記録で振り返る! 引退するフェルナンド・アロンソのF1キャリア

Tatsuya Sato

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現地時間8月14日、マクラーレンはフェルナンド・アロンソ(37歳)が今シーズンをもって「F1世界選手権」から引退する事を発表した。数々の記録を打ち立てた17年間のF1人生に一旦幕を閉じ、新たな挑戦をするというアロンソ。通算優勝回数32回(歴代6位)、タイトル総獲得数2回(歴代11位)という数々の記録をマークし、一時代を築いたと言っても過言ではないだろう。

 

  F1 Career      
カテゴリー アロンソの記録 アロンソの順位 1 位の選手 1位の選手の記録
タイトル数 2 (2005 & 2006) 11位 ミハエル・シューマッハ 7
優勝回数 32 6位 ミハエル・シューマッハ 91
ポールポジション 22 13位 ルイス・ハミルトン 77
表彰台(3位以内)回数 97 6位 ミハエル・シューマッハ 155
ファステストラップ 23 12位 ミハエル・シューマッハ 77
総ポイント数 1893 3位 ルイス・ハミルトン 2823
2着になった回数 37 2位 ミハエル・シューマッハ 43
初タイトル獲得時の年齢 24年1ヵ月 27日 (2005) 3位 セバスチャン・ベッテル 23年4ヵ月 11日(2010)
初優勝時の年齢 22年 26日 (2003) 3位 マックス・フェルスタッペン 18年7ヵ月 15日(2016)
 

アロンソはミハエル・シューマッハやルイス・ハミルトンに比肩する程の華々しい記録を打ち立てた。その成功の秘訣は出場回数303回(歴代4位)という、息の長さにあるのかもしれない。

19歳という若さでデビューし、2005年には当時のF1最年少ドライバーズチャンピオン記録(24歳)を樹立。翌2006年には連覇も果たした。その後「ミナルディ」、「ルノー」、「マクラーレン」、「フェラーリ」と渡り歩き、2015年からはマクラーレンに所属している。

4つのチームを渡り歩いたアロンソだが、一番相性が良かったのは「ルノー」だ。ルノーをチーム史上初のコンストラクターズチャンピオンに導いただけでなく、下記の表のとおり、アロンソ自身もルノーに所属している時期が一番好成績を残している。

チーム別に見るフェルナンド・アロンソの記録
所属チーム タイトル 優勝 ポールポジション 表彰台 ファステストラップ ポイント リタイア数
ミナルディ(2001) 0 0 0 0 0 0 9
ルノー(2003 - 2006) 2 15 15 37 8 381 13
マクラーレン (2007) 0 4 2 12 3 109 1
ルノー (2008 - 2009) 0 2 1 4 2 87 6
フェラーリ(2010 - 2014) 0 11 4 44 8 1190 8
マクラーレン (2015 - 2018) 0 0 0 0 2 126 26
トータル 2 32 22 97 23 1893 63
 

第一線で活躍をし続けてきたアロンソだが、2015年にマクラーレンに移籍してから、「優勝」、「ポールポジション」、そして「表彰台」という言葉から遠い存在になっている。今季は、3度目のタイトル獲得を目標に掲げていたアロンソだったが、最高順位はオーストラリアGPでの5位と、厳しいシーズンを送っている。

F1での苦戦が続く一方、心機一転、アロンソは生涯の目標を「トリプルクラウン」と呼ばれる、世界三大レース(F1モナコGP、インディ500、ル・マン24時間レース)の制覇に据えた。F1と並行して出場した今年のル・マン24時間レースで優勝し、グラハム・ヒル以来となる世界三大レース制覇に王手をかけた。残すは一昨年、佐藤琢磨が優勝を飾ったインディ500。果たして、アロンソはトリプルクラウン達成となるのか、注目が集まる。

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Tatsuya Sato