その場にいない選手の名前を叫ぶチャントに、先発QBが「傷ついた。あってはならない」

Travis Durkee

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モントリオール・アルエッツのロッカールームに心の傷ついた者がいる。

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チームが先日ジョニー・マンジールと契約したことから、現地時間7月26日の夜に行われた対エドモントン・エスキモーズ戦の試合中、ファンからの「ジョニーが見たい!(We want Johnny!)」のチャントが止むことはなかった。この試合で、先発クォーターバックを務めたバーノン・アダムス・ジュニアのアルエッツが敗れている。

かつてオレゴン・ダックスのクォーターバックとしてプレーしていたアダムスは、チャントは受け入れがたいものだったとラ・プレッセ(カナダの仏語日刊紙)に語った。

「あれを聞いて確かに傷ついたよ。モントリオールのサポーターに対して、これ以上ないほど尽くしてきた。二度とあってはならない。彼らの態度は敬意を欠いていた。自分のプレーは決して悪くなかった。彼らには何も言われたくない、それが例え些細なことだとしてもだ」アダムスは言う。「自分のプレーはパーフェクトではなかったかもしれないが、全体的に見て、なかなかよかったと思っている」。

25歳のアダムスは、44-23で負けた試合で、パスで217ヤードを投げ、チームのために72ラッシュヤード獲得した。レポートによると、モントリオールのファンは彼のパフォーマンスを嘆いていたわけではなく、単にかつてNFLのドラフトで1巡指名を受けたマンジールがプレーするのを見たかっただけなのだ。

「状況がどうであれ関係ない。敬意に欠いていたし、それによって傷ついた」アダムスは言った。「それでも自分は懸命にプレーしようとした。でも、もういいよ、これからはファンが僕を扱ったように、僕もファンを扱うことにする、それだけのことさ」。

その後、アダムスは1日、感情を抑えきれずにあのような発言をしてしまったのは、対抗意識によるものだとツイッターに謝罪の言葉を投稿した。

アルエッツの一員としてプレーするマンジールが見たくてたまらないのは、ファンだけではない。コーチのマイク・シャーマンは、こう発言した。「金曜日の試合では、クォーターバックが2人になる。チームの勝利のために活躍できる方が先発となる」

シャーマンは先の発言を改めて説明した。

「ジョニーをトレードしたのは、何もベンチに座らせるためではない。彼は、チームで代表の座を獲得し、彼がなれるであろう最高のプレーヤーになるために、ここへやってきた。これまでの過程がこうだ」

シャーマンは言う。「もう分かっているとは思うが、2人の選手がいる場合、どちらを使うかは、試合が始まるまで待つものだ。それより前に発表しても意味はない」。

シャーマンは、マンジールが8月3日に行われる試合で、自身初となるCFLでのキャリアをスタートさせると正式に発表した。対戦相手は彼の古巣、ハミルトン・タイガースだ。

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原文:‘We want Johnny!’ chants upset Alouettes QB Vernon Adams Jr.

翻訳:Yurika Hirano

Travis Durkee