春16回、夏22回の甲子園出場を誇る星稜高。松井秀喜氏や奥川恭伸など同校出身のプロ野球選手や、2024年度のチームの注目選手、戦績などについて紹介する。
■星稜高出身のプロ野球選手一覧
※NPBのみ
※ドラフト制(1965年)以降
選手名 | 卒業年度 | 球団 | プロ入り年・順位(経歴) |
---|---|---|---|
小松辰雄 | 1977 | 中日 | 1977年2位 |
北安博 | 1979 | 大洋 | 1979年4位 |
若狭徹 | 1980 | 中日 | 1980年ドラフト外 |
音重鎮 | 1981 | 中日 | 1987年5位(名古屋商科大、新日本製鉄名古屋) |
湯上谷竑志 | 1984 | 南海 | 1984年2位 |
鈴木望 | 1985 | 巨人 | 1989年5位(駒澤大) |
村田勝喜 | 1987 | 南海 | 1987年6位 |
村松有人 | 1990 | ダイエー | 1990年6位 |
松井秀喜 | 1992 | 巨人 | 1992年1位 |
山本省吾 | 1996 | 近鉄 | 2000年1位(逆指名/慶應義塾大) |
辻武史 | 1997 | ダイエー | 1997年5位 |
北野良栄 | 2001 | ダイエー | 2001年5巡目 |
高木京介 | 2007 | 巨人 | 2011年4位(國學院大) |
島内宏明 | 2007 | 楽天 | 2011年6位(明治大) |
西川健太郎 | 2011 | 中日 | 2011年2位 |
岩下大輝 | 2014 | ロッテ | 2014年3位 |
森山恵佑 | 2012 | 日本ハム | 2016年4位(専修大) |
北村拓己 | 2013 | 巨人 | 2017年4位(亜細亜大) |
奥川恭伸 | 2019 | ヤクルト | 2019年1位 |
山瀬慎之助 | 2019 | 巨人 | 2019年5位 |
内山壮真 | 2020 | ヤクルト | 2020年3位 |
武内涼太 | 2023 | ロッテ | 2023年育成1位 |
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■2024年度星稜高の注目選手
昨秋明治神宮大会を制し、春のセンバツでもベスト4に進出。今年の夏の甲子園では優勝の期待がかかる星稜高。ここでは佐宗翼、芦硲晃太、能美誠也をピックアップ。
佐宗翼(さそう・つばさ)
最速143キロを誇る左腕投手。1年夏から甲子園のマウンドを経験。2年夏の石川大会では5試合中4試合に登板し、優勝に貢献。同夏の甲子園でもリリーフで4.2回を無失点に抑える好投を見せた。
秋からはエースの座を掴み、32年ぶりとなる明治神宮大会優勝、春のセンバツでも過去最高のベスト4進出へと導いた。星稜中3年時にも春、夏の全国大会を制するなど、全国舞台での経験が豊富な絶対エースだ。
芦硲晃太(あしさこ・こうた)
抜群のキャプテンシーを発揮してチームを牽引する主将。打者としても主に3番を任され、明治神宮大会の準決勝では本塁打を含む6打点を挙げる活躍を見せた。長打力と機動力を併せ持つ好打者。
父の太輔さんは天理高で春のセンバツ優勝を経験している。
能美誠也(のみ・せいや)
1年生だった昨秋、捕手のレギュラーを掴むと、公式戦12試合で打率.355(31打数11安打)、1本塁打、12打点をマークし、明治神宮大会優勝に大きく貢献。新チーム当初は9番だったが、北信越大会からは6番を任されるようになった。2年生ながら、早くもプロの注目を浴びる存在だ。
■星稜高を指導する山下智将監督
山下智将(やました・ともまさ)
1981年8月17日生まれ。前監督である山下智茂氏の長男。星稜高では父・智茂氏とともに2年夏の甲子園に出場。3年時には主将を務めた。
専修大では準硬式野球部でプレーし、国士舘大学大学院在籍中に専大付高のコーチを務め、2011年から母校に戻り、副部長、部長を歴任。2023年4月から監督に就任し、2季連続で甲子園出場を果たしている。
部長、監督として奥川恭伸(ヤクルト)、山瀬慎之助(巨人)、内山壮真(ヤクルト)、武内涼太(ロッテ)らを育てた。
■2024年度星稜高の公式戦成績(23年秋~)
2023年
秋季石川大会:優勝
- 2回戦:金沢龍谷高(6-2)
- 3回戦:大聖寺実高(12-0)
- 準々決勝:金沢高(8-1)
- 準決勝:金沢学院大付高(5-3)
- 決勝:日本航空石川高(6-5)
秋季北信越大会:優勝
- 1回戦:松商学園高(9-3)
- 準々決勝:敦賀高(10-0)
- 準決勝:北陸高(6-1)
- 決勝:敦賀気比高(1-0)
明治神宮大会:優勝
- 1回戦:広陵高(7-6)
- 準々決勝:青森山田高(3-2)
- 準決勝:豊川高(15-3)
- 決勝:作新学院高(3-1)
2024年
春のセンバツ:ベスト4
- 1回戦:田辺高(4-2)
- 2回戦:八戸学院光星高(3-2)
- 準々決勝:阿南光高(5-0)
- 準決勝:健大高崎高(4-5)
春季石川大会:優勝
- 2回戦:門前高(4-2)
- 3回戦:小松明峰高(7-0))
- 準々決勝:小松商高(8-5)
- 準決勝:小松大谷高(2-1)
- 決勝:日本航空石川高(3-0)
春季北信越大会:ベスト4
- 1回戦:富山商高(4-1)
- 準決勝:東京都市大塩尻高(7-9)
夏の石川大会:準優勝
- 2回戦:津幡(8-1)
- 3回戦:大聖寺実(12-1)
- 準々決勝:遊学館(6-5)
- 準決勝:金沢学院大付(6-0)
- 決勝:小松大谷(0-5)