ドリュー・ブリーズが偉業達成 そのキャリア第一投を受けたのは?

Liam Blackburn

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ドリュー・ブリーズがNFLで初めてパスを成功させた時、そのボールを受け取ったのがロサンゼルス・チャージャーズの元RBテレル・フレッチャーだ。そのパスのことは覚えていないが、フレッチャーは当時からブリーズが偉大な選手になることを見抜いていたという。

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8日、ニューオーリンズ・セインツは43対19でワシントン・レッドスキンズに勝利した。その一戦でブリーズは、ブレット・ファーブ、ペイトン・マニングのパス獲得ヤード数の記録を塗り替えた。

39歳のブリーズは通算72,103ヤードを獲得し、その最初の7ヤードはまだルーキーだった2001年11月4日、カンザスシティ・チーフスとの一戦で決めた。当時チャージャーズのルーキーだったブリーズはダグ・フルーティーの代わりに起用され、サードダウンでRBのフレッチャーへ見事にパスを決めた。これが全ての始まりである。

「正直パスのことは覚えてないんだよ。ただ試合はかなり負けていたのを覚えている。だからコーチ陣はQBの交代を指示したんだよ。そしたらブリーズが見事に軌道修正してくれたよ。試合は僅差で負けたけどね。選手として誰からのパスかとかどんなパスかとかは気に留めないんだよ。自分に向かってきたボールをただ無心でキャッチするだけさ」とフレッチャーはOmnisportに語った。

ブリーズはドラフト2巡目でチャージャーズに指名されたが、1巡目(全体5位)で指名され、今ではフットボール殿堂入りのラダニアン・トムリンソンほどサンディエゴでは注目されなかった。

しかし、初めて練習で見た時からブリーズには特別な何かがあると、フレッチャーは気付いていたようだ。

「当初ブリーズの印象は薄かったよ。トムリンソン(通称LT)があまりに騒がれていたからね。ブリーズをドラフトで獲得できたのは良かったけど、正直皆LTしか見ていなかったよね。ただ練習やその最初の試合でブリーズの有能さが垣間見えたよ。彼は自分に向けられた状況を判断し、どの様に対処すべきかを上手にできる選手だった。その様な資質を持っている人は限られているよ。そういった面で彼はフィールド内でも外でも特別だったと思う」とフレッチャーは語った。

チームが現QBのフィリップ・リバーズを起用すると、ブリーズはチャージャーズで5年間プレイした後、2006年にニューオーリンズ・セインツへ移籍した。

セインツのコーチ、ショーン・ペイトンのもとでブリーズは成功を収め、NFLのシーズンパス獲得ヤード数で7回首位を獲得している。

また、2005年のハリケーン・カトリーナの上陸によりニューオーリンズが多大な被害を被った後わずか5年足らずの2010年には、スーパーボウル制覇へチームを導いている。

「私はただただブリーズを誇りに思うよ。選手としても一人の人間としても。ニューオーリンズへの貢献や、カトリーナ以降の彼の活躍も素晴らしいものだよ。彼は特別な人間で、彼が達成した偉業は尊敬に値するよ」とフレッチャーは付け加えた。

原文:Back who caught Drew Brees' first NFL completion: QB 'special' on and off field

翻訳:Yuri Kondo


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