バスケ男子日本代表がイラン代表に敗戦、馬場雄大は27得点|FIBA W杯2023アジア2次予選第4節

大西玲央 Reo Onishi

バスケ男子日本代表がイラン代表に敗戦、馬場雄大は27得点|FIBA W杯2023アジア2次予選第4節 image

8月26日、イランのアザディ・バスケットボールホール(テヘラン)でバスケットボール男子のFIBAワールドカップ2023アジア地区2次予選ウィンドウ4(第4節)、日本代表(FIBA世界ランキング38位)対イラン代表(同23位)の一戦が行われ、日本は68-79で敗れた。これで日本の同予選7試合の成績は2勝5敗、グループFの6チーム中5位となっている。

日本の先発メンバーには富樫勇樹(#2/千葉ジェッツ)、比江島慎(#6/宇都宮ブレックス)、馬場雄大(#18)、吉井裕鷹(#91/アルバルク東京)、井上宗一郎(#71/サンロッカーズ渋谷)が名を連ねた。

第1クォーターに15本中7本の3ポイントショットを決めて27-25とリードした日本だったが、続く第2Qでは3Pショットが11本中1本しか決まらず、わずか5得点に終わり、32-44と12点差をつけられてハーフタイムを迎えた。

後半は一時リードを広げられながらも、第4Qにトランジションからの攻めで反撃を見せる。しかし第2Qでの失速を埋め切るには至らず、11点差で敗れた。

日本は馬場がチーム最多の27得点に加えて5リバウンド、2アシスト、2スティール(6ターンオーバー)を記録したほか、比江島が11得点、井上が9得点をあげてチームを牽引した。だが、3Pがチーム全体で40本中11本成功(27.5%)にとどまり、得点を伸ばせなかった。

なお、日本バスケットボール協会はイランで行われたこの試合に、国際情勢を鑑みてアメリカ国籍を持つトム・ホーバス・ヘッドコーチ、コーリー・ゲインズ・アソシエイトヘッドコーチを派遣しなかった。そのため、佐々宜央アシスタントコーチが代行HCを務めた。

一方、ホームのイランは第2~3クォーターに主導権を握って同予選成績を5勝2敗とした。ベナム・ヤクチャリが試合最多の30得点をあげたほか、元NBA選手のセンター、ハメド・ハダディが13得点、10リバウンド、4アシスト、NBAドラフト指名選手のアルサラン・カゼミが12得点、17リバウンドをマークしている。

日本は次戦、30日(午後6時5分試合開始予定)に沖縄アリーナ(沖縄県沖縄市)にてカザフスタン代表と対戦する。

ボックススコア

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大西玲央 Reo Onishi

大西玲央 Reo Onishi Photo

アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。