タイソン・フューリーが2021年にA・ジョシュアとの計2戦に合意。ワイルダーとの第3戦後に

Patric Ridge

タイソン・フューリーが2021年にA・ジョシュアとの計2戦に合意。ワイルダーとの第3戦後に image

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WBC世界ヘビー級王者のタイソン・フューリーが、2021年にアンソニー・ジョシュアと計2回対戦する契約を結んだと発言した。実現すれば、現行の世界ヘビー級王座同士の対戦となる。

ジョシュアはIBF、WBA、WBO3団体のベルトを2019年12月にアンディ・ルイス・ジュニアから奪回した。一方のフューリーは2020年2月にデオンテイ・ワイルダーを破り、WBCのベルトを獲得した。

フューリーは自身のインスタグラムを更新し、ジョシュア戦が合意に達したと述べた。だが、その前にフューリーはワイルダーとの第3戦に勝利しなくてはならない。

「俺はいまダニエル・キナハン(プロモーター)との電話を切ったところだ。ダンはイギリスのボクシング史上最大の試合が決定したことを教えてくれたよ。本当によくやったぜ、ダン。来年、タイソン・フューリー対アンソニー・ジョシュアの2試合契約にこぎつけたのだから」

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「1つだけ問題が残っている。俺は次の試合でデオンテイ・ワイルダーの顔面を粉砕しなくてはいけない。来年のジョシュア戦はその後だ」

「いよいよだ。“ジプシーキング”(フューリーの通称)”と”AJ” (ジョシュアの通称)の対戦は来年だけど、その前に“ブロンズボンバー”やら“ノックアウトキング“(ともにワイルダーの通称)とか言うハードルが道を阻んでいる。俺はまずその試合で奴を打ちのめす。そして次の戦いに進むのさ」

フューリーがこれらのコメントを発表する前に、ジョシュアのプロモーターである(マッチルームの)エディ・ハーン氏は2人が金銭面で合意したと述べている。

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「話は大分進んでいる。だがまだ多くのことが決まっていない。場所と日程だ」とハーン氏は『スカイ・スポーツ』に言った。

「(フューリーはWBC世界ヘビー級暫定王者の)ディリアン・ホワイトとの指定試合をまずやらないといけない。ジョシュア対フューリーはその後になるだろうが、とりあえずは(ジョシュアとフューリーが)金銭面での条件で合意したということだよ」

「私たちはMTK(フューリーのマネージメント・チーム)と話し合いを続けてきた。ジョシュア側が契約の大枠について合意していることを伝え、そしてフューリー側からも同様の回答を得た。話し合いは順調だ。基本的には双方とも対戦に合意したと言ってよいだろう。2試合だ」

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「まだ解決しなくてはいけないことは数多くあるが、私たちは概ね正しい方向に向かっている。何より、双方ともこの対戦を実現することを望んでいるからね。もっとも難しいのは金銭面だ。この点は双方とも満足できる額に合意できたと信じているよ」

「まだ正式な契約を結んだわけではない。決めなくてはいけないことが残っているからね。2021年に2人が戦うことができる会場を探しているところだ。契約の大枠はすでにできていて、それは双方とも合意している」

対するジョシュアはクブラト・プレフとの対戦を10月か11月に控えているが、現在は練習中に故障した膝の治療中だ。先週ワトフォードで行われた人種差別抗議大会(Black Lives Matter)に出席した際も、松葉杖をついて現れ、左ひざにサポーターを着けていた。

(翻訳:角谷剛)

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