通算999戦目のグランプリとなったバーレーンGPは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)の今季初優勝で幕を閉じた。しかし、話題をさらったのは史上2番目の若さでポールポジションを獲得し、あと一歩のところで優勝を逃したシャルル・ルクレール(フェラーリ)だった。
ハミルトンはレース後、「今週の君のドライブは本当に素晴らしかった。この先には長い未来が待っている。今は最悪な気持ちだろうけど、君にはとても長い道のりがある」と、ルクレールに声をかけた。
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"You drove fantastically... you've got a long future ahead of you"👌
— Formula 1 (@F1) 2019年3月31日
Big respect for @Charles_Leclerc from the race winner 👏#BahrainGP 🇧🇭 #F1 pic.twitter.com/QHiuz3uoPZ
決勝でスタートに失敗し、1週目を終えた時点では3位だったルクレールは、そこから高い運転技術で好調のマシンを操り、バルテリ・ボッタス(メルセデス)とチームメイトのセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)を抜き去った。
完璧とも言える走りで首位を独走していたルクレールだったが、46週目からエンジンのトラブルでペースを落とす。8.5秒あった2位ハミルトンとの差もあっという間になくなり、48週目でついにオーバーテイクを許した。
さらに54週目でバルテリ・ボッタス(メルセデス)にも抜き去られ、3位まで順位を落とす。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)にも詰め寄られたが、ルノーの2台がコース上でストップしセーフティカーが入ったためオーバーテイクが禁じられ、ルクレールはそのまま3位でフィニッシュした。
Charles Leclerc's race unravels 💔#BahrainGP 🇧🇭 #F1 pic.twitter.com/pJJHMTVIHG
— Formula 1 (@F1) 2019年3月31日
英・BBCによると、メルセデスのトト・ウォルフ代表もルクレールの才能を称賛しているという。
「ルクレールの中に、将来のチャンピオンの姿を見た。彼は今日、最速のマシンに乗った最速のドライバーだった。今日はモーターレースの残酷な部分を経験した。我々にとってはそれが幸運だった」
「彼は若くて謙虚な男だし、すごく速い。スピードと、感情をコントロールする能力を兼ね備えているのは重要なことだ」
目前で優勝を逃したが、最速ラップを記録してF1ドライバー・オブ・ザ・デイに選出されたルクレール。マシントラブルという不運に見舞われながらも、チームを責めず謙虚に前を向く姿勢は、多くのモータースポーツファンの心をつかんだに違いない。
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※記事はIOC公式サイト『Olympic Channel』提供
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