ネブラスカ大の富永啓生がNCAA1部転入後初となる二桁得点

YOKO B

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11月19日(日本時間20日)、NCAA(全米大学体育協会)ディビジョン1のバスケットボール男子、ネブラスカ大学に所属する富永啓生が、ネブラスカ州リンカーンのピナクル・バンク・アリーナにて行われたアイダホステイト大学戦にベンチから出場し、今季初の二桁得点(11得点)の活躍を見せた。試合は78-60でネブラスカ大が大勝し、今季公式戦2勝2敗とした。

富永は、ネブラスカ大1点ビハインドの前半6分過ぎ、ベンチから出場してまもなくジャンプショットを決めてチームの逆転に貢献。これは富永にとって11月9日(同10日)の公式戦初戦以来、3試合ぶりの得点だった。

前半残り12分には、左コーナーからの3ポイントショットをミスするも、オフェンシブリバウンドを取ったチームメイトからキックアウトパスを受け、今度は同じ位置からディフェンスをかわし、体勢を崩しながら見事にリバースレイアップを決めてみせた。

この富永の得点でネブラスカ大は21-14とリードを広げ、アイダホステイト大はたまらずタイムアウト。会場では富永のプレイに大歓声が上がった。

前半6分の出場で4得点をあげた富永は、後半にも会場を盛り上げる。

後半残り5分14秒、ここまでの公式戦3試合で8本中1本と思うように決められていなかった富永の真骨頂である3Pショットが成功する。さらに、ボールがネットを通ると同時にディフェンダーとぶつかり、フリースローも獲得。ディフェンダーと接触した富永がフロアに倒れ込んだときにはチームメイトが駆け寄り、待ちに待った3Pショットの成功に、富永本人もチームメイトも喜びを隠せない様子だった。

3Pショットにこだわらずに攻めたことについて、富永は試合後に「ここ2試合は『3Pショットを決めたい、決めたい』という気持ちが前に出すぎてしまった部分があったので、最初にドライブでアタックして中に行こうと思っていた」と語っている。

「それが2本続けて成功したのが良かった。そのあとの3Pショットはちょっと外しちゃったんですけど、そこはもう打ち続ける感じで自分なりにやっています」。

この日の富永は17分の出場で、3Pショット4本中1本成功を含むフィールドゴール7本中4本成功、FT3本中2本の11得点、1リバウンドを記録した。転入後、二桁得点をあげたのはこれが初となる。

次戦、ネブラスカ大は11月21日(同22日)にサザン大学とホームのピナクル・バンク・アリーナで対戦する。

写真提供:ネブラスカ大学
Photo courtesy of University of Nebraska

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YOKO B

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静岡県出身。大学卒業後渡米し、オクラホマ大学大学院修士課程修了。2014年よりオクラホマシティ在住。移住前にNBAのオクラホマシティ・サンダーのファンとなり、ブログで情報発信を始める。現在はフリーランスライターとして主にNBA Japan/The Sporting Newsに寄稿。サンダーを中心に取材するかたわら、英語発音コーチも務める。