世界ヘビー級王者アンソニー・ジョシュアが「デオンテイ・ワイルダー、タイソン・フューリーとの対戦が2020年には実現されるべきだ」と、4大メジャー団体すべてのベルト奪取への意欲を口にした。
ジョシュアは先週サウジアラビアで行われたアンディ・ルイスJrとの再戦に勝利し、6か月前にマジソン・スクウェア・ガーデンで奪われたIBF, WBA, WBOのベルトを取り返した。
唯一ジョシュアが手にできていないWBCのベルトは2015年以来ワイルダーが守っている。ワイルダーは来年2月22日にフューリーとの再戦が予定しており、ジョシュアはその試合の勝者とヘビー級王座統一戦を希望している。
「これは『ロード・オブ・ザ・リング』みたいなものだよ。最後に残された指輪だ。ぜひ実現させて、歴史を作ろうじゃないか」とジョシュアはBBCラジオ2に語った。「2020年には行われなくてはいけない。僕たちは同じ階級で、同じ時代に生きている。もし彼らが歴史を作りたいと思っているなら。特にワイルダーがね。彼が最後のベルトを持っているわけだから」
「僕らは既に世界チャンピオンに2回なることで歴史を作った。さらに2020年は新たな伝説を作れると思う」。
ジョシュアはその後自身のツイッターを更新し、「'undisputed'(絶対王者)をトレンドにしよう。それこそが僕が望んでいることだし、人々が望んでいることだ。僕はそうなりたい。すべてを手に入れたいんだ。一部分でいるよりね」とコメントした。
ルイスはジョシュアとの3戦目を希望すると発言しているが、ジョシュアに敗れた試合で見せた惨めなパフォーマンスではその可能性は低いと見られている。
それよりも、ジョシュアの次の相手はWBOの指名挑戦者であるオレクサンドル・ウシクか、同じくIBFのクブラト・プレフになる可能性が高い。特にウシクはクルーザー級で統一王者になった後に、今年になってからヘビー級に階級を上げてきた、注目度が高い挑戦者だ。
「もし彼らと戦わないと、僕はベルトを失うことになる。もちろんベルトは防衛するつもりだよ」とジョシュアは付け足した。