メイウェザーにおっさんと呼ばれたパッキャオが反論 「彼は嫉妬しているだけ」

Patric Ridge

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フロイド・メイウェザー・ジュニアがマニー・パッキャオのことを"old man"(おっさん)と呼んだ。今なおウェルター級の現役ボクサーであり続けているパッキャオだが、メイウェザーはキャリアの長さに嫉妬しているのだと反論した。

41歳になったパッキャオの直近の試合は昨年7月、それまで無敗だったキース・サーマンを破り、WBA世界ウェルター級スーパー王座を獲得した。メイウェザーはかねてから若いファイターたちが依然としてパッキャオとの対戦を追い求めていることに対して批判的だった。

「パッキャオについては何も思ってはいない。私とは違うというだけだ。ただ若い連中が“パッキャオと戦いたい”と言うのを聞くのは悲しいことだ。マニー・パッキャオはもう41歳だよ。彼を追いかけることはやめるべきだ。若い連中は若いもの同士で戦うべきなのだ。この“おっさん”を追いかけるのはやめろと言いたい。もしそんなチャンスがたまたま手に入ったのなら、そのときはやるべきことをやればいい」とメイウェザーはボクシング・格闘技サイトの『Fight Hype』に語っている。

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さらにメイウェザーは「マニー・パッキャオともなれば、戦う相手は彼に選ぶ権利がある。今まで彼が成し遂げたことを考えれば、彼がすでに賢い投資をしていることを願うけどね」と続けている。

しかしながら、パッキャオはメイウェザーのこのコメントに対して別の見方を持っている。パッキャオからすると、43歳のメイウェザーは2017年に行ったUFCのスター選手コナー・マグレガーとの最後の対戦以後も、まだ現役で戦うことを願っているようだと言う。

「メイウェザーはただ羨ましがっているのさ。彼はもう引退したからね。私はまだ現役だし、チャンピオンでもある。引退のことはまだ考えていない。今は何よりも国民のことを思っているだけだ。トレーニングは続けている。神様のおかげだ」とパッキャオはマニラ・タイムズ紙に語った。

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新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、ほとんどのスポーツイベントは停止されたままだ。フィリピン政府の上院議員でもあるパッキャオはこの危機から国民を守ることに専念している。

「私は何よりも私たちの国民のことが頭にある。そして、この新型コロナウイルスの危機をどのように乗り切るかを考えている」とパッキャオは続けた。

Patric Ridge