開幕戦で感じたF1新時代到来の気配......第2戦バーレーンGP、レッドブル・ホンダは王者メルセデスに待ったをかけられるか!?

DAZN Editorial Staff

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ついに幕を開けた2019年シーズンのF1。それぞれのチームの思惑が交差したレースは、誰もが予想だにしなかった結末を迎えた。今回はそんなオーストラリアGPを振り返りつつ、第2戦バーレーンGPの見所を解説する。

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順位 ドライバー チーム ポイント
1 バルテリ・ボッタス メルセデス 26
2 ルイス・ハミルトン メルセデス 18
3 マックス・フェルスタッペン レッドブル 15
4 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 12
5 チャールズ・ルクレール フェラーリ 10
6 ケビン・マグヌッセン ハース 8
7 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 6
8 キミ・ライコネン アルファロメオ 4
9 ランス・ストロール レーシングポイント 2
10 ダニール・クビアト トロ・ロッソ 1
11 ピエール・ガスリー レッドブル 0
12 ランド・ノリス マクラーレン 0
13 セルジオ・ペレス レーシングポイント 0
14 アレクサンダー・アルボン トロ・ロッソ 0
15 アントニオ・ジョビナッツィ アルファロメオ 0
16 ジョージ・ラッセル ウィリアムズ 0
17 ロバート・クビサ ウィリアムズ 0
NC ロマン・グロジャン ハース 0
NC ダニエル・リカルド ルノー 0
NC カルロス・サインツ マクラーレン 0

※NC=完走できず

 

最強メルセデスは今年も健在。主役はやっぱりハミルトン……じゃない方のあの男!

バルテリ・ボッタス

開幕戦を見る限り、多くのファンが「今年もメルセデスか」と思ったに違いない。それもそのはずで、歴代最多タイの6連覇を目指す最強軍団は、初戦からワンツーフィニッシュを決めたのだ。しかし、その中には驚きの“変化”があった。白熱のレースを制したのはルイス・ハミルトンではなく、これまで彼の黒子役としてサポートに徹していたバルテリ・ボッタスだったのだ。

抜群のスタートでトップに立ったボッタスは、その後もレースを完全に支配。ファステストラップポイント(※1)をも獲得する圧巻の走りを披露し、そのまま首位で駆け抜けた。同じチーム内とはいえ、昨季未勝利に終わった男の下剋上は、モータースポーツファンの度肝を抜いたに違いない。

一方のハミルトンは、マシントラブルに見舞われるという不運に付きまとわれたが、それでも2位でフィニッシュしたあたりはさすが王者だ。今シーズンは空力規制によりラップタイムが落ちると言われていたが、予選でコースレコードをたたき出すなど、トラブルさえ無ければ依然として「最速男」の称号は彼の枕詞にふさわしい。ボッタスとハミルトン、チームメイト同士の緊張感ある競争は、メルセデスをさらなる高みへと導く可能性を秘めている。

チャンピオン候補2人を揃えたメルセデスは、間違いなく今シーズンもタイトルレースの大本命だ。果たしてバーレーンGPで、この最強最速軍団を脅かすチームは現れるのか。

※1=決勝レースでの全ドライバー中、コース一周回が最も速かった選手、及びそのタイムを指す


 

レッドブル・ホンダがいきなりの3位入賞。打倒メルセデスへの準備は整った

田辺豊治テクニカルディレクター

レッドブルとホンダがタッグを組んだことは、今シーズンのF1の目玉トピックスだった。ルノーのパワーユニットと袂を分かち、ホンダをパートナーに迎えたレッドブルに対しては懐疑的な見方もあったが、開幕戦の走りはそんな雑音をシャットアウトするには十分すぎるものとなった。エースドライバーのマックス・フェルスタッペンが3位に入ったことで、ホンダは11年ぶりの表彰台を経験。初陣でトップ3に食い込んだ事実は、メルセデスとフェラーリの二強時代にくさびを打ったことを印象づけた。

さらに、各地点で計測される最高速のデータでは、ホンダのパワーユニットを積むレッドブルとトロ・ロッソが上位を独占。その高い性能を世界に証明してみせた。これまで空力性能ではトップレベルにありながらパワー不足を露呈していたレッドブルだけに、ストレート勝負を可能にしたホンダのパワーユニットはまさに渡りに船。開幕戦の躍進を見る限り、バーレーンGPでレッドブルが表彰台の頂点に立っていたとしてもなんら不思議ではない。

ひと足早い2018年からホンダのパワーユニットを積んでいたトロ・ロッソが、昨季の同大会で4位入賞を果たした事実もレッドブルに追い風となる。ここ数年は常に3番手に甘んじていたレッドブルが、メルセデス打倒の旗手に躍り出るのか。

DAZNで配信されている『F1ラボスペシャル:ホンダの挑戦 Ep2』で、ホンダの田辺豊治テクニカルディレクターが「バーレーンを上手く走れればいいな」と語っているように、中東でのレースはレッドブル・ホンダにとって真価が問われる戦いになりそうだ。

 

開幕戦最大の波乱!原因不明の不調に陥ったフェラーリは復調できるのか

シャルル・ルクレール

圧巻のメルセデス、大躍進のレッドブルとは裏腹に、厳しいスタートになったのがフェラーリだ。開幕前のテスト走行では最速タイムをたたき出すも、ふたを開けてみれば表彰台を逃す結果となった。

「俺たち、なんでこんなに遅いの?」と困惑するセバスチャン・ベッテルの言葉が印象的だったオーストリアGPでのフェラーリ。そのエースがフェルスタッペンにオーバーテイクを許した場面は衝撃的なシーンとしてファンの脳裏に焼き付いた。果たして失意の“跳ね馬”は、次戦のバーレーンGPで本来の姿を取り戻すことができるだろうか。

そのキーマンとなるのはベッテルではなく、フェラーリのドライバーとしての初陣で5位入賞を果たしたシャルル・ルクレールかもしれない。この底知れぬポテンシャルを秘める21歳を、レース中にベッテルがけん制する場面もあり、お互いを強く意識しているのは明らかだ。2人のライバル関係が相乗効果を生み、再びメルセデスの脅威になれるか注目したい。


 

第2戦の舞台となるのは、中東のバーレーン。レースが行われるバーレーン・インターナショナル・サーキットは、砂漠のど真ん中に位置する名物サーキットだ。全長5.412kmのコースは、中低速コーナーと4本のロングストレートで構成されている。このレイアウトは加速と減速を繰り返すことでエンジンやブレーキに負担がかかるが、その一方で、オーバーテイクを生みやすいという特徴がある。またドライバーにとっては、砂漠から舞い込む砂によるスリップや、変わりやすい風向きに注意しなくてはならない。加えて決勝は酷暑を避けて日没直後にスタートするため、視界の変化にも対応する必要がある。

ホンダの進化によって、勢力図に変化が現れ出したF1。第2戦バーレーンGPでこの流れは加速するのか。それとも、再び名門フェラーリが盛り返すのか。今シーズンを占う上で重要な意味を持つバーレーンGP決勝は、DAZNで3月31日午後11時30分からON AIR!

 

2019バーレーンGPの放送予定

<日程>
フリー走行1回目:3月29日(金)20:00〜
フリー走行2回目:3月30日(土)0:00〜
フリー走行3回目:3月30日(土)21:00〜
予選:3月31日(日)0:00〜
決勝:3月31日(日)23:30〜

<配信チャンネル>
DAZN(ネット・2ヶ月無料キャンペーン中!)
フジテレビNEXT(CS・ネット)
スカチャン2 4k(CS)

 

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※記事はIOC公式サイト『Olympic Channel』提供

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