昨年11月30日と12月3日に行われたFIBAワールドカップ(W杯)アジア地区2次予選の2試合で、バスケットボール日本代表は2連勝を飾った。
相手が格下のカタールとカザフスタンだったとはいえ、八村塁と渡邊雄太が不在という中での勝利は、日本にとって大きな収穫だった。この2人がいない試合では、これまで全敗を喫していたからだ。
現在DAZNで配信中のドキュメンタリー番組『The Locker Room: バスケットボール日本代表』では、試合前の合宿からハーフタイムや試合後のロッカールームにまでカメラが潜入し、この2連勝の裏で起こっていたことを目撃できる。
FIBAワールドカップ(W杯)アジア予選最終ラウンドのイラン戦(21日)とカタール戦(24日)を前に、この番組を観ておくべき3つの理由を紹介しよう。
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正念場の日本代表に密着している
この番組の魅力の一つが、密着取材をしたタイミングにある。
先述したように、Akatsuki Fiveは八村と渡邊を欠いていた。中心選手二人の不在は、多くのファンに不安を抱かせたはずだ。
しかし、日本代表は苦境の中で勝利をつかみ取ってみせた。
番組内で田中大貴は「塁とか雄太がいないので、得点を取らなくてはいけない。そこを補うために自分や(馬場)雄大、(比江島)慎がもっと積極的にやらなくてはいけない」と話し、比江島は「塁と雄太がいないとなるとバスケットのスタイルもガラッと変わる。連係を高めておかなくてはいけないという思いがあった」と早めの帰国を選んだ理由を明かしている。
チームには、「彼ら抜きでもやれると証明してやろう」という雰囲気があった。そして、2連勝という最高の結果を残すに至った。
なぜ日本は連勝を飾ることができたのか。試合を通して彼らはどのように成長を遂げたのか。
勝敗がどちらに転ぶかわからない緊迫した状況の中でコートに立つ選手たちの表情、思い、そして決意を、画面を通じて知ることができるはずだ。
ラマスバスケを理解できる
日本代表のカギを握る人物といえば、フリオ・ラマスヘッドコーチ(HC)だ。
アルゼンチン人指揮官のバスケットボール論や戦術は普段の会見やインタビューからもうかがい知ることができる。しかし、実際の指導を映像で見られる機会は限られている。
番組では……
・ラマスバスケのキーワードとなる「ハードディフェンス」と「速攻」がどのようにチームに植え付けられているのか?
・攻撃の要となる馬場、比江島、田中の3選手には、どのような指示が与えられていたのか?
・試合中の采配には、どんな背景があったのか?
などが、合宿と試合に密着した映像とともに説明されている。実際の映像を見ることで、ラマスHCが目指すバスケットボールのエッセンスへの理解を深めることができるはずだ。
例えば、ラマスHCが自ら身体を動かして、選手たちに「ペイントタッチがすごく重要だ」と、ペネトレーションの重要性を教えるシーンがある。番組では、この作戦について図解と実際の映像を用いて説明されている。カタール戦でなぜ選手たちがゾーンディフェンスに苦しんだのか。その理由が、明確に描かれている。
選手たちの素顔が見られる
カメラはバスの中や食事の場にまで入り込み、コート上では見られない選手たちの表情を映し出している。
食事中や練習後に仲良く会話し、互いをからかい合う富樫勇樹と馬場、試合直前のロッカールームで音楽を聴きながら集中力を高める篠山竜青、ホテルで朝食を摂りながらラマスHCの指示を受けるニック・ファジーカスなど、貴重な映像が盛りだくさんだ。
これらの映像を見てから試合を観ると、より親近感を持って選手たちを応援できるだろう。
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W杯本戦に出場できるか否かが決まる来週の2連戦を前に『The Locker Room』で“予習”をしておけば、気持ちが高まり、応援にも熱がこもるはずだ。出場決定の歴史的瞬間の喜びも倍以上になるに違いない。
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※記事はIOC公式サイト『Olympic Channel』提供
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