金丸夢斗(関西大)のプロフィール|経歴・成績・ドラフトについて

林龍也 Tatsuya Hayashi

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金丸夢斗(関西大)は2024年のプロ野球ドラフト会議で上位指名候補として注目を浴びる大学生左腕だ。金丸の基本プロフィール、選手としての特徴やプレースタイル、主な戦績、経歴などについて紹介する。

金丸夢斗の基本プロフィール

  • 氏名(読み/ローマ字表記):金丸夢斗(かねまる ゆめと/Yumeto, Kanemaru)
  • 生年月日:2003年2月1日
  • 出身地:兵庫県
  • 身長・体重:177cm77kg
  • 投打:左投左打
  • 守備:投手
  • 所属チーム歴:広陵小(広陵少年野球) - 広陵中 - 神港橘高 - 関西大

金丸夢斗の2024年の活躍

2024年秋季リーグ戦の成績

10月14日(月):関西学院大・3回戦

南港中央野球場で行われた関西学院大・3回戦で同点の9回に3番手として登板。2回(31球)を投げて無安打無失点、2奪三振、1四球の内容だった。試合は5-5の引き分けで第4戦にもつれ込んだ。

10月12日(土):関西学院大・1回戦

南港中央野球場で行われた関西学院大・1回戦で、1点リードの8回に5番手として登板。2回(20球)を投げて1安打無失点、1四球の内容だった。チームは7-6で勝利した。

10月6日(日):京都大・2回戦

ほっともっとフィールド神戸で行われた京都大・2回戦で、3-0の8回に3番手として登板。2回(26球)を投げて1安打無失点、2奪三振の内容だった。チームは3-0で勝利し、勝ち点2とした。

10月5日(土):京都大・1回戦

ほっともっとフィールド神戸で行われた京都大・1回戦で、12-7の9回に5番手として登板。1回(20球)を投げて1安打無失点、1奪三振の内容だった。チームは12-7で勝利した。

9月23日(月):同志社大・2回戦

南港中央野球場で行われた同志社大・2回戦で、4-2の9回に3番手として登板。1回(13球)を投げて無安打無失点、3奪三振の内容だった。チームは4-2で勝利し、勝ち点1とした。

9月21日(土):同志社大・1回戦

南港中央野球場で行われた同志社大・1回戦で、1-0の延長10回に3番手として登板。1回(9球)を投げて1安打無失点、1奪三振の内容だった。チームは1-0で勝利した。

9月6日(月):立命館大・3回戦に登板

マイネットスタジアム皇子山で行われた立命館大との3回戦で、0-0の8回に3番手として登板。3回(52球)1安打無失点、5奪三振の内容だった。チームは延長11回に1点を失い、0-1でサヨナラ負けを喫した。

9月15日(日):立命館大・2回戦に登板

マイネットスタジアム皇子山で行われた立命館大との2回戦に、3番手として9回に登板。1回(14球)1安打無失点、2奪三振の内容で試合を締めた。チームは1-0で勝利した。

9月8日(日):近畿大・2回戦に登板

わかさスタジアム京都で行われた近畿大との2回戦に、3番手として9回に登板。4ヵ月ぶりの復帰登板で1回(25球)2安打無失点、2奪三振の成績だった。チームは4-2で勝利した。

侍ジャパン・大学代表

6月15日(土):侍ジャパン・大学代表候補を辞退

7月にチェコ、オランダで開催される「第43回プラハベースボールウィーク」と「第31回ハーレムベースボールウィーク」に出場する侍ジャパン・大学代表の選考合宿の参加選手に選ばれたが、コンディション不良のため辞退した。

2024年春季リーグ戦の成績

5月26日(日):全日程が終了、ベストナインに選出

関西学生野球連盟春季リーグ戦が終了。金丸は6試合(39回)を投げて1勝1敗、防御率0.00、52奪三振の成績で、ベストナイン(投手)に選出された。チームは4勝6敗1分の勝ち点2で5位だった。

5月11日(土):関西学院大(1回戦)に登板

甲子園球場で行われた関西学院大(1回戦)に先発し、4回(51球)を投げて1安打無失点、5奪三振、2四球の内容だった。チームは延長12回の末に0-1でサヨナラ負けを喫した。

5月7日(火):同志社大(3回戦)にリリーフ登板

ほっともっとフィールド神戸で行われた同志社大(3回戦)に6回からリリーフ登板。4回(41球)を投げて1安打無失点、8奪三振の好投を見せた。チームは2-1で勝利し、勝ち点2とした。

5月5日(日):同志社大(1回戦)で11回無失点の力投

ほっともっとフィールド神戸で行われた同志社大(1回戦)に「9番・投手」先発。11回(137球)を投げて4安打無失点、15奪三振の力投を見せた。しかし打線も相手投手陣から得点が奪えず、延長12回の末に0-0の引き分けとなった。

4月22日(月):立命館大戦(2回戦)にリリーフ登板

ほっともっとフィールド神戸で行われた立命館大2回戦で、1-0の7回から3番手として登板。3回(34球)を無安打無失点、3奪三振の好リリーフで、チームの連勝に貢献した。

4月20日(土):立命館大戦(1回戦)で、通算20勝を達成

ほっともっとフィールド神戸で行われた立命館大1回戦に先発し、9回(119球)3安打無失点、10奪三振の好投で完封勝利。打撃でも3打数1安打を記録した。チームは1-0で勝利。金丸はリーグ戦通算20勝を達成した。

4月6日(土):京都大戦(1回戦)で好投も敗戦

わかさスタジアム京都で行われた京都大戦に先発。8回(108球)4安打1失点(自責0)、11奪三振の快投も、味方打線の援護に恵まれず試合に敗れた。

侍ジャパン(トップチーム)として欧州代表戦に出場

3月7日:欧州代表戦に登板し2回無失点

京セラドーム大阪で行われた欧州代表との試合に先発し、2回無安打無失点、4奪三振の快投を披露。継投での完全試合達成に貢献した。

2月14日:侍ジャパントップチームのメンバーに選出

3月6日、7日に京セラドームで行われる欧州代表との強化試合に臨むメンバーに選出された。

選手としての特徴・プレースタイル

身長177cm体重77kgとバランスの取れた体格から、最速153キロのストレートを投げ込む左腕投手。スライダー、カーブ、チェンジアップ、スプリットなどの変化球を操り、三振の山を築く。

神港橘高では甲子園出場はなく全国的にも無名だったが、関西大1年秋のデビュー戦でいきなり151キロを計測し、プロ注目の存在となった。

大学3年時には野球日本代表・侍ジャパンのトップチームにも選出され、欧州代表を相手に快投を披露。2024年のドラフト1位候補として大きな注目を浴びている。

2024年のドラフト候補筆頭

今年の大学4年生は金丸をはじめ中村優斗(愛知工業大)、宗山塁(明治大)、西川史礁(青山学院大)の4人が侍ジャパン入りするなど、ドラフト上位候補として期待されている。中でも金丸は3年時で「2023年ドラフトでも上位候補」と言われるほどの活躍を見せていた。

金丸の所属する関西大からは野球界へ多くの人材を輩出しており、現役のプロ野球選手では野口智哉(2021年2位/オリックス)や三菱重工Westを経てプロ入りした森翔平(2021年2位/広島)がいる。

金丸がドラフト1位指名を受ければ、同大からは2005年大学生・社会人ドラフト希望枠で阪神に入団した岩田稔以来となる。

金丸夢斗のこれまでの経歴

神戸市立広陵小1年時から野球を始めた金丸は、広陵中では軟式野球部でプレーした。

春9回・夏8回の甲子園出場を誇る神港橘高では、1年秋からベンチ入り。2年夏には4試合中3試合でリリーフ登板し、兵庫大会4回戦進出に貢献した。2年秋からエースとなったが、3年夏は新型コロナウイルスの影響で中止。独自大会では自身最高のベスト8に進出した(大会はベスト8で打ち切り)。

関西学生野球連盟の関西大に進学すると、1年秋にリーグ戦デビュー。初登板でいきなり151キロを計測したことで注目を集めた。2年春には9試合に登板して防御率0.33をマークし、最優秀防御率のタイトルを獲得。同秋から先発としてチームの優勝に貢献し、MVP、ベストナインを受賞。明治神宮野球大会では2回戦に進出した。

3年春からはエース格としてリーグ戦に登板。秋には6試合で6勝0敗、防御率0.35という圧倒的な成績を残し、MVP、ベストナイン、最優秀投手とタイトルを総なめ。チームを優勝に導いた。

3年の3月には野球日本代表・侍ジャパンのトップチームに選出され、カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024の2戦目に登板。2回を無安打無失点、4奪三振に抑え、継投での完全試合演出に貢献した。

大学3年までの通算成績は33試合(185.2回)登板、19勝2敗、防御率1.07、242奪三振。

金丸夢斗の主な戦績・個人成績・受賞歴

高校1年(2018年)

  • 春季兵庫大会:地区大会敗退
  • 夏の兵庫大会:3回戦
  • 秋季兵庫大会:地区大会敗退

高校2年(2019年)

  • 春季兵庫大会:地区大会敗退
  • 夏の兵庫大会:4回戦
  • 秋季兵庫大会:地区大会敗退

高校3年(2020年)

  • 春季兵庫大会:中止
  • 夏の兵庫大会(独自大会):ベスト8(ベスト8で大会打ち切り)

大学1年(2021年)

  • 春季リーグ戦:5位(登板なし)
  • 秋季リーグ戦:優勝(4試合14回、1勝1敗、防御率1.93、21奪三振)

大学2年(2022年)

  • 春季リーグ戦:3位(9試合27回、3勝1敗、防御率0.33、39奪三振/最優秀防御率)
  • 秋季リーグ戦:優勝(8試合54回、6勝0敗、防御率1.33、46奪三振/MVP、ベストナイン)
  • 明治神宮野球大会:2回戦(2試合7.2回、1勝0敗、防御率0.00、8奪三振)

大学3年(2023年)

  • 春季リーグ戦:2位(6試合39.2回、3勝0敗、防御率1.82、62奪三振)
  • 秋季リーグ戦:優勝(6試合51回、6勝0敗、防御率0.35、74奪三振/MVP、ベストナイン、最優秀投手)
  • カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本 vs 欧州代表(侍ジャパン):1試合2回、1勝0敗、防御率0.00、4奪三振)

大学4年(2024年)

  • 春季リーグ戦:5位(6試合39回、1勝1敗、防御率0.00、52奪三振/ベストナイン)
  • 秋季リーグ戦:

太字は全国大会・代表

林龍也 Tatsuya Hayashi

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神奈川県出身。中学時代は野球部で選手、高校、大学、社会人クラブチームではマネージャーとして野球に携わる。市役所勤務を経て高校野球専門メディアで企画・編集・執筆・翻訳などを担当。フリーライターとして独立し、『スポーティングニュース』『オリンピックチャンネル』『SPAIA』『高校野球ドットコム』などの媒体にコラムやレポート、SEO記事などを寄稿。オフには草野球を楽しんでいる。