NBAの2018-19シーズンが開幕して1週間が経ち、どのチームも2試合以上戦った。今シーズンの展望を発表するにあたって十分なデータが集まったと言えるだろう。
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ここまでの展開について、ファンたちの心の叫びを代弁してみた。
「レブロン・ジェームズが苦闘中! ロサンゼルス・レイカーズはプレーオフを逃す!」
チームの鍵を握る中心選手たちが相手チームとの乱闘で出場停止になった。レイカーズのルーク・ウォルトンHC(ヘッドコーチ)はファウルを取ってもらえない判定を批判している。ジェームズがフリースローを決めきれず勝利を逃した。
レイカーズは初勝利が遠く、ジェームズを擁するチームが開幕3戦を0勝3敗でスタートしたのは2004-05シーズン以来のことである。ジェームズは1試合平均の出場時間(39.7分)でリーグ1位になっているため、彼自身も大きな問題のひとつとなっている。
以上。今シーズンはスパっと諦めて、ジェームズは映画『スペースジャム2』の製作をすぐにはじめるべきだ。
でも落ち着いて……
昨シーズンのウェスタン・カンファレンスのプレーオフ争いを踏まえると(3位のポートランド・トレイルブレイザーズから9位のデンバー・ナゲッツまでたったの3ゲーム差)、出場停止処分はシーズン終盤に大きな痛手となる可能性がある。しかし、ジェームズの移籍初年度はいつも苦難を伴ったものになってきた。(NBAファイナルに進出した)2010年のヒートが9勝8敗でスタートしたことを思い出して、少し落ち着こう。
レイカーズはやるべきことが山積みだ。“LA-Bron」(ロサンゼルス・レブロン)”の時代はまだはじまったばかりだ。
とはいえ、正味な話、ジェームズは映画の製作がはじまる前に(チーム状態を上向かせる)シナリオを練り上げなければいけない。そのためにはプロットが鍵になる。
「ニコラ・ヨキッチがMVPを獲る!」
ナゲッツのスターは1試合平均26.3得点、10リバウンドに7.3アシストを記録しており、ほかの数字はさらに驚異的だ。
Fun with small sample sizes!
— Micah Adams (@MicahAdams13) 2018年10月23日
If the season ended today, Nikola Jokic would...
- Rank 1st in NBA history in PER
- Rank 1st in NBA history in Win Shares/48
- Rank 1st in NBA history in Box Plus-Minus
- Rank 1st in NBA history in ORtg
It's settled. pic.twitter.com/BYuNNCc1fy
もし今シーズンが今日で終われば、ヨキッチは
NBA歴代1位のPER (プレーヤー・エフィシエンシー・レーティング)
NBA歴代1位のWS (Win Sharesウィンシェアーズ)
NBA歴代1位のBOX Plus/Minus(ボックス プラス/マイナス)
NBA歴代1位のORtg (オフェンス・レーティング)
(すべてセイバーメトリクスの指標)
ホームでのゴールデンステイト・ウォリアーズ戦の勝利を含め、開幕3連勝しているナゲッツの勢いはまだまだ続くし止められない。“The Joker(ヨキッチの愛称)”に最敬礼!
その通り……!
ヨキッチは好調だ! 彼がナゲッツの全権を担っているし、苦手にしてきたディフェンス面でも大いに貢献している。ヨキッチがコートに立っている間のオフェンシブ・レーティング111.8とディフェンシブ・レーティング97.0はウェスタン・カンファレンスの4強の中でも際立っている。
もちろんヨキッチだけが現時点のMVP候補ではない。ステフィン・カリーは爆発的な力を見せているし、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトコクンポも毎晩のようにスコアシートを自分の名前で埋めてチームの記録を作っている。ほかのスターも出てくるだろうが、ヨキッチが輝きを失わずにナゲットが勝ち続けていけば、票が彼に集まっても不思議ではない。そんなシーズンを過ごせたら、映画『スペースジャム2』でもいい役をもらえることだろう。
(後編へ続く)
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