フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦となる『スケートカナダ』が10月29日(日本時間30日)、バンクーバーで開幕。男子ショートプログラム(SP)は、世界選手権3連覇のネーサン・チェン(米国)が106.72点で首位スタートを決めた。
絶対王者として今季に臨んだチェンだったが、GPシリーズ初戦となったスケートアメリカ(10月22〜24日)ではジャンプの乱れを修正できず、SPは4位(82.89点)、フリースケーティングは2位(186.48点)で合計269.37点となり総合3位に。常勝の王者が3年8カ月ぶりに敗れた。
アメリカ大会メダリスト会見では優勝したビンセント・ジョウ(米国)を称賛しながらも、自身のミスについては「反省する必要がある。修正する」を明言し、第2戦となる本カナダ大会での軌道修正を誓っていた。
🔢 Results after the Men‘s Short Program at the ISU GP Skate Canada International 2021 in Vancouver, Canada:
— ISU Figure Skating (@ISU_Figure) October 29, 2021
1️⃣ Nathan Chen
2️⃣ Jason Brown
3️⃣ Keegan Messing
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📺 Nathan Chen skates a flawless program and takes the lead in the Men’s Short Program at ISU GP Skate Canada International 2021! #GPFigure #FigureSkating @nathanwchen @USFigureSkating pic.twitter.com/znOdlj1A8i
— ISU Figure Skating (@ISU_Figure) October 29, 2021
その宣言通り、1週間あけての仕切り直しのSPで、技術点60.29、演技構成点46.43の減点なしの106.72点をマークし、1位通過を果たした。アメリカ大会から日を開けずにすぐにカナダ入りして練習を再開したとのことで、早期の不調脱出に成功したようだ。
男子日本勢は、田中刑事(国際学園)は78.83点で6位、山本草太(中京大学)は78.78点で7位だった。
GPシリーズは、全6戦の成績上位6名がGPファイナル(12月9~11日・大阪府門真市)に進出する。各エントリー選手最大2大会までの出場となるため、アメリカ大会で3位だったチェンはファイナル4連覇を目指し、フリーでもトップを狙う。
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