Author Photo Author Photo
Anthony Joshua - Otto Wallin
(Mark Robinson/Matchroom Boxing)

日本時間12月24日(日)、サウジアラビア・リヤドでアンソニー・ジョシュア vs オットー・ヴァリン、デオンテイ・ワイルダー vs. ジョセフ・パーカーのヘビー級2大マッチが行われる。『Day of Reckoning』(審判の日)と題したこのメガイベントでは、さらにWBA世界ライトヘビー級王者ディミトリー・ビボルの防衛戦などメイン級の注目カードが目白押しだ。

ここでは、ボクシング界2023年最大のビッグイベントの日程、放送予定、PPV価格などをまとめる。

大会配信概要(日程・放送予定・メインイベント)

  • イベント名:Day of Reckoning(デイ・オブ・レコニング/審判の日)
  • メインイベント:アンソニー・ジョシュア vs. オットー・ヴァリン
  • 配信日時:2023年12月24日(日)午前1:00配信開始予定
  • 見逃し配信:視聴期限について現時点で未公表
  • PPV視聴料:税込3300円
  • 試合会場:キングダム・アリーナ(サウジアラビア・リヤド)

プラットフォーム(テレビ中継・インターネット配信)

この試合は、インターネット動画配信サービスのDAZN(ダゾーン)PPV(ペイパービュー)で独占ライブ中継される。DAZNのPPVは、有料会員(スタンダード/NFL GAME PASS Pro/グローバル)に登録した上で「アドオン購入」で視聴できる。ただし、DAZN for Docomoは対象外となる。期限内なら見逃し(アーカイブ)配信も視聴できる。

新規入会であれば「グローバル+PPV購入」が980円+3300円=4280円が最安値となる。

テレビ地上波・BSのWOWOW・CSのスカパー!、スポーツ配信実績のあるインターネット配信サービスのU-NEXT(ユーネクスト)、ABEMA(アベマ)、Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)、SPOTV NOW(スポティービーナウ)、Lemino(レミノ)等での配信予定はない。

■放送・配信チャンネル

  • テレビ地上波:なし
  • テレビBS/CS:なし
  • ネット:DAZN PPV

※試合開催・放送予定は主催者・放送局の都合により変更・中止になる場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。

[AD] 12.24 ジョシュアvsヴァリン、ワイルダーvsパーカー、ビボル防衛戦はDAZN PPVで独占配信! DAZNグローバル登録とPPVチケット購入が最安値

見どころ

アンソニー・ジョシュアは、2024年の大舞台に向け、その勢いをさらに加速させようとしている。前3団体統一ヘビー級王者は、12月23日(日本時間24日)、サウジアラビア政府がプロデュースするメガイベント『Day of Reckoning』(デイ・オブ・レコニング=審判の日)のメインイベントでオットー・ヴァリン(オト・ワリン、オットー・ワーリン)と対戦する。この試合は、日本ではDAZN PPVでライブ配信される。

34歳のジョシュアは、2012年のロンドン五輪で金メダルを獲得したあと、2013年にプロ転向。以来ヘビー級戦線でフィジカルエリートぶりを発揮し、WBA・IBF・WBO世界ヘビー級統一王者となった。ただ現在の『AJ』は過去6試合で3勝3敗を喫しており、ベルトも失っている。しかし、怨敵オレクサンドル・ウシクに2連敗したあと、2連勝中にあり、今回ジョシュアはヴァリンという強敵を相手に王座奪還への道に戻る準備ができている。

「ヴァリンはタフな男だ。彼は(事実上)止められたことがないし、ケガもしたことがない。(今となっては)多くの人が僕の実力を疑っているようだけど、その実力を改めて証明してみせるよ。待ちきれないし、楽しみだよ」と欧州専門メディア『Eurosport』の取材に応えていた。

対する33歳のヴァリンは、アマチュアレベルでは何度もメダルを獲得している。2013年にプロに転向し、2019年にはタイソン・フューリーに浴びせたパンチで右目尻に47針にも及ぶカット(裂傷)を与え、ほぼ勝っていた状況ながら、疑惑の試合続行による判定負けを喫して有名になった。そんなスウェーデン人ファイターは、フューリー戦に敗れて以来6連勝中。勝利がキャリアに何をもたらすかを知っているヴァリンは、ジョシュアの全盛期は過ぎ去ったと考えている。

ヴァリンとジョシュアはアマチュア時代、2010年6月と2011年1月、計2度対戦したことがある。いずれもジョシュアが勝利していた。ヴァリンの今のジョシュアに対するコメントを英紙『The Times』と『The Sun』がこう伝えた。

「彼(ジョシュア)は自信と勢いを失っていると思う。衰えは目に見えているよ。ウシクは最終的に優れたファイターだったが、ジョシュアは自分に自信がないように見えるんだ。私が(アマチュア時代に)彼と戦った頃、彼は(一度食らいついたら被弾も恐れず離れない)シーク&デストロイのようなタイプだったが、今は打たれることや負けることを恐れている。彼は自分の弱さに気づいていて、それが足かせになっている。つまり今が僕にとって(打倒ジョシュアの)正しいタイミングなんだ」

日本時間12月24日の『デイ・オブ・レコニング』では、ジョシュアとの対戦が確実視されている前WBC王者デオンテイ・ワイルダーも出場し、元WBO王者ジョセフ・パーカーとの元王者対決を行う。さらに、WBA世界ライトヘビー級王者ディミトリー・ビボルがリンドン・アーサーを迎えての防衛戦に臨むほか、8月にウシクからダウンを奪ったダニエル・デュボアが難敵ジャレル・ミラーと激突する。

ジェイ・オペタイアは指名試合を2連続で拒否したため、IBF世界クルーザー級王座を剥奪され、ノンタイトル戦でエリス・ゾロと戦う(The Ring誌同級王座は保持したままだが、規定上、特例措置が無い限り同誌ランキング3位以下のゾロとの試合で同タイトルの防衛戦は組めない)。

『デイ・オブ・レコニング:アンソニー・ジョシュア vs. オットー・ヴァリン』は、日本を含めた全世界でDAZN PPV独占ライブ配信となる。

デイ・オブ・レコニング:予定対戦カード

  • アンソニー・ジョシュア vs. オットー・ヴァリン
  • デオンテイ・ワイルダー vs. ジョセフ・パーカー
  • ディミトリー・ビボル(c) vs. リンドン・アーサー:WBA世界ライトヘビー級タイトルマッチ
  • ジャイ・オペタイア vs. エリス・ゾロ
  • フィリップ・フルゴビッチ vs. マーク・デ・モリ
  • ダニエル・デュボア vs. ジャレル・ミラー

※上記カードは、大会運営の都合や選手の体調やケガなどによって中止される可能性があります。


※本記事はグローバル版記事の一部を翻訳し、日本向けの記事として再編集した記事となる。

本サイトに掲載されているリンクから商品の購入やサービスの契約をされた場合、本サイトが収益を得ることがあります。

著者
Daniel Yanofsky Photo

Daniel Yanofsky is the Combat Sports Editor for The Sporting News since late 2021. Prior to working for TSN, Daniel provided insight on combat sports for Fightful, FIGHT SPORTS, and Wrestling Inc. A proud Ithaca College alum, when he isn’t working on his golf game, Daniel is advocating for three-minute rounds in women's boxing.

You can follow him on Twitter via @DanYanofsky.

神宮泰暁 Yasuaki Shingu Photo

日本編集部所属。ボクシング・格闘技担当編集者。