アジアカップ・女子バスケ:日本代表がインド代表に90点差の大勝で白星発進

大西玲央 Reo Onishi

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9月27日、ヨルダンにてFIBA女子アジアカップ2021予選の日本対インドの一戦が行なわれ、日本が136-46で勝利し、恩塚亨ヘッドコーチの初陣を白星で飾った。

日本の先発メンバーには馬瓜ステファニー(#3/トヨタ自動車アンテロープス)、林咲希(#27/ENEOSサンフラワーズ)、宮崎早織(#32/ENEOSサンフラワーズ)、赤穂ひまわり(#88/デンソー・アイリス)、オコエ桃仁花(#99/富士通レッドウェーブ)が名を連ねた。

先制を許した日本だったが、オコエの2本連続3ポイントショットで立て直すと、チームとして第1クォーターだけで13本中8本の3Pを沈め、同クォーターを41-14と圧倒した。序盤からフルコートでプレッシャーを与え続け、相手のターンオーバーから19得点を生み出した。

第2クォーターに入ってもオフェンスの手を緩めることのなかった日本は、途中連続11得点を獲得し一気にリードを広げにかかった。前半を66-25の大量リードで終え、オコエは前半だけで7本中4本の3Pショットを決め、19得点を記録した。

後半に入っても試合の展開は変わらず、日本は最終的にチームとして3Pショットを47本中24本成功(51.06%)させ、90点差で大勝した。積極的なディフェンスでインドから33ターンオーバーを引き出し、そこから61得点を記録。フィールドゴール成功51本に対して45アシストと、とても効率の高いバスケットボールを展開した。

日本は宮下希保(#81/トヨタ自動車アンテロープス)が27得点、5リバウンド、5アシスト、2スティール、オコエが24得点、2スティール、根本葉瑠乃(#41/三菱電機コアラーズ)が17得点、宮崎が12アシストをマークした。

試合後、日本の恩塚HCは「今大会初めてのゲームだったのですが、私たちはU26というチームで若いチーム」と話した。

「この大会での経験もない選手たちで、初めは少し硬いところもあったのですが、キャプテンの林選手を中心にして、次第に日本らしいバスケットができたと思って満足しています」。

キャプテンの林は「40分間通して、ひとりひとりが今やるべきことを考えてやれていたのではないかと思っています。明日の試合につながる試合になったんじゃないかなと思います」と語った。

次戦、日本は28日16時(日本時間)からニュージーランドと対戦する。

ボックススコア


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大西玲央 Reo Onishi

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アメリカ・ニュージャージー州生まれ。国際基督教大学卒。NBA Japan / The Sporting Newsのシニアエディター。記事のライティング以外にもNBA解説、翻訳、通訳なども行なっている。訳書には『コービー・ブライアント 失う勇気』『レイ・アレン自伝』『デリック・ローズ自伝』「ケビン・ガーネット自伝』『ヤニス 無一文からNBAの頂点へ』。