いざジョシュア戦へ!J・パーカー勝利のカギはこれだ

Steven Muehlhausen

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3月31日にWBOヘビー級チャンピオンのジョセフ・パーカーは自身のキャリアの中で最大の試合を迎える。というのも対戦相手はIBO、IBF、WBAのヘビー級チャンピオンのアンソニー・ジョシュアだからだ。

パーカーが勝利すれば、それはすなわちWBCヘビー級チャンピオンのデオンテイ・ワイルダーとの対戦が将来的に組まれる事を意味する。そうなれば"この地球上で一番イカす男"言い換えれば世界最強のヘビー級チャンピオンがついに決まることになる。

ジョシュアを倒す事は容易ではないが、策がないワケではない。パーカーがニュージーランドにベルトを持ち帰る事も可能だ。以下がジョシュア攻略のカギとなる。

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継続的な圧力

ジョシュアの最大の弱点はスタミナだ。彼は一度も長期戦を経験していない。直近のカルロス・タカムとウラジミール・クリチコとの対戦では彼の体力は底を尽きかけた。それぞれ11ラウンドと10ラウンドで試合は決した。

ジョシュアが疲れ始めた時に、タカムとクリチコがすべきだった事はスピードと機敏さを上げる事だ。

パーカーはリングの内側でジョシュアの体を打ち続けるべきだ。もしステップバックするならジャブを繰り出して強いパンチを溜めるべきだ。パーカーは直近の3試合で12ラウンドを経験しているので、体力に関しては問題ない。トレーニングキャンプでも減量に力を入れていた。

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打ち合いに持ち込まない

激しい打ち合いに関しては、パーカーに分が無い。単純明快な事実だ。

クリチコの試合を考えてみよう。クリチコは強いパンチを何度も繰り出そうとした。第6ラウンドでのノックダウンは、ジョシュアが最強のパンチを有している事を証明した。

パーカーにそこまでの力はない。もしジョシュアから例のパンチをお見舞いされても、落ち着いて自分の戦略に徹するべきだ。もしそうしないならば、それは彼にとって破滅を意味する。

集中力

最大のカギは身体的な事よりも精神的な事にある。

というのもジョシュアはすでに大舞台を経験している。まぶしい照明が降り注ぐ、大勢の観客の前で闘ったのだ。

パーカーはこれを経験した事がない。大規模な賭博や圧倒的なメディア、大勢の観客を一度も経験していない。

26歳のパーカーは集中しなければならない。自分がこの大舞台にふさわしく、自力でチャンスを掴み、誰も彼からこのチャンスを奪えないという事を今一度思い出さなければならない。

集中すべき事は目の前にいるアンソニー・ジョシュアだけであり、その他の雑音を気に掛ける必要はない。リングに上がりベストを尽くす。それさえすれば、その他の事は自ずとついてくる。

原文:Joshua vs. Parker: Joseph Parker's keys to victory
翻訳:Tatsuya Sato

 

Steven Muehlhausen

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Steven Muehlhausen is a contributing writer for DAZN News. He writes features and news stories, and provides analysis relating to the world of boxing. Over the past five years, he has interviewed some of the biggest names in combat sports, including Conor McGregor, Daniel Cormier, Terence Crawford, Vasiliy Lomachenko and Bill Goldberg.