【ボクシング】9.18 中谷潤人 vs. アルヒ・コルテス|オッズ・勝敗予想|WBO世界スーパーフライ級王座戦

Daniel Yanofsky

【ボクシング】9.18 中谷潤人 vs. アルヒ・コルテス|オッズ・勝敗予想|WBO世界スーパーフライ級王座戦 image

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米ラスベガスでの衝撃KOでWBO世界スーパーフライ級王座を獲得した中谷潤人が、9月18日(月・祝)、メキシコのアルヒ・コルテスを迎えての初防衛戦に臨む。欧米スポーツベッティング界隈では、この王座戦の勝敗をどう予想しているのか?

大手ブックメーカーのオッズを参考に、格闘技部門エキスパートのダン・ヤノフスキー記者が本誌としての勝敗予想を紹介する。

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4団体統一を目指す現王者 vs. 王座返り咲きを狙うベテラン

9月18日、中谷潤人が挑戦者アルヒ・コルテスを迎えるWBOスーパーフライ級タイトル防衛戦。有明アリーナに集まる日本のファンを前に、中谷はノックアウト・オブ・ザ・イヤー候補にも挙げられる今年の活躍ぶりをさらに輝かしいものにしようと狙っている。

この試合ならびにダブルメインイベントである寺地拳四朗 vs. ヘッキー・ブドラーのライトフライ級タイトルマッチは、Amazonプライムビデオでライブ配信される。

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2015年プロデビューした中谷(25勝0敗)は、歴史ある後楽園ホールを中心に多くの試合経験を積み、国内タイトルを手にしたのち、ジーメル・マグラモを破ってWBOフライ級王者を勝ち取った。さらに階級を変更すると、2003年5月にアンドリュー・モロニーを最終ラウンドで倒し、WBOスーパーフライ級のタイトルを獲得した。

一方、2014年に19歳でプロデビューを果たしたコルテス(25勝3敗2分)は、メキシコを主戦場としてきたボクサー。2022年にフアン・フランシスコ・エストラーダに敗れるまで23連勝を記録し、現在も2連勝中。直近の試合では今年3月にアドルフォ・ゴンサレスを相手に勝利している。

ここでは、両者の試合のオッズ、勝敗予想を解説する。

中谷潤人 vs. アルヒ・コルテスの参考オッズ

勝敗予想の参考になるオッズはどうなっているのか。

米大手『Bet MGM』によるオッズでは、中谷が「-1200」で有利、コルテスが「+700」で不利となっていた。

カナダの『Sports Interaction』によるオッズでは、中谷が「-1667」で有利、コルテスが「+900」で不利だった。

Sports Interactionでベットできるオッズは以下の通り。

  • 中谷のKO/TKO勝ち: -154
  • 中谷の判定勝ち: +135 
  • コルテスのKO/TKO勝ち: +2200
  • コルテスの判定勝ち: +1600 
  • ドロー: +2200

※上記オッズは、オリジナルの国際版記事公開時の9月12日時点のものとなる。

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スポーティングニュースによる予想

参考オッズだけを見れば、「中谷がKOで勝つ」という期待値の高さがうかがえる。

サウスポーの中谷は、意のままに試合をコントロールできる選手で、コルテスにとって厄介な相手となることは間違いない。

話題のノックアウト劇となったアンドリュー・モロニー戦は、正確なパンチという点ではモロニーの方が中谷より優っていた。だが、相手選手にとって防御が難しい箇所にダメージの大きいパンチを打ってくることで知られる中谷は、このモロニー戦でもアッパーで相手のボディ、頭部を的確に狙い続けた。そしてとどめを刺すタイミングを待ち、12ラウンド終了目前で見事に仕留めてみせた。

スーパーフライ級に階級を上げた当初のフランシスコ・ロドリゲス戦では、ジャブと遠目の左パンチをうまく使いながら距離をキープ。ロドリゲスの荒っぽいスタイルにアジャストしながらも、中谷はロボットのような正確さで勝ち筋を見つけていった。

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一方、これまでに10KOを記録しているコルテスは、キャリア最大の試合だったフアン・フランシスコ・エストラーダとの一戦にユナニマス・ディシジョン(0-3)で敗れている。序盤の攻勢で予想以上の善戦を見せたコルテスだったが、徐々に盛り返されると第7ラウンドにダウン。そこからは苦しい展開を強いられた。

2021年以来KO勝利が無いように、コルテスの試合は長引くことが多くなっている。試合巧者ではあるが、自分の手の内を明かさず、時に強烈なパンチを放ってくる中谷を前に、コルテスが相手を上回るファイトができるかは疑問が残る。

驚くようなアップセットの可能性もなくはない。だが、試合終盤には中谷がそのスキルとパワーでコルテスからダウンを奪うはずだ。

スポーティングニュースの予想:中谷のTKO勝ち(8回)

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※本記事は国際版記事(著者Daniel Yanofsky)を翻訳し、日本向け情報を追記・編集した記事となる。翻訳・編集:石山修二、編集:スポーティングニュース日本語版編集部 神宮泰暁
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