昨シーズン、ニューオーリンズ・セインツはNFLのプレーオフ史上最も痛ましい敗戦を喫した。第4Qの終了と同時にミネソタ・バイキングスのワイドレシーバー、ステフォン・ディグスがサイドライン際をエンドゾーンに向かって疾走するのを目にすることとなったのだ。
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セインツは2017シーズンを2連敗からスタートさせたものの、最終的には11勝5敗で終えた。すばらしいルーキーたちを迎え入れ、3年連続勝率5割以下からの脱却を果たした。
ドラフト3巡目で昨シーズン獲得されたアルビン・カマーラは、スクリメージラインからの獲得ヤードが合計で1500ヤード以上と14のタッチダウンを記録し、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。しかし彼は先週、良くない理由で見出しを飾ることとなった。もしもセインツがバイキングスに敗れていなければ、最終的にNFL王者となったフィラデルフィア・イーグルスも打ち負かしていただろうと発言したのだ。
セインツのコーチ、ショーン・ペイトンは、フィールド上で会話を交わす物腰穏やかな口調の選手を好む。NFLの運動能力向上薬ポリシーを犯したとしてマーク・イングラムがすでに4試合の出場停止処分を受けていることもあるため、カマーラは発言に注意する必要があるだろう。
だが、2018シーズンに突入したばかりの現段階で本当に問題となるのは、セインツが昨シーズンの成功を土台とすることができるのか、はたまた、覇権が移り続けてきたNFC南地区の重圧に潰されてしまうのか、ということだ。
発言の際、カマーラはそのことを知らなかっただろうが、いささか事をややこしくしてしまった。今や誰もが今シーズンのセインツとイーグルスの順位を見比べて両チームを比較しようとしている。もしもカマーラかセインツのどちらかが不調をきたせば、このキャリア2年目のランナーは非難を浴びることになるだろう。
だが、最低でも紙面上では、セインツは昨シーズンよりも強いとの見方がされている。キャメロン・メレディス(フリーエージェント)とトレクアン・スミス(ドラフト)のワイドレシーバー2人のようなオフェンスの補強は、昨シーズン23と意外に少なく終わったドリュー・ブリーズのタッチダウン数を増やす助けとなるに違いない。
Your daily video of @drewbrees hitting a random target on the money 💰 #SaintsCamp ⚜️ pic.twitter.com/r9Wa8qiPz3
— New Orleans Saints (@Saints) 2018年8月14日
セインツの公式ツイッター:
乱雑な的も正確に打ち抜くドリュー・ブリーズの動画。#セインツキャンプ
ディフェンス面では、ドラフト指名権をトレードにて獲得し、パスラッシュの達人マルクス・ダベンポートを指名した。また、ラインバッカーの位置からプレーを指示するためにディフェンス陣のリーダーとなるデマリオ・デービスと契約を結び、パトリック・ロビンソンやカート・コールマン同様、セカンダリーを強化する助けとなる選手を獲得した。
カマーラの発言がセインツの立場を悪くし、運営側はいつも通り二の足を踏んでいる一方、チームには今シーズン彼を後押しするタレントがそろっている。
2002年の地区創立以来、NFC南地区で連続優勝したチームは1チームのみだ(2013-2015シーズンのパンサーズ)。ファルコンズとパンサーズは今シーズンもプレーオフ争いの準備ができている。よって、セインツは彼らと戦って2018年を歴史に残る年にする必要がある。
NFLではケガなく過ごすことが常にカギとなる。もしもセインツが主力選手たちを出場させ続けることができれば、2月にはカマーラをスマートな人物に見せることができるだろう。
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原文:Can Saints back up Alvin Kamara's claim, build on last season's success?
翻訳:日本映像翻訳アカデミー