2023年YouTuber最強ファイターはジェイク・ポールかKSIか|TSNパウンド・フォー・パウンド:YouTubeボクサー編

Daniel Yanofsky

Raj Singh Mahil

Andreas Hale

2023年YouTuber最強ファイターはジェイク・ポールかKSIか|TSNパウンド・フォー・パウンド:YouTubeボクサー編 image

本物志向のファンからは反感もあるが、YouTuberやほかの著名人たちがボクシングに参入する流れはもはや止まることはない。

良くも悪くもユニークな戦いを通して、こうしたインフルエンサーたちはボクシング界がかつて持つことがなかったほどの注目を集めている。数字は嘘をつかない。チケットが売り切れになったショーや莫大なストリーミング視聴者数という数多の事実は、これが単なる流行の域に収まらないことを証明している。もちろん、ジェイク・ポール、KSI、そしてほかにも多くのインフルエンサーたちがボクシングに参入してきたことに対しては怒りの声もあり、彼らを巡る議論は二極化している。

さらに議論を呼びそうな話題がある。それはこの界隈におけるパウンド・フォー・パウンドのランキングだ。

誰もが合意するパウンド・フォー・パウンドのランキングというものは存在したことがない。2023年もそうなるだろう。世界最強ボクサーはテレンス・クロフォードなのか、それともカネロ・アルバレスなのか。スーパーバンタム級に転級した井上尚弥はどうなのだ。正式な王者ベルトを戴冠したボクサーたちについてさえ合意できないのだから、より実力の可視化が難しいYouTuberボクサーたちのなかから最強を選ぶことはほぼ実現不可能な難事業だと言えるだろう。

私たち『The Sporting News』(スポーティングニュース)はあえてその困難に挑むことにした。

関連記事:スポーティングニュース選出パウンド・フォー・パウンドのトップ12ボクサーたち

YouTubeボクサーらをランキングするために、スポーティングニュースのボクシング部門に在籍するライターと編集者たちが激論を交わした末、以下のトップ10リストに落ち着いた。

私たちは以下の要因に基づいて選考を行った。

  • 通算戦績|直近の戦績
  • リング内外での人気
  • 集客力

私たちの結論には賛成も反対もあるだろう。ぜひTwitterInstagramでスポーティングニュース格闘技アカウント(@SN_fights)をフォローして、あなたの意見を聞かせてほしい(いずれも英語アカウントのみ)。

10. フェイズ・センセイ

  • 年齢:31歳(米国)
  • 戦績:プロ0勝1敗、アマ1勝0敗
  • 有名な試合:2018年8月、対オーバーフロー戦(3回TKO)

選考の理由:

フェイズ・センセイは辛うじてトップ10入りしたが、それは話題性に欠けるからという理由ではない。

センセイはデビュー戦でオーバーフローにTKOで勝利した。8月にはキング・ケニーに敗れたが、その判定には疑惑がある。このスポーツにおける潜在能力は高い。ケニーとの再戦も噂されている。

武道家兼トレイナーとして、ゲーム実況/eSportsチーム『FaZe Clan』の創設者フェイズ・テンペールとかかわり、その後の同チームのフィットネス事業に参加。YouTube登録者は80万8000人、Twitterのフォロワーは9万6900人、そしてInstagramのフォロワーは35万7000人を超える。

センセイがトップ10リストに留まるためには大きな勝利(再戦かあるいは新たな相手か)が必要になる。
 

9. ジェイ・スウィングラー

  • 年齢: 27歳(英国)
  • 戦績: プロ1勝0敗、アマ0勝1敗
  • 有名な試合: 2022年10月、対チェリーズ戦(2回KO)

選考の理由:

ジェイ・スウィングラーがトップ10入りした理由として、10月にチェリーズ戦でのノックアウト勝ちしたことが大きい。2018年にアネソンギブ(AnEsonGib)から0-3判定負けを喫して以来、初めての試合(そしてプロデビュー戦)だった。

YouTube登録者は178万、Twitterのフォロワーは84万5900人、そしてInstagramのフォロワーは132万6000人を超える。インフルエンサーになる前はセミプロのサッカー選手だった。

スウィングラーは3月4日にリングに復帰し、ニクルマオ(Nichlmao)と対戦する。まだまだ勝利数を必要としているが、前回の劇的なノックアウト劇がスポーティングニュース関係者に大きな印象を与えた。

関連記事:2023年のボクシング界で実現が期待される試合30選:フューリーvsウシク、井上尚弥vsフルトン、井岡vs中谷など

8. デジ

  • 年齢: 26歳(英国)
  • 戦績: プロ1勝0敗、アマ0勝4敗
  • 有名な試合: 2022年8月、対フージー戦(2回KO)

選考の理由:

デジはKSIの弟だ。デビュー後は連敗でキャリアを開始したが、のちに大勝利を収めた。その結果として、キャリア最大の試合に挑むチャンスを掴んだ。

デジはジェイク・ポールが2018年に初めて戦った相手だ。TKOで敗れたデジは2021年にボクシング界へ復帰した。ヴィニー・ハッカーとアレックス・ワサビに連敗を喫したが、それでもボクシングを諦めなかった。そして2022年8月にKSIの前座戦でフージー(Fousey)から3回ノックアウト勝ちを収めた。このプロ初勝利にファンは熱狂した。

それによってデジは大きなチャンスを手に入れた。同年11月にフロイド・メイウェザーと対戦したのだ。試合には敗れたものの、メイウェザーの目を腫らしたことは一生の記憶に残るだろう。

もともとは兄KSI同様ゲーム実況からはじめ、ドッキリ・リアクション系動画で人気となった。YouTube登録者は1070万人、Twitterのフォロワーは246万人、Instagramのフォロワーは317万人、そしてFacebookのフォロワーは124万人を超える。

7. キング・ケニー

  • 年齢: 25歳(英国)
  • 戦績: プロ2勝0敗、アマ0勝1敗
  • 有名な試合: 2022年11月、DKマネー戦(2回KO)

選考の理由:

2022年にキング・ケニーは2人のフェイズ(FaZe)と対戦した。まずアマチュア戦でフェイズ・テンペールに0-3判定で敗れた。8月にはフェイズ・センセイから判定勝利を挙げた。もっともこの判定には議論がある。

直近の試合ではDKマネーにノックアウト勝ちしている。

YouTube登録者は210万人、Twitterのフォロワーは10万1400人、そしてInstagramのフォロワーは37万4000人を超える。クリエイターとしては(家族への)イタズラ系動画で人気となった。

ケニーの集客力はボクシング界で存在感を増しつつある。
 

6. ローガン・ポール

  • 年齢: 27歳(米国)
  • 戦績: プロ0勝1敗、アマ0勝0敗1分け、エキシビション0勝0敗1分け
  • 有名な試合: 2021年6月、対フロイド・メイウェザー戦(判定引き分け)

選考の理由:

ローガン・ポールは未だに勝利したことがない。しかし、そのことはインフルエンサーとしてローガンが与えたインパクトをいささかも減ずるものではない。

このジェイク・ポールの兄は、KSIとアマチュア戦を行ったことでインフルエンサーたちによるボクシングの知名度を上げた。イギリスのマンチェスター・アリーナで行われたこの試合は引き分けに終わった。当初はYouTubeボクシングに否定的だった英大手プロモーターのエディー・ハーン氏も、この分野に可能性を見出した。

満員となった米ロサンゼルスのステイプルズ・センターで、KSIとポールはプロとして再戦したのだ。試合はKSIのスプリット判定勝ちで終わったが、このイベントのインパクトは大きく、ポールの株も急上昇した。そしてYouTuberたちのボクシングが現在の隆盛をみる大きな契機となった。

弟ジェイクの方がプロとしての戦績では優るが、ローガンにはボクシング殿堂入りのフロイド・メイウェザーとフルラウンドを戦ったという実績がある。マイアミで行われたこの試合(エキシビション)ではスコア判定はなかった。

このトップ10リストに登場するYouTubeインフルエンサーたちのなかでは、ローガンは先駆者のひとりだ。いわゆる迷惑系動画で世間に知られ、YouTube登録者は2360万人、Twitterのフォロワーは680万人、Instagramのフォロワーは2505万人、そしてFacebookのフォロワーは1654万人を超える。さらにローガンは「IMPAULSIVE」という名のポッドキャストを主宰し、そのYouTubeサブスクライバーは432万人を超えている。

このリストの下位にランクされるべきだと考える人もいるだろう。現在は右拳の負傷を理由にボクシングから離れているが、2023年にも復帰するとの噂もある。スポーツエンターテイメント業界の『時の人』としてWWEスーパースターにまでなったローガンだが、もしボクシング初勝利を挙げることができれば、その相手がたとえ誰であったとしても、この順位への疑問は払拭されるだろう。

5. アネソンギブ(AnEsonGib)

  • 年齢: 26歳(英国/サウジアラビア出身)
  • 戦績: プロ1勝1敗、アマ2勝0敗、エキシビション1勝0敗
  • 有名な試合: 2022年9月、対オースティン・マクブルーム戦(4回KO)

選考の理由:

直近の試合でオースティン・マクブルームに逆転のノックアウト勝ちを収めたことで、アネソンギブのランクはここまで上がった。しかし、長い間リングから遠ざかっていたことから、上位には入らなかった。

「億万長者ギブ」の異名を持ち、最初のアマチュア戦2試合でマックスプレイとジェイ・スウィングラーに連勝したが、2020年にはプロ戦でジェイク・ポールにノックアウト負けを喫した。ジェイクにとっては人気上昇のきっかけとなった試合である。

ただ、アネソンギブはここで終わらなかった。2021年最初のSocial Glovesイベントでテイラーホルダーを下したのだ。この試合は当初引き分けとされたが、後にアネソンギブの勝利へと判定が変更された。

次のSocial Glovesイベントではマクブルームと対戦するチャンスを手に入れた。この試合はアネソンギブの健康上の理由で延期になったが、いざ始まると複数のダウンを奪ったアネソンギブの勝利で終わった。

サッカーゲーム『FIFA』シリーズの有名プレイヤーとして知られ、YouTube登録者は231万人、Twitterのフォロワーは96万3400人、そしてInstagramのフォロワーは96万0000人を超える。サウジアラビア・リヤドからの移民だ。

4. スリム・アルバハー

  • 年齢: 28歳(米国)
  • 戦績: プロ3勝0敗、アマ3勝0敗 
  • 有名な試合:2022年8月、対フェイズ・テンペール戦(2回KO)

選考の理由:

スリム・アルバハーは5試合をノックアウトで勝利している。スポーティングニュースがYouTubeボクサーたちのトップクラスにこのインフルエンサーを推す理由はそこにある。まずフージー、N&A、そしてエビダーン(3bidaan)に勝利した。8月にフェイズ・テンペールと戦ったことで名声を得た。当初はテンペールの対戦相手に予定されていたラッパーのブルーフェイスが外されたことでアルバハーにチャンスが巡ってきた。そしてプロ初試合の2ラウンド目でテンペールをノックアウトしたのだ。

さらに10月、ライアン・テイラーに3-0判定で勝利した。今年1月に行われた直近の試合では、トム・ザネッティからも文句なしの3-0判定で勝利している。

イエメン移民の両親のもと、米国で生まれたアルバハーは、当初イタズラ系動画で人気になった。YouTube登録者は64万7000人、Twitterのフォロワーは16万3600人、そしてInstagramのフォロワーは34万7000人を超える。

空手のような前後のステップを多用し、ノーガード戦法など挑発的な動きが特徴で、これからも目を離せない選手である。

3. ソルト・パピ

  • 年齢: 28歳(英国)
  • 戦績: プロ2勝0敗、アマ1勝0敗
  • 有名な試合: 2022年8月、対アンディ・ワルスキー戦(1回KO)

選考の理由:

ソルト・パピはその際立ったカリスマ性で知られている。ボクシングに参入してから、それはさらに大きくなった。このイギリス出身のサウスポーは3月にハラール・ハムを3-0判定で下した。その数か月後にはインフルエンサーたちのボクシング史上最高のノックアウト勝ちでファンを熱狂させた。

8月にKSIのイベントで前座試合に登場したパピは、アンディ・ワルスキーと対戦した。そして試合開始後たったの29秒でワルスキーをノックアウトしたのだ。今年1月にはジョシュ・ブルックナーからもノックアウト勝利を収めている。

フィリピン系英国人のパピは、TikTokでのバイラルダンス動画で人気者となり、490万フォロワーをもつ。YouTube登録者は44万3000人、Twitterのフォロワーは5万1600人、そしてInstagramのフォロワーは50万6000人を超える。

ぽっちゃり体型ながら、パピの華やかなキャラクターと抜群のスキルはYouTuberボクシングのトップ3にランクされるに相応しい。

2. KSI

  • 年齢: 29歳(英国)
  • 戦績: プロ4勝0敗、アマ1勝0敗1分け
  • 有名な試合: 2022年8月、対スワームズ戦(2回KO)、対ルイス・アルカラス・ピネダ戦(3回KO)

選考の理由:

満員のカッパー・ボックスで行われたKSIとジョー・ウェラーとの一戦こそがYouTubeボクシングの嚆矢(こうし)である。アマチュア戦として行われたローガン・ポール戦は英興行大手Matchroom社代表、エディー・ハーン氏をして、プロとしての再戦をプロモートさせるきっかけになった。2019年にステイプルズ・センター(米国)のメインイベントとして行われたこの試合で、インフルエンサーたちによるボクシングという革命が始まったのだ。

その後2年間はリングから遠ざかったが、KSIの名がボクシング界から消えることはなかった。KSIは自身のマネジメント会社『Misfits Boxing』とスポーツ動画配信大手『DAZN』とのパートナーシップを組んで、新たなシリーズ『MF x DAZN: X Series』を立ち上げた。その最初のイベントとして、満員のO2アリーナ(ロンドン)において、ラッパーのスワームズ、ボクサーのルイス・アルカラス・ピネダの2人と同日に戦い、両試合ともノックアウトで勝利した。その後のフェイズ・テンペール戦でも1回ノックアウト勝利を挙げ、健在ぶりを見せつけている。

ボクシング、YouTube、そして音楽活動を合わせて、KSIは世界でもソーシャルメディアで最大のフォロワー数を誇る人物のひとりだ。YouTube登録者は計4000万人、Twitterのフォロワーは870万人、Instagramのフォロワーは1265万人、Facebookのフォロワーは533万人、そしてTikTokのフォロワーは1090万人を超える。

ジェイク・ポールとの対戦も噂されている。実現すれば、YouTubeボクシング王者の評価はさらに揺るぎないものになるだろう。

1. ジェイク・ポール

  • 年齢: 25歳(米国)
  • 戦績: プロ6勝1敗、アマ1勝0敗
  • 有名な試合: 2022年10月、対アンデウソン・シウバ戦(3-0判定)

選考の理由:

YouTubeボクサーを格付けするときに、この最も成功したインフルエンサーの存在なしには何も語れまい。

10月29日にアンデウソン・シウバと対戦するまで、ジェイク・ポールは2022年に1度も試合を行わなかった。しかし、そのことは評価を下げる要因にはならない。かつてデジとアネソンギブという2人のYouTuberをノックアウトしている。さらに、元NBAスターのネイト・ロビンソン、元Bellator王者のベン・アスクレン、そして元UFC王者のタイロン・ウッドリーには2回、これらのビッグネームを相手に勝ち続けてきたのだ。

その間、『Showtime』及び『Most Valuable Promotions』と契約を結び、ボクシング界に新たな観客層を呼び寄せた。プロモーターとしてもアマンダ・セラーノの知名度を上げ、2022年の対ケイティー・テイラー戦は年間最高試合の評価を受けた。

問題児の異名をとるジェイクは、2022年にトミー・フューリーとハシム・ラーマン・ジュニアと対戦するはずだった。2人とも本物のプロボクサーだ。しかし、フューリー戦は労働ビザの問題、ラーマンは体重の問題で、どちらも実現しなかった。その代わりに、総合格闘技の史上最強ファイターのひとりであるアンデウソン・シウバと戦うことになった。ポールはこの試合でシウバからダウンすら奪い、3-0判定で勝利した。

2023年2月26日には、ついに2年越しのトミー・フューリー戦が実現した。2-1で敢え無く判定負けを喫し、プロ初黒星を喫したが、相手の体勢を崩すなどその実力は十二分に発揮した。ライバルのKSIを含め、アンチ勢は早速この敗戦をネタにしているが、このリストでのジェイクのトップの座は揺らぐことはないだろう。次戦はKSI戦に進むのか、トミー・フューリーとの再戦にこだわるのか、注目となる。

創造的なアイデアマンで知られるジェイク・ポールのフォロワー数(ファンもアンチも含めて)は急成長を続けてきた。兄ローガン同様イタズラ・迷惑系動画で知られるジェイクのYouTube登録者は2030万人、Twitterのフォロワーは460万人、Instagramのフォロワーは2220万人、Facebookのフォロワーは570万人、そしてTikTokのフォロワーは1720万人を超える。

ジェイク・ポールはこのままインフルエンサーで最高のボクサーという評価を守り続けることができるだろうか。それとも、その座を脅かす人物が登場するだろうか。

惜しくもトップ10から外れたボクサーたち

  • オースティン・マクブルーム
    • 年齢:30歳(米国)
    • 戦績:アマ1勝0敗、プロ0勝1敗
    •  『Social Gloves』プロモーション・オーナー
    • Twitterのフォロワー165万人、Instagramのフォロワー625万人、YouTubeページに1860万人の登録者
       
  • ジョエル「JMX」モリス
    • 年齢:24歳(英国)
    • 戦績:アマ3勝0敗、プロ1勝0敗
    • YouTube登録者243万人、Instagramのフォロワー51万2000人、Twitterのフォロワー30万3200人
       
  • ドクター・マイク
    • 年齢:33歳(米国/ロシア出身)
    • 戦績:プロ0勝1敗、エキシビション1勝0敗
    • YouTube登録者1060万人、Facebookのフォロワー520万人、Instagramのフォロワー447万人、TikTokのフォロワー190万人
    • 『People Magazine』誌2015年度「最もセクシーなドクター」
       
  • ディーン・ザ・グレート
    • 年齢:22歳(米国)
    • 戦績:プロ2勝0敗
    • YouTube登録者25万人、Instagramのフォロワー25万8000人

原文:YouTube pound-for-pound boxing rankings: Does Jake Paul or KSI reign as best YouTuber fighting in 2023
翻訳:角谷剛
編集:スポーティングニュース日本版編集部


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Raj Singh Mahil

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Raj Singh Mahil joined The Sporting News as Chief Editor in 2021, leading the UK editorial team. He was previously North America and Global Chief Editor at DAZN. 

Andreas Hale

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Andreas Hale is the senior editor for combat sports at The Sporting News. Formerly at DAZN, Hale has written for various combat sports outlets, including The Ring, Sherdog, Boxing Scene, FIGHT, Champions and others. He has been ringside for many of combat sports’ biggest events, which include Mayweather-Pacquiao, Mayweather-McGregor, Canelo-GGG, De La Hoya-Pacquiao, UFC 229, UFC 202 and UFC 196, among others. He also has spent nearly two decades in entertainment journalism as an editor for BET and HipHopDX while contributing to MTV, Billboard, The Grio, The Root, Revolt, The Source, The Grammys and a host of others. He also produced documentaries on Kendrick Lamar, Gennadiy Golovkin and Paul George for Jay-Z’s website Life+Times.