【FIBA W杯アジア1次予選】日本は最終盤に2点差まで詰め寄るもフィリピンに惜敗

Tetsuya Ohashi

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2月25日にマニラ(フィリピン)のモール・オブ・アジア・アリーナで行なわれたFIBAバスケットボール・ワールドカップ2019アジア地区1次予選グループBのフィリピン対日本は、89-84でフィリピンが勝利した。11月のWindow1の試合でも日本に勝っているフィリピンはここまで同予選3勝1敗、日本は4連敗となった。

序盤は、これまで立ち上がりに難のあった日本がスパークした。田中大貴(#24)、篠山竜青(#7)、そして22日のチャイニーズ・タイペイ戦でベンチ出場ながらこの日先発に復帰した比江島慎(#6)が積極的にドライブを仕掛け、オフェンスのいいリズムを作り出す。波に乗った日本は、第1クォーター残り5分16秒には20-4と16点ものリードを奪った。

しかし、ここからフィリピンが本来の落ち着きを取り戻す。日本のオフェンスが停滞し始めた一方で、果敢なドライブ、リバウンドからのセカンドチャンスで得点を重ね、第1Q終了時には22-21と1点差まで追いついてみせた。

第2Qは開始直後からフィリピンのペースに。ペネトレイトからの合わせで得点を軽々と奪い、オフェンシブリバウンドも支配。守ってもプレッシャーを強めて日本のペースを乱した。リズムを崩された日本は個人技に頼らざるを得ない展開となり、残り6分44秒に辻直人(#3)がフリースローを決めるまで、約3分半にわたって無得点と停滞する。その後、比江島の攻守にわたる獅子奮迅の活躍で何とか食らいつき、41-46と5点ビハインドで前半を終えた。

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第3Qもフィリピンが元NBA選手のアンドレイ・ブラッチェ(#11)を基点にインサイドを制し、イージーショットを決め続ける。対する日本はせっかくノーマークを作り出してもシュートを落としてしまう場面が続き、課題のリバウンドでも相手に主導権を握られてしまった。終盤にはジェイソン・カストロ・ウィリアム(#7)の2連続3ポイントショットが飛び出し、72-61で最終クォーターへ。

第4Q終盤、日本はアイラ・ブラウン(#35)の3ポイント、田中のレイアップなどで驚異的な追い上げを見せ、残り31.5秒で84-86の2点差まで詰め寄った。しかし、カストロが冷静にフローターを決めて4点差とした一方で、その後日本はシュートを決められず、5点差で涙を呑んだ。

この試合、日本は39本ものフリースローを得たものの、そのうち15本を落としてしまった(成功率61.5%)。また、課題のリバウンドでも29-47、オフェンシブリバウンドは5-19とフィリピンに圧倒された。そのため、セカンドチャンスからの失点を喫する場面が目立った。

日本は比江島がチームトップの23得点、4リバウンド、2ブロックをマークしたほか、ブラウンが18得点、8リバウンド、3スティール、田中が12得点、2スティールを記録。9得点、4アシストの篠山はオンコート時の得失点差でゲーム最多の+22だった。フィリピンはブラッチェが18得点、16リバウンドとインサイドを支配した。

なお、同日行なわれたグループBのオーストラリア対チャイニーズ・タイペイ戦は、88-68でオーストラリアが勝利。この結果、現時点でのグループBの首位はオーストラリア(4勝0敗)、以下フィリピン(3勝1敗)、チャイニーズ・タイペイ、日本(ともに0勝4敗)となった。2次予選には上位3チームが進出できる。

1次予選Window3は6月29日と7月2日に実施される。日本は初戦(1次予選第5戦)にホーム(千葉ポートアリーナ/千葉)でオーストラリア、第2戦(同第6戦=1次予選最終戦)に敵地でチャイニーズ・タイペイと対戦。フィリピンは敵地でのチャイニーズ・タイペイ戦とホームでのオーストラリア戦を控えている。

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