FIBAアジアカップ2022 大会結果まとめ:優勝チーム・最終順位・MVP・バスケ男子日本代表試合結果ほか

及川卓磨 Takuma Oikawa

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2022年7月12~24日の13日間にわたってジャカルタ(インドネシア)で開催されたバスケットボール男子『FIBAアジアカップ2022』の大会結果をまとめる。優勝はオーストラリア、準優勝はレバノン、3位はニュージーランド。大会MVPにはレバノン代表のワエル・アラクジが選ばれた。

渡邊雄太、富樫勇樹、富永啓生、河村勇輝らが出場した日本代表は、準々決勝でオーストラリアに敗れて敗退した。

大会概要(開催地・日程)

  • 開催地:ジャカルタ(インドネシア)
  • 日程:2022年7月12日~24日(13日間)

最終順位

優勝(1位):オーストラリア
2位:レバノン
3位:ニュージーランド
準決勝敗退:ヨルダン
準々決勝敗退:イラン、中国、日本、韓国
準々決勝進出決定戦敗退:チャイニーズ・タイペイ(台湾)、インドネシア、フィリピン、シリア
グループフェーズ敗退:サウジアラビア、バーレーン、カザフスタン、インド

グループ成績と順位

グループA

1位 オーストラリア 3勝0敗/勝ち点6
2位 ヨルダン 2勝1敗/勝ち点5
3位 インドネシア 1勝2敗/勝ち点4
4位 サウジアラビア 0勝3敗/勝ち点3

グループB

1位 韓国 3勝0敗/勝ち点6
2位 中国 2勝1敗/勝ち点5
3位 チャイニーズ・タイペイ 1勝2敗/勝ち点4
4位 バーレーン 0勝3敗/勝ち点3

グループC
1位 イラン 3勝0敗/勝ち点6
2位 日本 2勝1敗/勝ち点5
3位 シリア 1勝2敗/勝ち点4
4位 カザフスタン 0勝3敗/勝ち点3

グループD

1位 レバノン 3勝0敗/勝ち点6
2位 ニュージーランド 2勝1敗/勝ち点5
3位 フィリピン 1勝2敗/勝ち点4
4位 インド 0勝3敗/勝ち点3

大会MVPとオールスターファイブ(ベスト5)

  • MVP - ワエル・アラクジ(Wael Arakji/レバノン)
  • ソン・メイカー(Thon Maker/オーストラリア)
  • ミッチ・マキャロン(Mitch McCarron/オーストラリア)
  • トイ・スミス・ミルナー(Tohi Smith-Milner/ニュージーランド)
  • 周琦(ジョウ・チー/Zhou Qi/中国)

日本代表出場選手

昨夏の東京オリンピック出場メンバーから渡邊雄太、富樫勇樹、張本天傑の3人が選出されたほか、先日開催されたFIBAワールドカップ2023アジア地区1次予選ウィンドウ3の出場選手である富永啓生、河村勇輝、テーブス海、西田優大、エヴァンス・ルークら9人で構成された計12人で今大会に臨んだ。ヘッドコーチはトム・ホーバス氏が務めた。

※日本代表の試合結果は下記「日本代表の試合日程(結果)と放送」の項目を参照。

日本代表ロスター詳細

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対戦・勝ち上がり方式

開催期間は7月12~24日の13日間。各4チームの4グループに分かれて総当りのグループフェーズを行い、グループ内の順位により決勝フェーズの組み合わせを決定する。グループ1位通過の場合は直接準々決勝へ、グループ2~3位の場合は準々決勝進出決定戦へ進む。以降は勝ち上がり方式で優勝争い及び3位決定戦を行う。グループ4位の場合はその場で敗退。

FIBAアジアカップの概要と歴史

1960年から始まった大会で、今回が第30回目となった。第2回大会(1963年)は第1回大会から3年後に開催され、その後2年に一度開催されていた。第28回大会(2015年)までは『FIBAアジア選手権』として開催されていたが、第29回大会(2017年)から現在の大会名称に変更され、開催間隔も4年に一度に改められた。

今大会は、本来2021年に開催される予定だったが、新型コロナウイルスの世界的流行の影響により延期され、5年ぶりの開催となった。

日本代表は、第19回大会(1997年)に2位になって以降は3位以上になったことがない。第3回大会(1965年)と第6回大会(1971年)に優勝して以来となる通算3度目(51年ぶり)の優勝を目指した。

放送と視聴方法(日本国内)

今アジアカップの日本代表戦は『フジテレビ ONE TWO NEXT(ワンツーネクスト)』『DAZN』『BSフジ』で放送された。いずれも日本語実況・解説付き。フジテレビ ONE TWO NEXTとDAZNは生放送及び録画放送、BSフジでは録画放送を実施した。

また、DAZNでは日本戦以外も多数放送され、日本代表敗退後の準決勝、3位決定戦、決勝もライブ配信された。

テレビ

  • フジテレビ ONE TWO NEXT(生放送及び録画放送)
  • BSフジ(日本代表戦当日深夜帯に録画放送)

インターネット

  • DAZN(ライブ配信及びオンデマンド配信)

日本代表の試合日程(結果)と放送

日付 試合開始時間 対戦カード 放送局
7月13日(水) 19:30 日本 100-68 カザフスタン フジNEXT/DAZN(録画:BSフジ)
7月15日(金) 19:30 シリア 56-117 日本 フジONE/DAZN(録画:BSフジ)
7月17日(日) 19:30 イラン 88-76 日本 フジNEXT/DAZN(録画:BSフジ)
7月19日(火) 22:00 準々決勝進出決定戦
日本 102-81 フィリピン
フジNEXT/DAZN(録画:BSフジ)
7月21日(木) 19:30 準々決勝
オーストラリア 99-85 日本
フジNEXT/DAZN(録画:BSフジ)

日本代表敗退後の試合日程と放送

日付 試合開始時間 対戦カード 放送局
7月23日(土) 19:30 準決勝
オーストラリア 85-76 ニュージーランド
DAZN(録画24日:フジNEXT)
7月23日(土) 22:00 準決勝
ヨルダン 85-86 レバノン
DAZN(録画24日:フジNEXT)
7月24日(日) 19:30 3位決定戦
ヨルダン 75-83 ニュージーランド
DAZN(録画25日:フジNEXT)
7月24日(日) 22:00 決勝
レバノン 73-75 オーストラリア
DAZN(録画25日:フジNEXT)

視聴方法及び無料で見る方法

フジテレビ ONE TWO NEXTは契約チャンネル数によって月額1100~1650円、DAZNは月額3000円の視聴契約が必要となる(金額はいずれも消費税込価格 ※情報は2022年7月25日時点)。今大会を放送した各放送局の中で無料放送を行なったのはBSフジのみ。

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及川卓磨 Takuma Oikawa

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スポーティングニュース日本版編集長。千葉県生まれ、茨城県育ち。2000年日本大学卒。大学在学時を含めて丸14年間バスケットボール専門誌の編集者として企画立案・取材・執筆・編集・誌面制作・マルチメディア運営等に携わる。2013年秋にNBA日本公式ウェブサイト『NBA Japan』編集長就任。サイトやNBA日本公式ソーシャルメディアの新規開設に携わると同時にメディア運営を主導。2022年4月より現職。主な競技経験はバスケットボール、野球、サッカー。