【速報】計量失敗の堤駿斗が元王者を相手にKO勝利|試合経過・結果・ハイライト|4.17『LIFETIME BOXING FIGHTS 20』

井熊知也 Tomoya Ikuma

【速報】計量失敗の堤駿斗が元王者を相手にKO勝利|試合経過・結果・ハイライト|4.17『LIFETIME BOXING FIGHTS 20』 image

4月17日(水)、東京都・後楽園ホールで『LIFETIME BOXING FIGHTS 20』が開催された。メインイベントは堤駿斗vsアンセルモ・モレノのWBA世界ランカーマッチ同士の対戦が行われ、堤が計量失敗を起こしたが、圧巻のKO勝利を飾った。

『シン・日本ボクシング最高傑作』と称される堤駿斗は、前日計量で1.6kgオーバーというまさかの事態を起こしたが、元WBA世界バンタム級スーパー王者で山中慎介との試合経験もある実力者モレノを相手にボディを効かせ、3R2分45秒でKO勝利を飾った。勝利した堤に笑顔はなく、リング上で謝罪。後味の悪い試合となったが、これでプロ戦績は5戦5勝と2連続KOとなっている。

試合経過・リアルタイム速報

20:31 勝利した堤には笑顔はなく、計量失敗の件についてリング上で謝罪し、最後まで深々と頭を下げ、リングをあとにした。

20:30 モレノは鼻から出血するほどダメージを負った。

20:32 堤駿斗が、3R2分45秒KO勝利。

20:28 リズムを掴んだ堤が左ボディからの左アッパーで最初のダウンを奪い、立ち上がったモレノにすかさずパンチ連打でTKO勝利。

20:25 再び堤がリング中央を取り、モレノをコーナーに詰め、ボディをヒットさせる。少しずつ堤がリズムを掴み始めたのか。

20:26 第3開始。

20:25 ここまで両者、特に印象が残らないまま第2R終了。

20:23 モレノはスタンスを広げ、懐を深くし前手で試合を作り、対する堤はモレノの懐に入りたい。

20:22 第2R開始。体重超過をした堤の様子はここまで問題はなさそうに見える。

20:21 第1Rはお互いジャブの差し合いで終了。

20:20 堤がリング中央を取り、堤から距離を縮める。モレノは長いリーチを活かしリングを回る。

20:19 オーソドックスに構える堤に対して、腰を低くしサウスポーで構えるモレノ。

20:18 フェザー級の10回戦、第1R開始。

20:14 世界ランカー同士の対戦。堤が山中慎介とも対戦経験のあるレジェンドモレノを撃破できるのか注目の一戦となっている。

20:12 WBC世界フェザー級8位の堤 駿斗が入場。堤は前日の計量を失敗している。

20:12 元V12王者のアンセルモ・モレノが入場。

20:12 メインイベント:WBA世界ランカーマッチ10回戦堤 駿斗(WBA世界フェザー級10位、志成)vs アンセルモ・モレノ(WBA世界フェザー級9位、パナマ)、リアルタイム速報する。

20:08 判定結果3-0で大湾が判定勝利。新たな階級を判定勝利で飾ったが、KOできず少し悔しさの残る表情のままリングをあとにした。

20:06 終盤、大湾のパンチがヒット、ゲーリーは倒されないように背を見せエスケープする場面も。大湾が終始攻め続けるも決定打を出せず、第8R終了。

20:05 最終ラウンドも大湾が詰めるも、ゲーリーが下がりながら上体を動かし、うまく逃げる。

20:04 第8R開始。

20:03 大湾の強烈なパンチがヒットし、ゲーリーの足がもつれるもクリンチで逃げ切り、第7R終了。

20:01 大湾の強打はガードの上でクリーンヒットしない。ゲーリーは下がりながらジャブを打ち、時折カウンターの右ストレートを混ぜる。

20:00 ゲーリーはここまで好戦的なファイトが見られない。そんなゲーリーに大湾が圧力をかけ、強打を狙う。

19:59 第7R開始。

19:59 大湾が強打をヒットさせ、第6R終了。

19:57 大湾がロープに詰めて、上下を打ち分けて大きなパンチを狙う。ゲーリーは詰められて少し焦っている様子だ。

19:55 第6開始。

19:53 コーナーやロープに詰める大湾だが、懐の深いゲーリーに少し手こずっている様子だ。ここで第5R終了。

19:53 再びリング中央を取るのは大湾。これまで右ボディストレートだったが、緩急をつけたまさかの顔面の右ストレートでクリーンヒットさせた。

19:52 第5R開始。

19:51 大湾が相手にリングを背負わせ、第4R終了。

19:51 お互いリング中央で少しギアを上げ、強烈なパンチが交差したが、両者ヒットせず。その中でも大湾はボディをヒットさせる。

19:50 リング中央を取るのは、圧力を上げている大湾。ゲーリーは下がりながらジャブを多様。

19:48 第4R開始。リングサイドには井岡一翔の姿も。

19:47 大湾がボディストレートをヒットさせ、下を意識させたところで左フック。しかしクリーンヒットせず、大湾の圧力が上がり、第3R終了。

19:44 大湾がボディストレートを狙い風を切るが、2発目は浅くヒット。

19:43 第3R開始。

19:43 終盤、お互いパンチが交錯し、大湾のボディがヒット。ゲーリーは相手のパンチを誘っているようだ。第2R終了。

19:42 お互い前手で探り合いが続く。リング中央を取るのは大湾だが、相手の懐に中々入れない様子だ。

19:40 第2R開始。

19:38 終盤は大湾がリング中央を取り、第1R終了。両者、探り合いの静かな立ち上がり。

19:40 オーソドックスに構える大湾に対し、サウスポー構えのゲーリー。中央を取るのはゲーリー、ジャブで探り合うお互い静かな立ち上がり。

19:35 第1R開始。

19:32 元日本スーパーバンタム級5位の大湾硫斗(26)が入場。昨年10月に行われた試合の前日計量で体重超過した大湾は、今回は1階級上げての試合だ。

19:32 ゲーリー・タマヨが入場!国外での初の試合となる。

19:20 セミファイナル:フェザー級8回戦 大湾 硫斗(志成)vs ゲーリー・タマヨ(フィリピン)、リアルタイム速報する。

19:19 スーパーフェザー級8回戦 第5試合: 関根 駿 vs アタノン・クンラウォンは、関根が隙を見せないボクシングで2度のダウンを奪い、3R1分45秒TKO勝ち!5連続KOを記録した。

19:00 54.5kg契約6回戦 第4試合: タナーコンチャンピマーン vs 佐藤剛は、佐藤剛が2R2分7秒TKO勝利。

18:42 東日本新人王フライ級4回戦 第3試合: 佐野篤希 vs 矢作海は、佐野篤希が2R2分59秒TKO勝利。

18:23 東日本新人王フェザー級4回戦 第2試合:石井幸祈 vs 菅田恭平は、菅田恭平が1R2分32秒TKO勝利。

18:15 バンタム級4回戦 第1試合:橋口昌大 vs ボマー福田は、ドロー判定。

ここでは4月17日(水)に開催される『LIFETIME BOXING FIGHTS 20』各試合の試合経過を速報でお知らせし、メインイベントとセミファイナルはリアルタイム速報する。

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見どころ・試合背景

『LIFETIME BOXING FIGHTS 20』が4月17日(水)、後楽園ホールで開催される。

注目は堤駿斗の元世界王者との対戦となり、フェザー級10回戦ワンマッチを行う。このイベントは、ABEMAボクシングchで独占無料ライブ配信される。

WBC世界フェザー級8位、アマチュア13冠エリートの堤駿斗が、元V12王者アンセルモ・モレノとWBA世界ランカーマッチの10回戦を行う。堤はここまで4戦4勝(1KO)で無敗。前回の試合では、当時WBAフェザー級15位のルイス・モンシオン・ベンチャーラ(24)に3R TKOで圧勝した。

1R目から激しく圧力をかけてくる11戦全勝9KOとKO率80%を超えるベンチャーラに対し、堤は鋭いジャブを使って冷静に試合を組み立て、3Rに相手の左ボディに合わせたカウンターの左フックで豪快なダウンを奪った。立ち上がったベンチャーラに、堤はアッパー、ボディ、フックと容赦なく強打を浴びせ、コーナーに追い詰めてとどめの右フックを放ち、2度目のダウンを奪取。マットに頭から沈み込んだベンチャーラを見たレフェリーが即刻試合をストップする内容だった。

プロ転向後、続けて判定勝利を収めていた堤だったが、プロ4戦目にして高いKO率を誇る世界ランカー相手に初KO勝利を飾った。

そんな堤の新たな対戦相手モレノは、元WBA世界バンタム級王者で、過去に山中慎介と2度にわたって激闘を繰り広げたことで日本でもその強さは知られており、現在も世界ランクトップ10圏内(試合前時点で9位)を維持し続けている。モレノも現在7連勝中で、勢いを増している。

この試合に向けて、堤は「KOのチャンスを逃さず、WBAのランキング上位の選手に勝利して、自分のランキングを上げたい(試合前時点で10位)。チャンスは自分で作り出すしかない」と意気込みを語っており、前回と同様の劇的なKOが期待される。

しかし、ターニングポイントとなる今回の重要な試合を前に堤がまさかの計量失敗。東京都内で行われた前日計量で、堤が1.6kgオーバーというまさかの事態になった。

最初の計量で58.75kgと規定を1.6kg超過。2時間後の再計量でも50gしか減らせず、計量クリアには至らなかった。一方で、対戦相手のモレノは56.8kgで計量をクリア。両陣営の協議の結果、堤が当日61.12kg以内であれば試合が実施されることとなっている。世界タイトル戦を見据えた重要な試合で不成立という事態が危惧されたが、堤が60.95kgで当日計量にパスしたことで、最悪の結末は避けられた。

大会概要(日程・メインイベント・会場) 

  • 大会名:LIFETIME BOXING FIGHTS 20
  • カード:メインイベント・フェザー級10回戦
    • 堤駿斗(志成)vs アンセルモ・モレノ(パナマ)
  • 試合時刻:2024年4月17日(水)20:45〜21:45頃リングイン見込み
    • 開場17:30 / イベント開始18:00
    • ※上記の時間は、すべて当日の大会・試合進行次第で前後する。
  • 会場:後楽園ホール(東京都文京区、収容人数2005人)

放送予定(テレビ中継・インターネット配信)

『LIFETIME BOXING FIGHTS 20』は、インターネット動画配信サービスのABEMA(アベマ)ボクシングチャンネルで全試合完全無料独占ライブ中継される。無料の見逃し視聴対象外となり、ライブ配信終了直後のアーカイブは、ABEMAプレミアム対象コンテンツとなる。

ABEMAは会員登録不要で視聴が可能。ウェブブラウザ、アプリから即視聴できる。

なおABEMAプレミアム会員(月額税込960円)に登録すれば、広告なしでの見逃し視聴、放送中の追いかけ再生、動画ダウンロードといった追加機能も利用可能となる。初回登録なら2週間の無料体験も可能だ。今大会中継番組のライブ配信後の見逃し配信はプレミアム会員のみ対象となる。

地上波・BS(WOWOW)・CS(スカパー!)でのテレビ放送および、スポーツ中継実績のあるインターネット配信サービスのDAZN(ダゾーン)、Amazon Prime(アマゾンプライム)、U-NEXT(ユーネクスト)、SPOTV NOW(スポティービーナウ)、Lemino(レミノ)等でのライブ配信予定はない。

放送・配信チャンネル

配信日時

  • 2024年4月17日(水)17:45~(イベント開演は18:00)

※試合開催・放送予定は主催者・放送局の都合により変更になる場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。

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堤駿斗大プロフィール・戦績

  • 国籍:日本
  • 誕生日:1999年7月12日(24歳)
  • 身長:: 171センチ
  • リーチ:不明
  • 総試合数:4戦
  • 戦績:4勝0敗(1KO)

アンセルモ・モレノプロフィール・戦績

  • 国籍:パナマ
  • 誕生日:1985年6月28日(38歳)
  • 身長:168センチ
  • リーチ:177センチ
  • 総試合数:50戦
  • 戦績:43勝6敗1引(15KO)

『LIFETIME BOXING FIGHTS 20』全カード

  • メインイベント:WBA世界ランカーマッチ10回戦
    • 堤 駿斗(WBA世界フェザー級10位、志成)vs アンセルモ・モレノ(WBA世界フェザー級9位、パナマ)
  • セミファイナル:フェザー級8回戦
    • 大湾 硫斗(志成)vs ゲーリー・タマヨ(フィリピン)
  • 第5試合:スーパーフェザー級8回戦
    • 関根 駿(秩父)vs アタノン・クンラウォン(タイ)
  • 第4試合:54.5kg契約6回戦
    • タナコーン・チャンビマーン(タイ)vs 佐藤 剛(角海老)
  • 第3試合:フライ級4回戦
    • 佐野 篤希(伴流)vs  矢作 海(角海老)
  • 第2試合:フェザー級4回戦
    • 石井 幸祈(湘南山神)vs 菅田 恭平(シュウ)
  • 第1試合:バンタム級4回戦
    • 橋口 昌大(東拳)vs ボマー 福田(北澤)

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井熊知也 Tomoya Ikuma

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スポーティングニュース日本版でアシスタントエディターを務める。大阪府茨木市出身。大学を卒業後、2020年にキックボクサーとしてプロデビューを果たす。引退後、格闘技に関連する情報を発信するために個人ブログを立ち上げる。ライターとしては主に格闘技をメインに扱い、目まぐるしく変化する格闘技の世界において、最新情報を追い続ける元プロ格闘家ライター。