バスケ男子決勝で対戦するアメリカ代表とフランス代表のスタッツを比較|パリ五輪2024

大西玲央 Reo Onishi

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現在開催中のパリオリンピック男子バスケットボール競技の決勝戦のカードが、5大会連続金メダルを目指すアメリカと開催国のフランスに決まった。

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アメリカは準決勝でセルビア相手に劇的な逆転勝利を収め、フランスはグループフェーズで敗れたドイツ相手に雪辱を果たし、それぞれが決勝進出を決めた。

ここでは両チームの主要スタッツを確認してみよう。

パリ五輪バスケ男子アメリカ代表のスタッツ

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アメリカはここまで5試合で平均106.8得点と、2位セルビアの94.6得点を12.2得点も上回る圧倒的な破壊力を見せている。NBAのそれぞれのチームでエースを務めるスター選手たちが集まっているだけに、6選手が平均二桁得点を記録するなど、まさにどこからでも特典ができるチームだ。

選手GMPFG%3P%FT%RA
レブロン・ジェームズ522.914.267.427.371.47.08.2
アンソニー・エドワーズ517.613.860.545.558.33.21.4
ケビン・デュラント520.513.657.961.192.93.02.0
ステフィン・カリー522.013.046.841.2100.03.62.0
ジョエル・エンビード418.213.058.354.557.14.01.3
デビン・ブッカー520.911.055.961.175.02.03.4

※ G=試合数、M=出場分、P=得点、R=リバウンド、A=アシスト

リバウンドではジェームズが平均7.0、アンソニー・デイビスが6.2、ジェイソン・テイタムが6.0、バム・アデバヨが4.2、エンビードが4.0をマーク。

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そしてアシストではジェームズが平均8.2、ドリュー・ホリデーが3.5、ブッカーが3.4と並ぶ。

なんとこの3部門においてジェームズが全てチーム最多を記録しているのだ。セルビアとの準決勝ではオリンピック史上4度目のトリプルダブルを記録するなど、文字通りチームをけん引している。

パリ五輪バスケ男子フランス代表のスタッツ

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フランスはチームとしての平均74.6得点は決して高いわけではない。むしろ12か国の中でも10位と、今大会では低い部類に位置する。強みはそのディフェンス力であり、平均76.6失点はドイツの71.4失点に次いで12か国中2位だ。

選手GMPFG%3P%FT%RA
ビクター・ウェンバンヤマ529.813.837.526.765.010.23.6
ガーション・ヤブセレ521.812.855.029.488.23.61.2
イザイア・コルディニエ520.110.654.350.0100.02.81.2
エバン・フォーニエ521.010.234.934.6100.01.42.2
ニコラ・バトゥーム531.38.241.230.485.73.42.4
マティアス・レソー514.27.663.20.060.93.41.4

※ G=試合数、M=出場分、P=得点、R=リバウンド、A=アシスト

リバウンドではウェンバンヤマが大会2位の10.2(1位はセルビアのニコラ・ヨキッチの10.4)に次いで、ルディ・ゴベアが4.2、ヤブセレが3.6、バトゥームが3.4を記録している。

プレイメイク面では、ウェンバンヤマが平均3.6アシスト、バトゥームが2.4、フォーニエとアンドリュー・アルビシーが2.2をマークしており、アメリカのジェームズ同様ウェンバンヤマが3部門でチーム最多となっている。

アメリカとフランスによる決勝戦は、パリのベルシー・アリーナにて日本時間8月11日午前4時30分から行われる。

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大西玲央 Reo Onishi

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アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。