村田諒太のミドル級、元王者に禁止薬物使用疑惑

Steven Muehlhausen

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アルバレスが、筋肉増強作用がある薬物「クレンブテロール」の検査で陽性反応が出たことで、ミドル級統一タイトルを懸けたカネロ・アルバレス対ゲンナジー・ゴロフキン再戦に暗雲が立ち込めている。

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この対戦を管轄するネバダ州アスレチックコミッション(NAC)が現在調査を進めており、対戦は調査終了まで保留となっている。調査の中で終始、アルバレスは関与していないと主張している。ゴロフキンはこの件に関して多くは語っていないものの、アルバレスとの再戦を望んでいることは確かなようだ。

「(再戦については)NACに委ねられている」ゴロフキンのプロモーター、トム・ロフラーはスポーティングニュースに対し、こう語っている。「この件に関しては徹底的に調査するつもりだとNACは述べている。我々サイドは注意深く見守るつもりだ」

「トリプルGがカネロとの再戦を望んでいるのは確かだ。しかし同時に『公平な対戦』であると確認することも望んでいる」

アルバレスの薬物使用の疑いによって、対戦が延期になる可能性はあるものの、その確率は低いとみられている。この対戦は、あまりに多額に金額が費やされているからだ。

ロフラーによると、ゴロフキンや少なくとも彼の陣営は試合が中止になることに対し危機感を感じてはいないという。ゴロフキンは昨年9月のドローに終わった対戦の決着をつけるチャンスが欲しいだけだなのだ。

「ゲンナジーは対戦が実現することを望んでいる」とロフラーは述べた。「彼は再戦のリングでカネロと対戦するため、懸命にトレーニングを重ねてきた。けれど、試合の実行はNACと調査による判断次第だ」

原文:Golovkin promoter: Golovkin in for rematch with Canelo, but wants 'level playing field'
翻訳:Ayako Hayashi

 

Steven Muehlhausen

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Steven Muehlhausen is a contributing writer for DAZN News. He writes features and news stories, and provides analysis relating to the world of boxing. Over the past five years, he has interviewed some of the biggest names in combat sports, including Conor McGregor, Daniel Cormier, Terence Crawford, Vasiliy Lomachenko and Bill Goldberg.