【リポート】韓国がFIBA W杯予選不出場により失格か?|FIBA W杯2023アジア地区予選

大西玲央 Reo Onishi

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FIBA W杯2023アジア地区予選

2月28日、FIBAバスケットボール ワールドカップ2023アジア地区予選がウィンドウ2の試合を終え、各グループの順位表が更新された。しかし、そのなかでグループAに本来参加している韓国代表の名前はなかった。FIBA公式サイトの順位表には「*Korea disqualified(韓国は失格)」と記載されている。

FIBA World Cup 2023 Asian Qualifiers Group A Standings
FIBA

韓国は代表選手が新型コロナウイルスに感染した影響で、フィリピンで開催されたグループAウィンドウ2の試合を辞退しており、FIBAはそれを受けて韓国以外の試合は予定通り開催される旨を発表していた。

FIBAでは、大会中に2試合を棄権した場合は失格になるルールがあるため、それが適用された可能性が高い。まだFIBAからの公式発表はないものの、アジア地区予選の公式サイト上では、順位表のみならず参加チームのリストからも韓国の名前が削除されている。

韓国のバスケットボール情報サイト『JUMPBALL』によると、KBA(韓国バスケットボール協会)はFIBA宛に、今回の棄権は不可抗力によるものであり、ウィンドウ2の試合の再スケジュールを嘆願する書類を送ったものの、却下されたとのことだ。

グループAのウィンドウ3は韓国で開催される予定だっただけに、今後の試合開催や韓国の出場可否も含めて、FIBAからの発表が待たれる。

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大西玲央 Reo Onishi

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アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。