オスカー・デラホーヤの復帰戦候補に元UFC王者の名が挙がるも、UFCホワイト代表は交渉に応じず

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ボクシング界のレジェンドであるオスカー・デラホーヤの復帰戦の相手として、元UFCの2階級王者"GSP"ジョルジョ・サンピエールの名が挙がったが、UFC代表のダナ・ホワイト氏は、交渉に応じない状況にあるという。

デラホーヤが48歳で挑むボクシング復帰戦は、昨年のマイク・タイソンvsロイ・ジョーンズのエキシビションマッチや、YouTuberのジェイク・ポールと元UFC所属のベテランMMAファイターのベン・アスクレンの試合を手掛けた新興プロモーター『トリラー(Triller FightClub)』が計画している。UFCのホワイト代表は、ジェイク・ポールvsアスクレンの試合について批判的な反応を示していた。アスクレンに勝利したポールのUFC選手を食い物にするような奔放な言動に「あっちはサーカスだ」と酷評し、嫌悪感を隠さなかった。

サンピエールは2019年にMMAを引退して俳優業に進出しているものの、今もUFCと選手契約をしており、ホワイト代表が受け入れない限りデラホーヤ戦は実現しない現状がある。

米大手スポーツメディア『ESPN』によると、トリラー社のライアン・カバノー氏は、デラホーヤvsサンピエール戦について、実現の際はホワイト氏が指定する慈善団体に合計100万ドルを寄付することを提案。カバノー氏も自費で25万ドルを投じるとしていた。しかし、ジェイク・ポールの言動や、トリラー社による安易なボクシングvsMMAの構図に反発するホワイト代表はそれに応じていないようだ。

サンピエール自身はデラホーヤ戦を望んでおり、米映画サイト『シネマブレンド』のインタビューのなかで、ホワイト代表の考えに理解を示したものの、シュガー・レイ・レナードに次いで好きなボクサーであるデラホーヤと対戦は「楽しい試合になっただろうし、夢が叶うことになったかもしれないのに」と嘆息した。

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