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フェドカップは、ITF(国際テニス連盟)が主催する女子テニス国別対抗戦で、2017年には、95の国と地域が参加している。
各国4人が代表メンバーになり、国の代表として戦うのだが、プロテニスプレーヤーは、普段個人としてWTA女子ワールドツアーを転戦しているので、フェドカップでの団体戦は、ツアーでの個人戦と大きく趣が異なる。
男子テニス子国別対抗戦・デビスカップが、1900年から始まったのと比べると、フェドカップの歴史はまだまだ浅い。当初はフェデレーションカップと呼ばれていたのだ。
構想を最初に提唱したのが、ヘイゼル・ホチキス・ワイトマンというアメリカの女子選手だったが、当時の国際ローンテニス連盟(現ITF)は、この提案を受け入れなかった。
この構想が認められるには、1962年まで待たねばならなかった。英国の元選手で、メアリー・ハードウィック・ヘアの提出した案が、ようやく国際ローンテニス連盟で賛同を得られた。
そしてついに1963年6月、英国・ロンドンのクィーンズクラブで初めて開催され、第1回大会では、アメリカがオーストラリアを破って初代優勝国となった。
1994年までは、各国代表チームを一都市に集結させて 1週間の集中開催で行っていた。試合は、シングルス2試合とダブルス1試合で行われ、先に2勝した方が勝利国となった。
最初は16カ国の参加だったが、やがて32カ国となり、さらなる発展に伴い、1995年からは、デビスカップと同じように、ワールドグループ制を採用して、ホーム&アウェイ方式がとられるようになった。試合数も変更され、シングルス4試合とダブルス1試合になり、3勝を先に挙げた国が勝利国となる。
そして、1995年から大会呼称は、「フェデレーションカップ」から「フェドカップ」に変更された。
16カ国で構成されるワールドグループの下には、アジア・オセアニアゾーン、ヨーロッパ・アフリカゾーン、アメリカゾーンがある。各地域ゾーンの中では、さらにカテゴリーがあり、ヨーロッパ・アフリカでは、I部、II部、III部と分けられ、アジア・オセアニアとアメリカではI部、II部に分けられている。
ちなみに、日本は、現在アジア・オセアニアゾーンIに属しており、ワールドグループIIへの昇格を狙っている。
2005年からは、さらにワールドグループのフォーマットが変更されて2つに分けられた。
一番上位8カ国で構成されるのがワールドグループI。このグループでは、トーナメント方式で1回戦(2月)、準決勝(4月)、決勝(11月)が行われ、フェドカップでの優勝をかけてプレーが行われる。
次にワールドグループIIがあり8カ国で構成されている。ワールドグループIIで1回勝つと、ワールドグループ1回戦で負けた国とプレーオフ(入れ替え戦、4月)が行われ、勝利した国がI部へ、負けた国がII部へ、翌シーズンに属するグループが決まる。
ワールドグループの下には、同じように世界各地域にグループがあり、各地域グループI部の優勝国とワールドグループII部初戦敗退国とで、プレーオフが行われる。
こうして毎年グループ入れ替えの戦いを含んでいるため、各国は少しでも上へ行けるように凌ぎを削っているのだ。
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