10月13日(日)、神奈川県・横浜武道館で開催される『TREASURE BOXING PROMOTION 7』のメインイベントで、世界3階級制覇王者ジョンリエル・カシメロが約1年ぶりに復帰戦を迎える。また、セミファイナルでは、世界2階級制覇王者の京口紘人が、前回判定負けを喫したビンス・パラスとのダイレクトリマッチで再起を図る。
本記事では、カシメロ vs サンチェス戦および京口紘人 vs パラス戦の試合結果の予想とオッズを紹介する。なお、この試合は同日TREASURE BOXING PROMOTION 7として、動画配信サービス『U-NEXT』で独占ライブ配信される。
🥊カシメロvsサンチェスの結果予想・オッズ
試合背景
世界3階級制覇を果たしながらも、近年は芳しくない『問題児』ジョンリエル・カシメロが、約1年ぶりにリングへ復帰する。1年前の前戦では、小國以載との一戦で4回負傷ドローとなり、それ以来、カシメロは長期間リングを離れており、今回の試合が待望の復帰戦となる。
カシメロの復帰戦で対戦するのは、これまでに24戦21勝(12KO)3敗という戦績を持つバンタム級の実力者。1階級下ながらもWBO世界ランク8位に名を連ね、世界戦の経験もある強豪だ。
しかし、前日計量の10月12日、カシメロは56.3kgで体重超過。サウナ等減量を行った約2時間後の2度目の計量も600gを超過したことで計量失格となった。当日は58.0kg以下のリミットをギリギリパスし、試合自体は実施されることになった。
結果予想・オッズ
ブックメーカー『bet365』によると10月11日時点でカシメロのオッズは1.86倍、パラスは1.86倍と、両者が互角という見方になっている。
試合展開としては、両者ともに積極的かつ攻撃的なファイトスタイルのため、序盤から激しい打ち合いが繰り広げられることが予想される。お互いのスタイルが噛み合えば、KO決着となる可能性も非常に高いのではないだろうか。
最終的な結果予想としては、フィジカル面でカシメロがやや優位に立つと見られ、体重超過に加えて戻しもあるとなると、後半戦はカシメロに傾くだろう。KO勝利を収めるのはカシメロではないかと予想する。
TBPの伊藤雅雪CEOは、カシメロと『モンスター』井上尚弥の対戦実現へのフォローを公言してきたが、この試合が「ラストチャンス」と最後通告してきたが、今回の体重超過でさじを投げている。
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🥊京口紘人vsパラスの結果予想・オッズ
試合背景
同大会のセミファイナルとして行われる、世界2階級制覇王者の京口紘人とビンス・パラスによるダイレクトリマッチ戦。両者は過去に2度対戦しており、2018年5月に行われた初対戦では、京口が3回にダウンを奪われながらも、後半で立て直し、最終的に3-0の判定勝利を収めている。
5年ぶりとなった韓国での2度目の対戦では、10Rにわたる激闘の末、京口は0-3で判定負けを喫した。しかし、この判定結果に対して京口は自身のX(旧Twitter)で「結果は判定で負けました は?ふざけんな」(原文ママ)と不満を漏らし、一時は引退を示唆。ネット上でもこの判定結果を巡って議論が巻き起こった。
前回の試合から約5か月が経過し、京口も精神的に立ち直ったが、再起戦である以上に世界戦線に戻れるかのテストマッチになる。あやしくも10月13日同日には、アマチュア時代からの宿敵・寺地拳四朗が、フライ級に階級を上げ、WBC世界王座決定戦に臨む。寺地との再戦に可能性を残すためにも、この試合に勝たねばならない。
結果予想・オッズ
ブックメーカー『Dafabet』によると10月11日時点で京口紘人のオッズは1.37倍、パラスは3.15倍と、京口が有利という見方になっている。
試合展開としては、積極的に攻めてくるパラスに対し、京口がポイントを取りながらも果敢に打ち合う展開が予想される。その一方で今回ばかりはKOを強く意識したボクシングを展開する可能性もある。
実際、ボクシングの技術では京口が上回っている印象があるが、やはり引退を考えたほどの前回の対戦があるだけに、京口としては完全決着を狙った攻撃的な試合運びを見せるのではないだろうか。
最終的には、京口が判定勝利、もしくはKO勝利を収める可能性が高いと見る。
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