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既に両国ともにグループリーグ敗退が決定しているパナマとチュニジアの一戦。パナマが同国史上初のワールドカップ勝利を目指し、チュニジアが40年振りとなるワールドカップでの勝利を狙う、文字通りプライドを懸けた試合となった。
試合が始まると、技術的に上回るチュニジアがポゼッションを高めながら得点機を伺い、パナマがカウンターやセットプレーから活路を見出す構図が鮮明になる。この試合は全体を通してチュニジアがより多くのチャンスを作り出すも、先制点はパナマに生まれた。
33分、19歳のロドリゲスのミドルシュートがディフェンダーに当たってコースが変わり、そのままゴールに吸い込まれ、オウンゴールで試合が動いた。
1点を追うチュニジアは益々攻勢を強め、パナマが明確に守備に重心を置くなか、51分に鮮やかなパスワークからブロックを崩し、最後はベンユセフが決めて試合を振り出しに戻した。
一方、追いつかれたパナマは、その後、これまで闘志溢れるプレーでチームを率いてきたトーレスが負傷交代を余儀なくされる。
すると66分、チュニジアは左サイドの崩しからエリア内に侵入すると、最後は逆サイドに走り込んだハズリが押し込み、逆転に成功する。
結局、チュニジアはこのリードを最後まで守り切り、40年振り2度目となるワールドカップでの勝どきを上げた。初出場のパナマは健闘虚しく、ワールドカップの洗礼を浴びて母国への帰途につくことになった。
【2018 FIFA ワールドカップ ロシア大会】
○チュニジア 2-1 パナマ
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