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ライアン・ガルシアを相手に収めた圧巻の勝利以降に起きた数々のトラブルを乗り越え、ジャーボンテイ・デービスが約1年ぶりにリングに戻ってくる。

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日本時間6月16日(日)、『タンク』デービスは、フランク・マーティンを相手にWBA世界ライト級タイトルマッチを米ネバダ州ラスベガスのMGMグランドガーデンアリーナで行う。このメインイベントに加え、デビッド・ベナビデス vs オレクサンダー・グボジークのWBC世界ライトヘビー級暫定王座決定戦の模様は、衛星放送『WOWOW』で生中継、および『WOWOWオンデマンド』で生配信される(厳密には4大世界戦が組まれているが、デービスvsマーティン、ベナビデスvsグボジーク以外は後日録画放送・配信になる可能性がある)。

米ボルティモア出身、アマチュア時代の2012年にゴールデングローブでチャンピオンに輝いたデービスは、プロデビュー後の2017年にはIBF世界スーパーフェザー級王座を獲得。2019年にはユリオルキス・ガンボア(キューバ)を破り、WBA世界ライト級レギュラー王座を手にした。2023年には2試合を行い、直近の2023年4月のライアン・ガルシア戦では度重なる強烈なボディショットの末、7回KO勝ちを収めた。

ガルシア戦の勝利後、『ボクシング界の顔』ともてはやされたデービスだが、その後はリング外のトラブルに終始することとなってしまった。2020年11月に起こったひき逃げ事件の関与の疑いで出廷すると、4件の交通違反で罪を認め、90日間の自宅軟禁を宣告された。そして、その刑期を守ることができず、残りの刑期を刑務所で過ごすこととなった。

ようやくボクシングに専念できる状況に戻ってきたデービスにとって、4団体統一王者デビン・ヘイニーの転級に伴うWBA世界ライト級「正規」王者認定後、初の試合でキャリアの再スタートを切る重要な一戦となる。

一方の『ザ・ゴースト』マーティン(アメリカ)も、2016年のゴールデン・グローブで金メダルを獲得している実力者だ。2022年にはミシェル・リベラ(ドミニカ共和国)、2023年にはアルテム・ハルチュニャン(ドイツ)を相手にそれぞれ判定勝ちを収め、WBAランク2位に上り詰めた。

この日のWメインイベントのもう1試合が、デビッド・ベナビデス(アメリカ) vs オレクサンダー・グボジーク(ウクライナ)のWBC世界ライトヘビー級暫定王者決定戦だ。ベナビデスは現WBC世界スーパーミドル級暫定王者で、カネロ・アルバレス(メキシコ)のトップ・コンテンダーだった。ただ、カネロが他の試合(ハイメ・ムンギア戦)を優先して、自分との対戦に乗り気でないことを感じ取ったベナビデスは、そのターゲットをライトヘビー級へとスイッチした。

ここまで無敗のベナビデスは、元WBC世界ライトヘビー級王者で現在三連勝中のグボジークと暫定王者の座を賭けて戦う。

ここでは、このWメインイベントの日程・放送予定・視聴方法・カードの情報をまとめる。

🥊試合概要(日程・メインイベント・会場)

  • WBA世界ライト級タイトルマッチ
    • ジャーボンテイ・デイビス(王者、アメリカ) vsフランク・マーティン(アメリカ)
  • WBC世界ライトヘビー級暫定王者決定戦
    • デビッド・ベナビデス(アメリカ) vs オレクサンダー・グボジーク(ウクライナ)
  • 試合時刻:日本時間2024年6月16日(日)デービスvsマーティンの一戦は12:15頃リングインの見込み​​​​​​​
    • ※WOWOWは6月16日(日)9:00から放送開始
    • ※上記の時間は、すべて当日の大会・試合進行次第で前後する。
  • 会場:MGMグランドガーデンアリーナ(米ネバダ州ラスベガス、最大収容人員15200人)

📺📱💻放送・配信先(テレビ中継・インターネット配信)

デービスvsマーティン、ベナビデスvsグボジークの試合は、BS放送のWOWOW(ワウワウ)が放送している「エキサイトマッチ~世界プロボクシング」の特番、『生中継!エキサイトマッチSP「デービスvsマーティン」「ベナビデスvsグボジーク」』としてライブ中継されるほか、WOWOWのインターネット動画配信サービスであるWOWOWオンデマンドでも同時ライブ配信が行なわれる予定となっている。

地上波・BS/CS(スカパー!)でのテレビ放送および、スポーツ中継実績のあるインターネット配信サービスのDAZN(ダゾーン)Amazonプライムビデオ(アマゾンプライムビデオ)、ABEMA(アベマ)、U-NEXT(ユーネクスト)、SPOTV NOW(スポティービーナウ)、Lemino(レミノ)等でのライブ配信予定はない。

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放送・配信チャンネル

※試合開催・放送予定は主催者・放送局の都合により変更になる場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。

🥊デービスvsマーティンの視聴方法、おトクな視聴方法は?

デービスvsマーティン、ベナビデスvsグボジークはテレビ地上波での放送はなく、『WOWOW』でも現在、無料トライアル期間を設けていないため、原則として無料で見ることはできない

👀WOWOWの視聴方法・料金

衛星放送の『WOWOW』は、BS視聴環境(アンテナ・対応チューナー付機器)があれば月額税込2530円で視聴可能。スポーツ中継をはじめ、映画、ドラマ、音楽ライブなどの全てのコンテンツを楽しむことができる。スカパー !、ケーブル各局の追加チャンネルとしての契約も可能となっている。

インターネット配信の『WOWOWオンデマンド』はオンライン上で簡単に契約可能。また、WOWOWのBS放送視聴契約があれば利用登録のみで追加料金なしで利用可能だ。

※情報は記事公開時点のもの。各サービスの料金・放送配信内容は変更になる場合があります。

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ジャーボンテイ・デービスの戦績・バイオ

  • 国籍:アメリカ 
  • 誕生日:1994年11月7日 (29歳)
  • 身長:166cm
  • リーチ:171cm
  • 総試合数:29試合
  • 戦績:29勝0敗(27KO) 

フランク・マーティンの戦績・バイオ

  • 国籍:アメリカ 
  • 誕生日:1995年1月21日(29歳)
  • 身長:173cm
  • リーチ:173cm
  • 総試合数:18試合
  • 戦績:18勝0敗(12KO)

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■デビッド・ベナビデスの戦績・バイオ

  • 国籍:アメリカ 
  • 誕生日:1996年12月17日(27歳)
  • 身長:188cm
  • リーチ:189cm
  • 総試合数:28試合
  • 戦績:28勝0敗(24KO)

■オレクサンダー・グボジークの戦績・バイオ

  • 国籍:ウクライナ
  • 誕生日:1987年4月15日(37歳)
  • 身長:188cm
  • リーチ:192cm
  • 総試合数:21試合
  • 戦績:20勝1敗(16KO)

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■デービスvsマーティン、ベナビデスvsグボジークのメインカード

  • Wメインイベント:WBA世界ライト級タイトルマッチ
    • ジャーボンテイ・デイビス(王者、アメリカ)vsフランク・マーティン(アメリカ)
  • Wメインイベント:WBC世界ライトヘビー級暫定王者決定戦
    • デビッド・ベナビデス(アメリカ)vs オレクサンダー・グボジーク(ウクライナ)
  • WBC世界スーパーライト級暫定王者決定戦
    • ゲイリー・アントゥアン・ラッセル(アメリカ)vsアルベルト・プエジョ(ドミニカ共和国)
  • WBC世界ミドル級タイトルマッチ
    • カルロス・アダメス(王者、ドミニカ共和国)vs テレル・ガウシャ(アメリカ)

※上記のラッセルvsプエジョ、アダメスvsガウシャは、WOWOW/WOWOWオンデマンドの番組編成上の都合でライブ放送・配信されない可能性がある。


※この記事はスポーティングニュース国際版の記事を翻訳し、日本向けに一部編集を加えたものとなります。翻訳・編集: 石山修二(スポーティングニュース日本版)

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著者
Daniel Yanofsky Photo

Daniel Yanofsky is the Combat Sports Editor for The Sporting News since late 2021. Prior to working for TSN, Daniel provided insight on combat sports for Fightful, FIGHT SPORTS, and Wrestling Inc. A proud Ithaca College alum, when he isn’t working on his golf game, Daniel is advocating for three-minute rounds in women's boxing.

You can follow him on Twitter via @DanYanofsky.

石山修二 Shuji Ishiyama Photo

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター