村田のミドル級、大一番前に次戦相手が「ドーピングの証拠見た」

Thomas Lott

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ゲンナジー・ゴロフキンはサウル・アルバレスのドラッグテストが不合格だった事について、この騒動が忘れ去られる事を許さないという。アルバレスは汚染された肉によって陽性反応が出たと主張しているが、ゴロフキンはこの主張に真っ向から反対している。

「言っただろ、肉なわけないって。」とゴロフキンは火曜日『USA Today』を通じて記者達に語った。

「サウルのチームはドラッグを使ってるけど、みんなそれを隠してる」

ゴロフキンは問題について更に深堀りした。9月に行われた試合でサウルのドラッグ使用の証拠を見たと言う。

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「試合の前、彼がクリーンじゃないことは分かっていた」とゴロフキンは言う。「ビデオを観てくれ。彼の筋肉には注射の跡があるんだ。俺は前からその事を知っていたよ」

ドラッグ使用について、ゴロフキンの非難はアルバレスだけに留まらなかった。時代を代表する有名ボクサーを含め、ボクサー全員に対して言及した。

「こいつは知ってるんだ。彼は長い事ボクシングをやっているからな。彼は皆から利益を得ている事を証明したし、好き放題できるんだ」とゴロフキンはアルバレスについて言う。「コメンテーター、コミッション、ドーピングコミッション、これは本当に悪いビジネスだ。こんなのスポーツじゃない。彼をうそ発見器にかけてみてくれ。そしたら全てが分かるさ」

彼は続けて言った。「オスカー・デ・ラ・ホーヤ(アルバレスのプロモーター)についても同じ事が言える。彼もクロ(ドーピングしている)だ」

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この発言に対してアルバレス側はすぐに返答している。「どうかしている」とゴールデンボーイ・プロモーションズの社長であるエリック・ゴメスは『USA Today』に語った。「GGG(ゴロフキン)は自信に満ち溢れるファイターじゃないようだ。不安が募っているんだろう。調査が行われるが、皆で協力して乗り切っていくつもりだ。調査が済めば全てが明るみに出る。サウルはクリーンだ。データが証明している」

ゲンナジー・ゴロフキンとサウル・アルバレスの2度目となる対決は、5月5日に催される。

原文:Gennady Golovkin says Canelo Alvarez had 'traces of injections' during first fight
翻訳:Tatsuya Sato

 

 

Thomas Lott