹介:キミ・ライコネン】

フェラーリ時代の2007年にワールドチャンピオンに輝いた39歳の現役最年長ドライバー。昨年はフェラーリでベッテルのセカンドドライバーという立ち位置ながら21度目の優勝も経験し、コンスタントに表彰台に立つなどその速さに衰えは見られない。それだけにアルファロメオではファーストドライバーとして“足かせなし”で実力を見せつける絶好の機会と言える。かつては2012~2013年に非力なロータスチームから参戦しながら、優勝をかっさらったこともあるだけに、アルファロメオでも旋風を巻き起こしてくれそうだ。

 

 

 

■トロロッソ

2018年シーズン、トロロッソはホンダと組んでコンストラクターズ9位と低迷したが、今年度は開幕前のテストから好タイムを連発。中団グループから上位の背中を追うだけの地力はありそうだ。ファーストドライバーのダニール・クビアト、そしてコンビを組むロンドン育ちのタイ人ドライバー、アレクサンダー・アルボンも十分な力を備えている。レッドブルとトロロッソ、2つのチームとホンダのタッグは、相乗効果により飛躍も期待できる。トロロッソをレッドブルのBチームというとらえ方もできるが、パッケージとしてのコンビは一日の長があるだけに、トロロッソが思わぬ伏兵に成り上がり、レースをかき回すことも十分に考えられる。

【ドライバー紹介:ダニール・クビアト】

レッドブルグループの申し子ともいえるドライバーで、2014年にトロロッソからF1デビュー。その後レッドブルに移籍したものの、レースなかで時折不安定な面を見せ、2016年にはフェルスタッペンとのトレード。そして2017年にはトロロッソからの解雇も受けた。だが、2018年はフェラーリのテストドライバーを務めて評価を高め、トロロッソのファーストドライバーへと復帰。3度目となるトロロッソからの再スタートは失敗できない状況となるが、安定感あるドライビングを披露して、チームをけん引できるか注目だ。恋人はかつて3度F1王者に輝いたネルソン・ピケの愛娘であり、その仲睦まじい姿はパドックでもおなじみの光景となっている。

 

 

 

■ウイリアムズ

2018年は1978年のフル参戦以来コンストラクターズで初の最下位を経験するという屈辱のシーズンとなってしまった。パワーユニットこそチャンピオンチームと同様のメルセデスを搭載しているが、シャシー含めその完成度はライバルチームに見劣りする。今季のテストでも序盤の2月18日、19日には間に合わず、同20日以降のテストで叩き出したタイムも思わしくないものだった。21歳の俊英ジョージ・ラッセルと9年ぶりF1復帰となるロバート・クビカのセットで挑むことになったが、上位勢の牙城を崩すには力不足と見る向きも。1980~1990年代に一時代を築いた名門が復活するまでには、まだまだ時間を要するようだ。

【ドライバー紹介:ジョージ・ラッセル】

2017年にGP3シリーズチャンピオン、2018年にFIAフォーミュラ2選手権で王者に輝き、2019年からF1にステップアップした21歳のイギリス人ドライバー。185センチの大柄な体、英国出身ということもあり、ナイジェル・マンセルの再来と期待する声もあるが、チームが低迷していることもあり、F1初年度から速さをアピールできるかどうかは不明瞭だ。そんな中、ラッセルとのコンビでF1レギュラードライバーに舞い戻ったロバート・クビカのフル参戦は、ファンにとって朗報といえるだろう。かつてはBMWザウバー、ルノーで実績を残しながらも2011年2月にラリーレース中に事故を起こし、一時はF1への復帰は絶望的とも言われていた。2018年にリザーブ&開発ドライバーとしてウイリアムズに加入すると、2019年からはシートを得てフル参戦する運びに。コンストラクターズ最下位という屈辱から2人のドライバーが名門でいかなる戦いぶりを見せるのか、要チェックだ。

Sporting News Japan Staff

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日本を拠点に国内外の様々なスポーツの最新ニュースや役に立つ情報を発信しているスポーティングニュース日本版のスタッフアカウント。本家であるスポーティングニュース米国版の姉妹版のひとつとして2017年8月に創刊された日本版の編集部員が取材・執筆しています。