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6月11日、日本バスケットボール協会は15日と17日に行なわれる韓国代表との国際強化試合、及び29日と7月2日に行なわれるFIBAバスケットボールワールドカップ アジア地区1次予選に出場する男子日本代表候補を発表した。B.LEAGUE(Bリーグ)でチームを優勝へと導いてファイナルMVPに輝き、代表でもその活躍が期待される田中大貴(アルバルク東京)に、”新生”日本代表について聞いた。
Bリーグでの優勝が自信に
ーーエースとしてアルバルク東京を優勝へと導いた直後に、エース級の集まる代表というチームでプレイするわけですが、試合に挑むに当たってメンタリティの違いなどはあるのでしょうか?
田中: そこまで自分の中で何かを変えるというのは無いと思うのですが、やっぱり国を代表しているということもあって、責任感の部分ではいつも以上に身が引き締まります。そこの責任に関しては大きいものがあるなというのを、毎回代表の試合をやるたびに感じています。
ーー今回アルバルクで優勝したことによって、気持ちに変化はあったりしますか?
田中: 自信になったというのは正直なところありますね。
ーー所属チームと代表チームのプレイスタイルについてお聞かせください。A東京のルカ・パヴィチェヴィッチHCはピック&ロール(※攻撃の際、ボールマンのディフェンダー付近にもうひとりのオフェンス選手が壁となって守備とのズレを生み出すバスケットボールの基本戦術)主体で、ディフェンスではあまりヘルプに行かずダブルチーム(※2人がかりで1人のオフェンス選手を守ること)をあまりしないというイメージなのに対して、日本代表のフリオ・ラマスHCは全体的なモーションオフェンス(※ボールを持たない選手たちが動き回るのと同時にパスを多用して攻める動きのあるオフェンスのこと)というイメージがあります。
田中:まさにその通りです。ヘッドコーチが変わればシステムが違うのはもちろんあることです。ルカの場合はピック&ロールをメインにしっかりスペーシングを取るというオフェンスなんですけど、ラマスの場合はどんどんボールを動かしたり、どんどんアタックしたり、わりと柔軟なオフェンスです。選手がその場その場で判断することが多いオフェンスを展開していると思います。
でもやっぱりそのなかで、アルバルクでやっているように、自分のひとつの武器でもあるピック&ロールはこっちでも起こることです。そこでしっかりと良い判断をしたいなと思っています。また2人の新しい選手(八村塁とニック・ファジーカス)が入ってくることによってピック&ロールのオプションが凄く増えると思うので、彼らと上手く良いオフェンスを展開できればなと思っています。
ーーやはり田中選手的にピック&ロールは自分の武器だと感じているわけですね。
田中:そうですね。
ーー今挙がった新加入選手、特に八村塁選手とニック・ファジーカス選手を新しい選手としてどう評価していますか?
田中:自分が今さらあの2人の選手についていろいろ言わなくても、みなさんがご存知の通り、良いものを持っている選手だと思っています。リバウンドという課題がある今のこの現状に、あのサイズ(八村が203cm、ファジーカスが210cm)の2人が入ってくることは間違いなくプラスになると思うので、そこを自分はとても期待しています。
そしてどちらもオフェンス能力が高い選手です。ニック選手なんか外のシュートも上手いですからね。彼とのピック&ロールで良いシュートを打たせてあげたいなという気持ちもありますし、自分も良いアタックができるんじゃないかなと思っています。
ーー田中選手はけがの影響でまだ一緒に活動はできていないとのことですが、実際今の状態はいかがですか?
田中:良くなっていると思います。ただチームでの対人形式には参加できていないのが現状で、早くそこに戻るためにリハビリをやっている状況です。
リバウンドが変われば試合の流れも変わってくる
ーー韓国戦を含めて、残りの試合でどういうプレイをしたいか、特に意識していることなどがあれば教えてください。
田中:やっぱり2人が入ってくることによって、多少なりとも変わる部分が出てくると思います。彼らのためのセットプレイも増えるだろうし、彼らをインサイドの起点としたプレイも増えるだろうし、そういったところで彼らとコミュニケーションを取って、質の高いオフェンスをどれだけ展開できるかというのが、ひとつのポイントだと思います。
そのための良いテストになる試合が2試合あります。自分はけがの状況があるのでどうなるかわからないですが、そのなかでもお互い良い関係を早く築きたいなという気持ちがあります。
ーーこれから迎えるWindow 3を勝利するために必要だと感じていることは何ですか?
田中:今までやり続けていたハードなディフェンスをやり続けるのが大事だと思っています。そこにあの2人が加わったことで、リバウンド面も向上しなければいけない。個人的な意見ですが、この部分が変われば試合の流れも変わってくると思います。そこはひとつ大事にしていきたいなと考えています。
オフェンスに関して言えば、2人が入ってくることによって単純に今までの日本代表のチームよりもオプションが凄く増えると思うんですよ。彼らのところでも点数が取れます。今までよりも良いものにしていかなければならないと感じています。
ーーオプションが増えることで、田中選手自身もメリットを受けることになりそうですよね。楽しみにしています。
田中:そうですね、ありがとうございます。
文: 大西玲央
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