フェラーリ、セバスチャン・ベッテルが2連勝!!

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気温27.8℃、路面はドライコンディションのバーレーンGP決勝。全長5.412kmのバーレーン・インターナショナル・サーキットを57周駆け抜け、勝者を決める。スターティンググリッドの前衛はフェラーリとメルセデスAMGが押さえていたが、ルイス・ハミルトンはギヤボックスの交換によるペナルティで5つグリッドを落とし、9番手からスタートを迎えた。

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レース開始直後、ポールポジションのベッテルががっちり首位をキープした一方、3位のバルテリ・ボッタスが2位キミ・ライコネンをパスして2位へと浮上する。ホンダの期待も大きい4番手のダニエル・リカルドは、いったんはピエール・ガスリーにかわされるものの、その後すぐに順位を戻すなどレースを通して健闘を見せた。2ラップ目、いきなりレースが動き出す。マックス・フェルスタッペンがハミルトンのインを突いたところ、前方にいたフェルナンド・アロンソに接触。この影響でフェルスタッペンは左リヤタイヤのホイールが破損してしまう。ピットに戻ってレースに復帰したものの、このダメージの影響でリタイアを余儀なくされた。また電気系統のトラブルでダニエル・リカルドも走行不能に。ここでVSC(バーチャル・セーフティー・カー)が導入されることとなった。

4ラップ目にVSCが解除されると、ルイス・ハミルトンが驚異の追い上げで4位まで順位を上げる。18周目、トップのベッテルが最初のピットイン。次の周、同じくフェラーリのライコネンもピットインし、どちらもソフトタイヤへと交換した。これをうけてメルセデスAMG陣営はミディアムタイヤをチョイスし、1ストップの作戦に出る。

その後、上位陣に変動があったのが35ラップ目。それまで3位を走行していたライコネンがピットインした際、左リヤのタイヤが締まらなうちに発進してしまい、クルーを巻きこんでしまう。このアクシデントによってピットレーンに停車させたライコネンは、そのままリタイアの道を選択した。

終盤、2位ボッタスと3位ハミルトンの猛追をかわすため首位を走るベッテルは、摩耗から性能的に不利なソフトタイヤではあるものの、このまま走行することを選択。この作戦が功を奏し、ボッタスには最終的に1秒も満たない差までギャップを縮められたものの逃げ切ることに成功した。ベッテルは第1戦オーストラリアGPに続く連勝となった。

2018バーレーンGP 決勝結果

順位 ドライバー チーム タイム ピット回数
1 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1:32:01.940 1
2 バルテリ・ボッタス メルセデスAMG +0.699 1
3 ルイス・ハミルトン メルセデスAMG +6.512 1
4 ピエール・ガスリー トロロッソ +1'02.234 2
5 ケビン・マグヌッセン ハース +1:15.046 2
6 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー +1:39.024 2
7 フェルナンド・アロンソ マクラーレン +1Lap 2
8 ストフェル・バンドーン マクラーレン +1Lap 2
9 マーカス・エリクソン ザウバー +1Lap 1
10 エステバン・オコン フォース・インディア +1Lap 2
11 カルロス・サインツ ルノー +1Lap 2
12 セルジオ・ペレス フォース・インディア +1Lap 2
13 ブレンドン・ハートレイ トロロッソ +1Lap 2
14 シャルル・ルクレール ザウバー +1Lap 2
15 ロマン・グロージャン ハース +1Lap 3
16 ランス・ストロール ウィリアムズ +1Lap 1
17 セルゲイ・シロトキン ウィリアムズ +1Lap 2
  キミ・ライコネン フェラーリ DNF 2
  マックス・フェルスタッペン レッドブル DNF 1
  ダニエル・リカルド レッドブル DNF 0
 

【ハイライト動画】2018バーレーンGP 決勝