【ボクシング】9.18 寺地拳四朗 vs. ヘッキー・ブドラー|オッズ・勝敗予想|WBA・WBC世界ライトフライ級王座戦

Daniel Yanofsky

【ボクシング】9.18 寺地拳四朗 vs. ヘッキー・ブドラー|オッズ・勝敗予想|WBA・WBC世界ライトフライ級王座戦 image

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9月18日(月・祝)、WBA・WBC世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗が、元王者ヘッキー・ブドラーを相手に防衛戦に臨む。欧米スポーツベッティング界隈では、この試合はどう予想されているのか?

本記事では大手ブックメーカーのオッズを参考に、格闘技部門エキスパートのダン・ヤノフスキー記者が本誌としての勝敗予想を紹介する。

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4団体統一を目指す現王者 vs. 王座返り咲きを狙うベテラン

自国開催でライトフライ級王座の防衛に挑む寺地拳四朗と、2018年以来のタイトル奪取を目論むへッキー・ブドラーの一戦。9月18日に有明アリーナで行われるWBAスーパー・WBC・The Ring誌認定タイトルマッチは、何かが起こりそうな予感がする。

この12回戦とアンダーカードは、日本ではAmazonプライムビデオで独占ライブ配信される。

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31歳の寺地はこれまで2度、WBA王座に輝いている。2021年に矢吹正道に敗れてベルトを失ったが、2022年3月には奪還。その後、京口紘人を倒して、WBAとThe Ring誌認定タイトルも手に入れている。現在は3試合連続KO勝ちを続けており、通算のKO勝利は13を数える。同階級初の4団体統一を狙っている。

これに対し、世界2階級制覇の実績を持つブドラーは、2014年にカルルイス・ディアスを倒してWBAミニマム級王座を獲得。2018年には田口良一を破ってIBF・WBAライトフライ級王座も手にした。さらなるタイトルを狙って臨んだ京口紘人戦では10回TKO負けを喫したが、現在3連勝中で勢いを取り戻している。南アフリカ出身のブドラーは再度頂点へ登り詰めるべく、ボクシング界屈指のタレントに挑む。

「これだけは言える、タフでハードな試合になるとね」と『Boxing Scene』の取材で語ったブドラー。

「(寺地は)パンチ力もあるし、動ける選手。左右ともにパンチは強力で、あらゆることを高いレベルでこなせる。タフでハードな試合になるだろうけど、楽しませてもらうよ。自分の力を試すのが好きなんだ。率直に言って、寺地はこれまで対戦してきた選手のなかでも最高のファイターだと思っている」

被弾覚悟でねじ伏せに来る寺地か、王座返り咲きを狙うベテラン・ブドラーか。実力者同士のこの対決は、世界ではどう予想されているのか。

ここでは、寺地 vs. ブドラーの参考オッズと、本誌としての勝敗予想を解説する。

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寺地拳四朗 vs. ヘッキー・ブドラーの参考オッズ

まずは勝敗予想の参考になるブックメーカーのオッズを見ていこう。

米大手『Bet MGM』によるオッズでは、寺地が「-600」で有利、ブドラーが「+450」で不利となっていた。

カナダの『Sports Interaction』によるオッズでは、寺地が「-1001」で有利、ブドラーが「+500」で不利というものだった。

Sports Interactionでベットできるオッズは以下の通り。

  • 寺地のKO/TKO勝ち: -154
  • 寺地の判定勝ち: +160
  • ブドラーのKO/TKO勝ち: +1800
  • ブドラーの判定勝ち: +1000 
  • ドロー: +2000

※上記オッズは、オリジナルの国際版記事執筆時の9月12日時点のものとなる。

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スポーティングニュースによる予想

参考オッズからは「寺地のKO勝利」という予想が透けて見えた。では、寺地の過去のファイトを検証してみよう。

4月のアンソニー・オラスクアガ戦では前へチャージすることで、相手のパンチに怯んでいないように振る舞った。そしてガードを固めつつ、得意の鋭く伸びのあるジャブを繰り出しながら、右・左とパンチをヒットさせると、右のパンチを受けたオラスクアガがダウン。最終的にはロープに追い詰め、決定打を打ち込み、勝負を決した。

2022年11月の京口紘人戦では、試合のペースを終始コントロール。京口のガードを破るジャブを繰り出し、時に強烈なブローも打ち込んでいたが、強引にラッシュは仕掛けなかった。辛抱強く戦い続けた末に、この試合でも最終的に京口をロープへと追い込んでいった。

この2戦のポイントに注目すると、寺地が31歳にしてどれだけテクニックに優れた選手であるかが見てとれる。

現役ボクサーのなかでも、1ラウンドに放つジャブの数で寺地は3位(38.7)につけ、相手の出鼻を効果的にくじいてくる。加えて、対戦相手の寺地へのパンチ的中率は18.8%と7番目に低い数字で、コロナから復帰後の試合となって敗れた矢吹戦を除けば、寺地にダメージを与えられた対戦相手はいない。

関連記事:寺地拳四朗が突き進むライトフライ級史上初の4団体統一王者への道

ベテランとして実績のあるブドラーは、寺地にとって厄介な対戦相手になりうる選手だ。終盤までもつれ込む試合が多く、辛抱強く攻めてくる。ポイントを重ねながら、堅い守りとここ一番のパワフルなパンチでウィチャット・セングパーコーンを倒し、エルウィン・ソトのスタミナを奪った。

元ライトフライ級王者のブドラーとしては、粘り強く戦うしかないだろう。だが、寺地はその狙いもお見通しだ。日本人王者の巧みなスキルをブドラーが切り抜けるのは難しく、隙を見せた途端、『アメージング・ボーイ』にとって簡単な一戦となってしまうだろう。

スポーティングニュースの予想:寺地のTKO勝ち(8回)

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※本記事は国際版記事(著者Daniel Yanofsky)を翻訳し、日本向け情報を追記・編集した記事となる。翻訳・編集:石山修二、編集:スポーティングニュース日本語版編集部 神宮泰暁
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