「史上最高の選手」との評価をメッシは否定「僕は平凡なプレーヤー」

Dejan Kalinic

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アルゼンチン代表で、バルセロナ所属のスター選手、リオネル・メッシは、史上最高の選手の一人と称されているにもかかわらず、自身を「平凡なプレーヤー」だと表現した。

30歳のメッシは、バロンドールを5回受賞しており、リーガ・エスパニョーラの強豪バルセロナで、素晴らしいキャリアを積んでいる。 

しかし、フォワードのスーパースターは、ロシアでのワールドカップを前に、自身を他のプレーヤーと変わらないと表現した。 

「僕は自分を最高な選手だとは思わない。平凡なプレーヤーだよ」メッシはPaper Magazineに対し語った。本誌で、メッシはヤギと一緒にポーズを取っている。ヤギ(goat)とG.O.A.T.(Greatest of all time:史上最高の)とのかけことば。 

「フィールドで試合が始まってしまえば、僕らはみんな同じだ」。 

バルセロナで、リーガ・エスパニョーラのタイトルを9度制し、4度のチャンピオンズリーグ優勝に貢献するなど、数々の名誉を手にしてきたメッシだが、いまだアルゼンチン代表として、ワールドカップで優勝したことはない。 

ホルヘ・サンパオリ監督率いるアルゼンチン代表は、ロシアワールドカップではグループDで、アイスランド、クロアチア、ナイジェリアと対戦する。2014年大会でアルゼンチンは準優勝したが、メッシは他の強豪国と比べてアルゼンチンのレベルの低さを認めており、大舞台で実力を発揮することを望んでいる。 

「しっかりと準備することが大切だ。ワールドカップ予選では、最後まで厳しい戦いが続いた。準備に十分な時間が取れなかったんだ」と彼は述べた。 

「優勝するためには、もっと強くならなくてはいけない。フランスやドイツ、ブラジルやスペインと同じレベルまで引き上げる必要がある」。 

「でも、素晴らしいメンバーに恵まれている。結果がどうであれ、アルゼンチンは常に優勝候補に挙げられる」。 

「僕らは常に優勝を目指している。ゆっくりでも堅実に、ワールドカップを勝ち進んでいきたい」。 

メッシとアルゼンチン代表は、6月16日に対アイスランドでワールドカップ初戦を迎える。 

原文:Messi: I'm just another player
翻訳:Atsuko Sawada

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